『電子パイポ』はモクモクと香りの水蒸気を吸って吐いて楽しむニコチンレスの新娯楽! 海外ではセレブ御用達!
電子タバコと言えばクラブ人御用達の怪しげな道具で高価というのが一般的なイメージだったが、「禁煙パイポ」のマルマンが安価で安全な『電子パイポ』(希望小売価格 税抜2800円・2015年4月下旬発売)を投入。電子”タバコ”というけれどもニコチン・タールは含まれないので、これは全く新しい、吸う娯楽である。
あの『禁煙パイポ』の最新版、煙モクモクが新しい!
パイポと言えばかつて禁煙補助グッズとして一大ブームを巻き起こしたのを中高年以上の人なら覚えているはず。1984年に発売され、ブームのきっかけとなったのは「私は(小指を立てて)”コレ”で会社を辞めました」のオチが話題を呼んだCMで、1985年の新語・流行語大賞を受賞するほど人気は高かった。
その「禁煙パイポ」自体は自力で本体に仕込まれたフレーバーを吸い込む仕様で、確かに口寂しさは解消できるものの煙は望むべくもなかった商品。それが電子化することによって、擬似的に煙を出せるようになったのが大きなポイントだ。
「電子タバコ」が持つグレーなイメージを払拭
そもそも電子タバコの代名詞といえば「VAPE(ベープ)」。蚊取りマットと同じ名称な所も怪しいのだが、アメリカではセレブ系ファッション・カルチャーの一環として楽しまれているもの。タバコと言っても吸い込むのは通常、香り付きの水蒸気。ミントを主体にフルーツなどのフレーバーなど種々存在する。
VAPEはデザイン性が高く、主にクラブシーンで使用される、いわばおしゃれグッズの一環として普及した。ただ安くても7000円以上と高価であることと、海外ではニコチン入りのリキッドを使用して吸い込んだり(日本では禁止されている)、また蒸気を発生するためにリキッドを加熱する際にタバコの10倍の有害物質ホルムアルデヒドが発生するなどの疑いで物議を醸し出した経緯があって、日本では爆発的なブームには至っていない。
その点この『電子パイポ』はフレーバーリキッドにホルムアルデヒド発生原因となるプロピレングリコールを使用していないところがポイント。せっかくニコチン・タールを含まないものなのに毒性があったら正直間抜けである。
『電子パイポ』はUSBで充電する
それでは実際に使用してみよう。
何とこの『電子パイポ』はUSB充電である。本体下部がバッテリーとなっており、そこに付属のUSBアダプタをねじ込み、USB端子をスマホなどで使用しているUSB電源アダプタに接続して充電する。
本体上部はアトマイザー部分になっており、ここに付属のフレーバーリキッドを慎重に垂らして充填。けっこうこぼさないように神経を使う作業。そしてバッテリーと合体させると完成だ。