話題の定番クレープクッキーのアイス化製品『ルマンドアイス』がついに全国発売に!本家ルマンドと食べ比べレポート
幾層にも重なったクレープ生地がココアクリームに包まれて、複雑なバリサク感を生み出して人気のお菓子「ルマンド」。1974年の誕生以来、コーヒー・紅茶のお供として君臨してきたルマンドがアイス化というニュースが流れたのは2016年夏のことだった。そんな『ルマンドアイス』がついに全国発売。記念に本家ルマンドと食べ比べてみよう!
待たされすぎて焦れていた関東1都6県の皆さん、お待たせしました!
とても美味しいと評判を呼んでいながら、2016年夏に販売開始したのは、新潟県および北陸3県(富山県、石川県、福井県)、その後、甲信地域、九州地域、東海地域、東北地域、北海道、中四国および関西地域へと順次販売エリアを拡大してきたのはいいが、関東住まいの人間にとっては、まさに焦らしに焦らされた感じ。
そしてついに2018年2月12日に関東地域1都6県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県)で販売開始となり、全国発売となった。待ちに待って待ちくたびれたので、少し意地悪な視点になってしまうかもしれないが、ブルボンの『ルマンドアイス』(150ml・店頭予想価格 税抜225円・2018年2月12日発売)を食べてみた。
パッケージにしっかりその構造はイラスト図解されている。要はチョコレートモナカアイスの中にルマンドを埋め込んでしまった形である。何だよ、全体がルマンドってわけじゃないんだなと強がってみる。
なのでよく冷やした『ルマンドアイス』のパッケージを開けると、何の変哲も無いモナカアイスが出てくる。一応4つ割になっていて、その一つ一つにルマンドが入っているという寸法だ。溝に沿わずに違う割り方をしてみたくなるけれど、大人げないのでしない。
溝に沿って割るとまだルマンドは見えない。そしておもむろにかじると、中からあの、周囲に撒き散らしがちなバリサクの感触が歯に伝わってきた。そしてやっぱり多少こぼれた。なるほど、アイスと溶け合うわけではなく、完全に独立したルマンドとして、アイスの中に保存されていた感じだ。南極の氷の中の古代生物のように。
そもそものルマンドと食べ比べてみたが、かなりきっちり保存されていてびっくり。
ただチョコモナカを食べると、中のルマンド・クラッシュが広がりココアクリームとチョコの連合軍が、モナカとクッキーの連合軍とがっつり交わる。その戦いはかなり派手。口の中でルマンドになったり、アイスになったり。不思議だけど楽しいことは認めたい。悔しいけれど、バリサクがアイスと溶け合うと非常に美味しい。モナカ自体も近年ハードなガリガリ系にシフトしている中で、昔ながらの柔らかいモナカというのもうれしい。
これでもうコーヒーと紅茶のお供にアイスかルマンドか選ばなくても良くなったという問題解決も提示している。ただ記者はこれを食べながら、この手法はいとも簡単に応用できる気がしてならなかった。
そう、ブルボンといえば他に、「ホワイトロリータ」や「バームロール」なども定番ではないか。同じ手法でどんどんモナカアイスの中に詰めて商品化してもらいたいと思ったのだが、どうだろう。
入手はもう全国どこでも!
photo by 尹 哲郎