スタンプ式トイレ洗浄剤『ブルーレットスタンピー』は、どこが進化した!? 花びら型がかわいい!
上部に水栓がある旧来のタンク型トイレが減少し、タンクレス・トイレが増えてきたところから急速に普及しているのがスタンプ型のトイレクリーナー。花フォルムのスタンプが楽しい小林製薬の『ブルーレットスタンピー』(28g・オープン価格 ・2015年4月16日発売)を紹介しよう。
便器の中にジェル状(グミ状?)のスタンプを押して、流すたびに洗浄していくタイプのトイレ洗浄剤。まだ使ったことのない方もぜひ今回の記事を参考にしてほしい。先行したのはジョンソンの「スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー」で、小林製薬は昨年「ブルーレットデコラル」で参戦。スクラビングバブルは透明ジェルだったが、「ブルーレットデコラル」は花びらの形とカラフルな色の付いたジェルというのが特徴だった。
今回の『ブルーレットスタンピー』は「デコラル」の進化形で、花びらフォルムはそのままに、本体をスクラビングバブルに近いポンプタイプに変更。より使いやすくするための工夫がなされた。
というのも以前の「デコラル」(写真左)はクマの形の容器をプッシュして花びらの形を作るというものだったが、正直なところ使い辛かった。便器内部にできるだけ顔を近づけて、さながら和菓子職人のように慎重に花びらを作らないといけないのもあまり気分の良いものではない。
作れる花びらのサイズ自体も大きく、進化した。
ポンプタイプなので、便器内に顔を突っ込む必要がないのがありがたい。ただ使い方は少々悩んでしまった。裏面の使用方法説明がけっこうわかりづらい。
まず穴にグリップの突起部分を合わせるというのがわかりづらい。切欠きのような穴なので、直感的に穴として捉えづらかった。ジェル容器側面にある穴だと勘違いして記者は一本無駄にしてしまった……。
そこさえクリアすれば、あとはグリップを回転させて新しいジェルの塊を押し出すと考えていけば簡単にできる。和菓子職人的な技術も大分必要なくなった。
ちなみに便器内に2つ使用するので、これ1本で2回使用できることとなる。約10日間で再スタンプ。その時まだ残っていた場合はブラシでこそげ落としてトイレ洗剤として使うことが出来る。
洗浄は界面活性剤が主成分なので、あくまで汚れ落とし。漂白剤が含まれているわけではないので、除菌効果はないことに注意したい。その分浄化槽に影響を与えないという利点もある。防汚効果はあるのでトイレ掃除の頻度は減らせるだろう。
香りはかなりキツめ。清潔なホワイティソープの香り、心なごむリラックスアロマの香り、心なごむグリーンフォレストの香りの3種類で、トイレの芳香剤が要らなくなるレベルの強い香りがする。
心なごむリラックスアロマの香りはピンク、心なごむグリーンフォレストの香りはグリーンのジェルがきれいで、グミ好きなら食べたくなるような色合いだが、水自体はどうやら着色しない模様なので、便による健康チェックにも支障はない。
はじめは便器の中に異物が付着している感じがしてドキリとするが、それに慣れれば見た目も楽しくて良い感じ。無機質な便器が華やかになる上に掃除の手間が減るとなれば、導入しない手はないだろう。立てて保管できるのも便利だ。詰替え用も有。