『つかめる水』夏休みの自由研究にピッタリな実験キットでつかめる水を作ってみた!

驚きの実験結果。確かにこれなら水がつかめる!

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2、3分ほど待つと、あら不思議! 水がゲル状となって手でつかむことが可能となる。

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ちなみに、持ってみた印象としては、水風船の皮が薄いものという感じ。中身がドリュドリュしていて、それを皮で覆うことで固形として成立しているようだ。その証拠に、薄皮に穴を開けてみると、中からドリュドリュが出てしまった。

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小冊子の応用編には、フィギュアなどを入れれば「つかめる水」の中に封じ込めることもできるとのこと。これは面白そうなので試してみることに。

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レンゲにフィギュアを置き、アルギン酸ナトリウム水溶液を入れて乳酸カルシウム水溶液に沈めてみた。

 

おうふ。これは少し大きさが合わず、いまいち上手に封じ込めることができない。分量などをしっかり考え、大きめに作らなければならないようだ。

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そこで底の深い小鉢で作ってみたところ、上手くできあがった。さながら、果実が中に入っているゼリーのような感じ。このほか、同梱されているスポイトを使えば、小粒を作ることもできるし、絵の具で着色すればカラフルな「つかめる水」も作れるのだ。

まとめ:食物由来の原料で安全に実験ができる夏休みの定番キット!

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『触れる図鑑コレクション つかめる水』は、アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムで作れる「つかめる水」キット。アルギン酸ナトリウムとは、昆布やワカメなど海藻類に含まれる天然の食物繊維であり、乳酸カルシウムはトウモロコシから採った糖を乳酸菌で発酵させ、カルシウムを加えたもの。つまり、どちらも食物由来の化合物ということで、万が一口に入れても無害で安全なものなのだ。

 

環境を破壊せずに捨てられる安全性の高さ

だから、自然に還しても環境を破壊することがないため、作った「つかめる水」は生ゴミとして廃棄可能であり、残ったアルギン酸ナトリウム水溶液は台所の排水口へ、カルシウム水は洗面所やトイレへ流して捨てるように小冊子で明記されている。ただし、アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを同時に排水口へ流すと、そこで固まってしまうおそれがあるため避けたほうがいいだろう。

 

この商品は子どもの夏休み向け自由研究キットとして定番となるだろう。ただし、当たり前だが作った「つかめる水」をそのまま提出することは不可能なので、ちゃんと研究ノートにイラスト付きでまとめるのが使い方として正しい。あるいは、この記事のように写真に収めて、制作までの過程をレポートするのも高評価をもらえるポイントかもしれないゾ!

 

入手は一部量販店にてすでに可能。またAmazonでの販売も予定している。

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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