全自動調理マシーン登場! ティファール『アクティフライ』は「揚げる」「炒める」「煮込み」を1台でこなす!
アクティフライはおやつも作れる!
最後に「炒める」モードでフレンチトーストも作ってみることにしよう。卵液に染み込ませたパンを並べて、開始ボタンを押す。回転パドルがまわるので、柔らかいパンだと崩れてしまうのが難点。これは他の食材にも言えることだが、煮込みモードなどで静かに煮込みたい場合は『アクティフライ』は不向きである。この点は注意したい。
作れる分量は2人前
『アクティフライ』の購入を考える時、この点もよく検討しておく必要がある。1度に調理出来る分量は多くて2人前。育ち盛りの子供がいたり、家族が多い家庭には不向きかもしれない。 一方でアクティフライ本体の大きさは、コンパクトと紹介されているが、やはり存在感はある。炊飯器やオーブンなどの置き場所と同じように 『アクティフライ』を置いておけるスペースが必要だ。こうして見ると『アクティフライ』がマッチするのは、スマートな暮らしを楽しむ都市生活者か、もしくは広めの家に暮らす子育て世帯と言えそうだ。
『アクティフライ』のクセを見抜くことが調理のポイント
前述の通り、熱風調理の為、「煮込み」調理にはやや不向きな点もあると感じた。食材に熱風が直接当たってしまうからだ。また全体的にレシピ通りの時間に設定すると、火加減が物足りない印象もある。『アクティフライ』での調理のクセに慣れることも必要だ。このあたり、自分の目指す調理方法がどこにあるかが選ぶポイントになってくるだろう。
昨今ではオイルスプレーもどこでも手に入るので、調理を少量の油で済ませたいことだけが目的であれば『アクティフライ』にこだわらなくても良いかもしれない。また「揚げ物」だけに特化して使いたいならば、フィリップス「ノンフライヤー」も購入候補に上がってくるはず。ノンフライヤーは「揚げ」専用品ならではのシンプルさで、パーツ数も少ない。
ティファール『アクティフライ』は、全自動の万能調理マシーンとして、何を任せてもそれなりに満足できるレベルに仕上げてくれるのは間違いない。火を使うスペースがない、もしくは火を使わない調理がしたい。フライパンで調理する時間で他の作業をしたい。1台の家電で色々な調理が出来るものが良い、などのニーズがあるかどうかが、購入のポイントとなってくるだろう。
レシピブックには31レシピが紹介されているが、全体的にはボリュームが少ない印象。もう少し調理に対するアイデアが欲しいところでもある。
販売価格は47,037円(税別)。2014年10月上旬より、全国の量販店、インターネット通販などで発売中。