『トリカライヌードル 辛口鶏白湯味』酉年から戌年へ。もう少しだけ正月気分を延長したい人のために!
仕事や学校が始まった途端に、一気に正月気分も吹き飛んでしまったという人も多いはず。ただ鏡餅を鏡開として1月11日に食べることを考えれば、もう少し正月気分に浸っていてもいいはずだ。そんな時には酉年(トリ)から戌年(イヌ)へのダジャレネーミングの『トリカライヌードル 辛口鶏白湯味』だ。
ナメてかかるとびっくりする交感神経由来の汗が噴き出す本格的な辛さ。唐揚げ入りが楽しい!
エースコック『トリカライヌードル 辛口鶏白湯味』(75gうち麺60g・希望小売価格 税抜240円・2018年1月1日発売)は、名前にトリとイヌが入っているゲン担ぎ商品。もちろんチキンの味わいで、イヌでダシをとったわけではない。
そして縁起を担ぐタイプの麺というのは、アイデアが先行して味は二の次となりがちなのだが、これは恐らくネーミングは後付け。一般験担ぎ商品とは一味違う結構とんがった麺商品である。
使用しているのはノンフライ麺で、鶏白湯(パイタン)スープをベースにポークを合わせた白いスープの本格派。かやくは小型ながら鶏唐揚げが入っており、ねぎ、味付鶏肉そぼろ、唐辛子というラインナップ。唐辛子は立派な輪切りタイプで、辛さが苦手な人は恐れをなすかも。
蒸らし時間は4分。粉末スープとスパイスが後入れだ。
4分後にフタをめくると、チキンの良い香り。ノンフライ麺のお約束として、後入れスープを入れる前に麺をほぐすが、簡単にほぐれた。艶のあるストレート麺は透明感を感じて美味しそう。
しかし後入れ粉末スープ、後入れスパイスの小袋を投入するに従って、様相は変わってくる。何ともスパイシー。ガラムマサラ的なエスニックに近い強力なスパイス感がどーんと加わる。混ぜ合わせていると、輪切りの深紅の唐辛子が、普通の鶏白湯だと思うなよ、という目つきで睨みつけてくる。
それでは濃厚なとろみのあるテクスチャーのスープから一口。何と、かなり辛い。唐辛子特有の目の覚めるような辛さ。そこに色々なスパイス感が加わり、本格的に辛いメニューだということを知らされる。麺はソフトな食感で瑞々しく美味しいのだが、食べれば食べるほど辛さが加速してくる。
揚げ玉のような唐揚げもまた楽しい。
食べ終わる頃には、暑いのではなく、辛いものを食べたときに出る交感神経由来の汗が吹き出した。舌に痛いほどではないにせよ、かなりホットである。ああ、びっくりした。それでも全体的に美味しい麺製品であることは確か。美味しい、後から喉の奥から辛い! を繰り返しているうちに、あっという間に完食してしまった。
戌年どうこうは別にして、辛い麺好きなら一度は挑戦してみたい。入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアで可能だ。
photo by 尹 哲郎