もはやシェアして食べたくなる爆発大盛『一平ちゃん夜店の焼そば 2万店記念 特別版』はマヨビームもW!
セブンーイレブンが全国で2万店を達成したのを記念してリリースされたのが『一平ちゃん夜店の焼そば 2万店記念 特別版』。何がすごいって、その量。湯量も770ml使うし、麺量は「カップヌードル」(65g)換算で倍。しかもマヨビームも追加ビーム入りという念の入りようだ。お腹をすかして、食べてみよう。
お馴染みのすっぱ辛いマヨビームにおまけのマヨビームをダブルで投じると、濃厚極まる重量級こってり焼きそば決定版に
最近「もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら」(神田桂一、菊池良・著 宝島社)がベストセラーになり、改めてカップ焼きそばに注目が集まっている。そうしたパロディー作品ができるほど、カップラーメンとは違う楽しみが、そこにはあるからだろう。
一般的にカップ焼きそばは東の「ペヤング」、西の「U.F.O.」、北海道には「やきそば弁当」という勢力図を描いてきた。そこに1995年に参戦したのが「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズ。その勢いが爆発したのは、やはり広瀬すず出演CMでお馴染みのマヨビーム。細くきれいにかけられるマヨネーズパックで人気を博した。味的には必然的にお好み焼き系統になるため、これも西に分類される味。実際「U.F.O.」はいくつもマヨネーズが売りの商品を出しているが、「ペヤング」には存在しない。
そんな中、コンビニの代名詞・セブンーイレブンが全国で2万店を達成したのを記念してリリースされたのが明星食品の『一平ちゃん夜店の焼そば 2万店記念 特別版』(189gうち麺130g・希望小売価格 税抜200円・2018年3月6日発売)。1974年に午前7時から午後11時まで開店している便利な商店として1974年に東京・豊洲に誕生し、ついに2万店を突破。これは国内小売店としては史上初なのだとか。震災時などもコンビニはもはやインフラ扱い。日本になくてはならない文化である。
で、『一平ちゃん夜店の焼そば 2万店記念 特別版』はその感謝の気持ちを大盛りにしたようだ。麺量は「カップヌードル」の2倍、からしマヨネーズ2袋という強力ぶり。生半可な空腹では太刀打ちできない強力量と言えるだろう。もちろんカップ焼きそば界には「ペヤングソースやきそば超大盛」という2人前製品もあるので、それにはかなわないが、西の味わいの中ではおそらくトップ。
味付き油揚げ麺に甘辛ソース、マヨネーズを2回に分けてビームして、たっぷり2倍の味付豚肉とともに食べればポンポコリンになれる!
麺はお馴染みの味付きの黒みがかった油揚げ麺。確かに大量。そこに注ぎ込む熱湯は770mlなので、湯沸しはかなり多めにしなければならない。中の小袋は4つ、全部取り出して湯入れ3分。
湯切りが結構な重量感。くれぐれも勢い余って火傷しないように気をつけたい。記者は日頃からカップ焼きそばを作るとき、ソースが薄まらないように何度か振りながら湯切りをしっかりするのだが、今回はずっしり来る。
念のためソース投入前の麺を確認。薄味好みの人ならそのままでも食べられる微かな味が結構美味しい。ただその味わいを打ち消すように投入するのが、一平特有の濃厚甘辛ソースだ。東方面に住んでいる人にとっては、この時点でもかなりこってりと判断すると思う。お好み焼き方向に振れた甘辛ソースは、まさに西の美味しさ。
もちろん推奨されるのはマヨビーム。それもご丁寧に2袋。
ピロピロとかき混ぜながらビームしていると箸が重くなって来る。2袋使うともう指が疲れる。しかし体重を気にしている者にはなかなかに喧嘩を売っているような量具合。すごい。
食べてみると、もう広島風お好み焼きの境地。麺というより固体に近い圧を口のなかに広げてくれる。でも、美味しい。焼きそばというよりかなりお好み焼きだが、キャベツ、味付豚肉も2倍量入っているので、濃厚旨味が手を替え品を替え、ずしっと来る。
たらふく食べました、そんな言葉がぴったり来る『一平ちゃん夜店の焼そば 2万店記念 特別版』。小腹が空いた程度で手をつけるのはあまりにも危険だ。
セブンーイレブンにて全国発売。
photo by 尹 哲郎