美しいピラミッド型の結晶が舌で弾ける!英国王室御用達「塩の芸術品」『マルドン シーソルト』
英国全土の他、アメリカ、オーストラリア、ノルウェー、シンガポールや日本など 、世界60カ国以上へ輸出され、有名シェフたちに欠かせない調味料として高い評価を得ている美しい塩があるのをご存知だろうか。その名は『マルドン シーソルト』。英国王室御用達の称号を授かった、由緒正しい塩なのだ。
英国王室御用達の称号で注目を集めるエセックス地方伝統の自然海塩
食料品の輸入販売・卸を行う株式会社鈴商(東京都新宿区)が扱う英国ブランド『マルドン シーソルト』は、英国イングランド東部エセックス地方で、1882 年の創立以来130年以上、伝統的な平釜製法で塩作りを続けるマルドンクリスタルソルトカンパニーによって、少量生産・伝統製法を貫き生産されている自然海塩。2012年に女王エリザベス 2 世より英国王室御用達の称号を授かり、いま世界各国で注目を集めているのだ。
エセックス地方は、風が強く雨の少ない乾燥した気候のため、 海水の蒸発が促され塩分濃度の高い海水が得られる地域。そのため古くから塩作りが盛んで、中世には45以上の塩田があったといわれている。しかし、産業化が進むにつれ塩作りをするメーカーは徐々に減っていき、現在エセックス地方において伝統的製法を継承している製塩所は、なんとマルドンの Osborne(オスボーン)家のみとなってしまったのだ。
まろやかな塩味と、かすかに広がる甘味はまさに「塩の芸術品」
『マルドン シーソルト』をそのまま味わうと、まろやかな塩味の中に、かすかに広がる甘みと旨味が感じられる。岩塩のような苦みは少なく、マイルドですっきりとした後味が特徴だ。そして、なんといっても驚きなのは、「塩の芸術品」と呼ばれるその奇跡的な形だろう。
肉眼でも見えるピラミッド型の結晶は、自然のものとは思えないほどの美しさ。そしてこのピラミッド型の結晶が舌の上で崩れサクサクと弾ける食感こそが、多くのシェフや食通をうならせるのだ。
和・洋、肉・魚、あらゆるジャンルの素材を引き立てるシーソルト
『マルドン シーソルト』は、見た目の美しさはもちろんのこと、料理のジャンルを問わず、素材の美味しさを引き立てるのも、その特徴のひとつ。
洋食店では、無塩バターとあわせてパンが引き立つ自家製バターとして提供されたり、オリーブオイルと混ぜてドレッシングとして提供されたりと、無くてはならない存在として活躍しているのだが、いまや和食店でも引く手あまた。というのも、寿司や刺身の上に『マルドン シーソルト』を数粒のせると、味が引き締まり、素材の旨味が格段に上がるのだ。
天ぷらや焼肉に添えて塩で食べるシンプルな食べ方が食通の間で人気を集めていることもあり、近ごろでは高級和食・焼肉店での取り扱いも増加しているそう。まさに、食を目でも楽しむ和食文化とピッタリマッチしたというわけだ。
美しいピラミッド型の結晶を作り出す製法は、職人の技術力の結晶
多くの人々を魅了する『マルドン シーソルト』の伝統製法とは、いったいどんな製法なのだろうか。
まずは高濃度の海水をろ過し不純物を除去した後、平釜で15時間から16時間かけて、ゆっくりと煮詰めるところがこの伝統製法のポイントだ。水面に形成された小さな結晶が、徐々に大きくなってあの美しいピラミッド型の結晶として釜の底に沈殿するのだ。鍋の水の大部分が蒸発した後、職人が特別な熊手を使って繊細なピラミッド型の結晶を壊さないよう鍋の淵に慎重に集め、乾燥させればあの混じりけのない純白のシーソルトの完成だ。
すべて手作りによる製造工程は、最適な火加減の維持とタイミング、熊手を使った手作業による塩の掻き出し作業など、職人の高い技術力や経験が要求される。『マルドン シーソルト』の美しいピラミッド型の結晶は、まさに伝承してきた職人たちの技術力の結晶なのだ。そんな伝統ある塩を、英国王室同様、自宅の食卓で楽しめる時代に感謝したい気持ちになってくる。
『マルドン シーソルト』(125g)の小売価格は税別430円。購入は輸入食品取扱店・インターネット販売で。
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photo by 尹 哲郎