【チョコミント3種食べ比べ】『ブラックサンダープリティスタイルチョコミント』vs『Withチョコカントリーマアム(超チョコミント)』vs『チロルチョコ ミントビス』
アイスのフレーバーとしてだけでなく、お菓子ファンの間では夏の風物詩として欠かせない”チョコミント“味菓子。そこで今目立っている”チョコミント”味菓子3種『有楽 ブラックサンダープリティスタイルチョコミント』『Withチョコカントリーマアム(超チョコミント)MP』『チロルチョコ ミントビス』をガチで食べ比べてみた。
どれが一番チョコミントらしい美味しさを実現しているのか、チョコミント好きの記者が検証!
日本初上陸は1974年。「サーティーワンアイスクリーム(バスキン・ロビンス)」の1フレーバーとして登場したチョコミント。当時は歯磨き粉の味がすると拒絶反応を示す人も多かったが、記者はかなり早い時期にその期間を乗り越え、好物となったベテランのチョコミント好きである。しかし、アイスにしてもそれにインスパイアされた菓子にしても、結構危険水域の味わいを持つものが多く、当たり外れが多い味のベスト3に入ると思っている。そこで店頭で目立っていた3種のチョコミントが、どの程度美味しく仕上がっているかを順に検証して行く。
有楽製菓『有楽 ブラックサンダープリティスタイルチョコミント』
「ブラックサンダー」と言えば、女子中高生の安価なハイカロリー補給源としておなじみのチョコバーシリーズだが、この『有楽 ブラックサンダープリティスタイルチョコミント』がパッケージでプリティスタイルと名乗っているのは、バータイプではなく、ダイス上のフォルムをしているから。
香りはミント感が少なめ。そしてぽいっと一口で食べると、ザクザクの食感、濃いめのチョコ感で、これは美味しいブラックサンダーと…。あれ? ミント感は? チョコチャンク使用でザクザク感は上がっているが、ミント感は非常に微か。半分に割ってみたら確かにミントグリーンの粒が入っているのだが、ブラックサンダーならではの濃厚チョコ味が見事に覆ってしまって、ミント感が隠されてしまっているという結果に。
「ミント畑から、こんにちは!!」と書いてもあるが、むしろチョコ畑からこんにちは、ミントくんもついてきたよ、程度。チョコミント好きとしては物足りない。
不二家『Withチョコカントリーマアム(超チョコミント)MP』
丸みを帯びたコロコロタイプの『Withチョコカントリーマアム(超チョコミント)MP』。これはまず最初に歯磨き粉と揶揄されるようなミント感が先にスッと来る。そしてチョコクッキーがザクザクしながら、濃厚に後追いして来る。冷蔵庫で冷やして食べると、かなりチョコミント。どちらかというとチョコチップクッキーのミント味な気もするが、この攻めっぷりはお見事。
この美味しいと歯磨き粉のバランス感でギリギリ美味しい方に転ぶのがチョコミントの醍醐味だと思うので絶賛。
チロルチョコ『チロルチョコ ミントビス』
レジ横の罠としておなじみの、ついつい買っちゃうチロルからの『チロルチョコ ミントビス』。小さな袋から出て来る、いつもの意外と開けにくい個別パッケージ登場。青い個別包装には「ミントビス」とだけ書いてあって、チョコミントとはうたわないところがストイック。
ところがこれを食べてみると、2層構造になっており、中央に配置するビスケットを除くと、チョコとミントがほぼ等分(台形の分、下側のミントの方がむしろ多い)。これはとても美味しいチョコミント。わざわざチョコミントを選んだんだから、それなりにミント感を感じたい訳で、問答無用のスースー感も感じさせるこの味わいは感動。
『チロルチョコ ミントビス』→『Withチョコカントリーマアム(超チョコミント)MP』→『有楽 ブラックサンダープリティスタイルチョコミント』の順
結果として、チョコミント感が強い順は、『チロルチョコ ミントビス』→『Withチョコカントリーマアム(超チョコミント)MP』→『有楽 ブラックサンダープリティスタイルチョコミント』といったところ。
少し抵抗感があるけど、夏だからチョコミント味も食べたいなというライトユーザーなら、逆から攻めていけばだんだん慣らしながらレベルアップもできるということ。さあこの3種のチョコミント菓子で、暑い夏を乗り切る準備だ!
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photo by 尹 哲郎