『電子パイポ』はモクモクと香りの水蒸気を吸って吐いて楽しむニコチンレスの新娯楽! 海外ではセレブ御用達!
起動は本体電源ボタンの5連続押し(2秒以内)。使い終わったら同じ操作で電源を切る。そして吸う時にその電源ボタンを押したまま吸い込む。
ここからがマジック。熱され気化したメンソールの水蒸気を吸い込むことになるのだが、吐く時に結構豊かな煙(水蒸気)が出るのである。単純に楽しい。
モクモクの煙は、愛煙家にも嫌煙家にも楽しいはず
それなりに重みも感じる。カチッとスイッチを入れてシューシューと蒸気が生み出される音もするのが、おもちゃ的楽しさ。デザインはスタイリッシュとは言いがたいけれど、シンプルなのはいい。
愛煙家にとってはニコチンを含まない煙など意味は無いと思うかもしれないが、通常の「禁煙パイポ」に比べたら、格段の喫煙気分が味わえる。意外と煙の吐き出し感が喫煙の重要なポイントになっているということを思い知らされる。軽いメンソール煙草を好む人なら、充分切り替えられるのではないだろうか。
そうした禁煙補助道具としての役目は重要かもしれないが、記者が思ったのは水蒸気吸入という新しいお楽しみ。メンソールの香りがふんだんな蒸気となって口から出て行くのを見るのはとても楽しい体験。今のところは未成年が吸っても法的に問題はない。実際問題カラダに害がないこうした『電子パイポ』で満足する下地を作るためならば、未成年に奨励したっていいじゃないかと思うくらい(実際は禁止されそうな気がするが)。
この何とも言えない芳醇な煙(水蒸気)、タバコを吸う人も吸わない人もこれは一度試してもらいたい。もちろん副流煙も存在しない。香り自体も軽い芳香剤程度にしか匂わない。でもカフェの禁煙コーナーでモクモクしていると、紛らわしいからと禁止されるのだろうか…。
懸念はランニングコスト
唯一気になる問題はランニングコスト。
「電子パイポ専用 フレーバーリキッド【メンソール】」は約3000回の吸入で交換というのはわかるが、「アトマイザー」部分もまた2週間程度で交換の必要があるというのが意外。
もちろん一日一箱吸う人は1本につき10回吸うとしたら一日100吸入。リキッドだと30日以上持ってしまうことを考えると、2週に一遍の「アトマイザー」交換を考えてもはるかにお得になるから、スモーカーにとっては問題ないだろう。少なくともこれで禁煙できたら、健康面で計り知れない恩恵があることを考えれば、全然高くないはずだ。
【スペック】
「電子パイポ スターターセット」
本体/フレーバーリキッド/USB充電器/説明書・保証書
サイズ W54xD27xH183mm
カラー ダークグレイ、ワインレッド
交換用「アトマイザー」
希望小売価格 税抜680円
交換用「電子パイポ専用 フレーバーリキッド【メンソール】」
10ml(3000〜4000服ぶん)
希望小売価格 税抜918円