【保存版】人気の抱っこひも『エルゴベビー』の選び方! 全種類をためして、おすすめランキングを発表!
前向き抱っこができるエルゴ、④スリーシックスティ(360)
前向き抱っこができるエルゴは、このスリーシックスティ(360)だけ。基本的にはその認識で間違いない。
だが、それ以外にもこのスリーシックスティ(360)だけの上質な装備が備わっていることを紹介したい。検証にはピュアブラックのスリーシックスティ(360)を使用した。
特徴的なのは、腰ベルトが面ファスナー、いわゆるマジックテープで留める仕組みになっていること。
バリバリ……という音にあまり高級なイメージを抱かない向きもあるだろうが、使ってみた記者の実感として「これが一番腰がラク」なのである。付け外しはもちろん、赤ちゃんが軽く感じた。
ダッドウェイ社も科学的な圧力測定検査を行ってみたところ、スリーシックスティ(360)の腰ベルトがいちばん荷重分散してラクちん、という結果が出たそうで、記者の実感と一致する。
ほか、面ファスナーの恩恵として、パパとママで『エルゴ』を共用する際毎回ストラップの長さを変更しなくて良いのも嬉しい。ただし注意したいのは、ママがニット地のカーディガンなどを着ている場合……マジックテープがくっついて、服をボロボロにしてしまう恐れがある。この点注意して使ってほしい。
スリーシックスティ(360)は赤ちゃんに最上級のクッションシートを備える
スリーシックスティ(360)は、赤ちゃんが座るシート部もひときわ上質に作られている。シートも首周りを支えるクッションも肉厚。
全体のシルエットは、ストンとした①オリジナルよりもグッと立体的で、赤ちゃんを包み込んでくれる形状。グッドデザイン賞を受賞したモデルでもある。
スリーピングフードも、ギュッと突っ込むだけの①オリジナルと違って、ジッパーで綺麗に収納できる。まさに上質・上品なエルゴなのだ。
では、実際にスリーシックスティ(360)を買うかどうか……
ただしこのスリーシックスティ(360)、お値段は23,500円~26,000円(税別)。オリジナルとの価格差6千円~9千円あり、それだけの価値を見出せるかどうかがポイントである。面ファスナーも好みが分かれるだろうし、インファント インサートも別途必要だ。
もちろん前提として、エルゴで前向き抱っこをしたいなら迷う必要はない。これしかないからである。そもそも前向き抱っこについては賛否が分かれるだろうから、保護者の方針と、なにより赤ちゃんが喜ぶかどうかが判断基準になるだろう。
参考までに、一般的な賛成派の意見としては、
- 大人と一緒の景色を見られる
- 幼い時から視覚を刺激して、好奇心が養われる
- かわいい我が子をみんなに見せたい
という感じ。
反対派の意見は
- 大人が転んだとき、顔から着地するから危ない
- 赤ちゃんの重心が大人から離れて重く感じるし、不安定
というところ。
結論 : 『エルゴベビー』買うならアダプト(ADAPT)!
というわけで、これから新生児用に購入するならアダプト(ADAPT)シリーズがおすすめなのである。インファント インサート別途不要という以外の付加価値、つまり腰パッドと肩のバッテン掛けはインパクトある改良だった。これが現段階でナンバーワンの『エルゴベビー』だ。
だが元祖エルゴ、オリジナル(Original)シリーズももちろん素晴らしい。なにより安価だし、細かい調整ナシでラフに使えるのが心地よい。赤ちゃんの首がすわってから使うことを想定しているなら、これで必要十分と言える。アダプト発売前なら、疑いなくこれが1位だった。
第3位スリーシックスティ(360)は、数千円の差など気にせず、とにかく赤ちゃんに上質なものを使いたいとお考えのファミリー用である。
2003年に誕生した『エルゴベビー』ブランドは今年で13年。基本の使い心地はそのままに、更なる改良にチャレンジそして成功したことに感服! 今回はコストパフォーマンスも含めて厳しくランク付けしたが、これから赤ちゃんをお迎えするご家庭にどの『エルゴ』も満足を届けてくれることを約束する。すべてのファミリーに幸あれ!
公式サイト:ダッドウェイオンラインショップ Ergobaby エルゴベビー