本当に全く甘くないのか、『ウィルキンソン・ハード無糖グレープフルーツ』。散々騙されてきた甘くない缶チューハイ・アピール、今度こそ本物なのか!?
“全く甘くない”をキャッチフレーズに堂々と掲げた本格無糖缶チューハイシリーズの「ウィルキンソン・ハード」。ウィルキンソンなら、やってくれるはず。たとえフルーツフレーバーでも、無用な甘さは避けてくれるはず。そんな『ウィルキンソン・ハード無糖グレープフルーツ』を検証だ。
全く甘くないどころか、むしろ苦い、本当の意味での全然甘くないチューハイでガツンと飲める、しっかり酔った!
缶チューハイ系は、無糖と書いてあっても甘いことが大半。”甘くない”とうたっていても、飲むとフルーツの甘みが…、なんてことが多い。糖質ゼロでも人工甘味料で甘くするし…。
正直甘いお酒というものは糖分を含むので悪酔いの可能性が高いもの(糖質ゼロを除く)。昔からアルコール初心者が甘いカクテルをホイホイ飲んで、トイレから出てこなくなるのはあるあるだ。
実際問題、甘いお酒というのは、そんなに世間に必要とされているのか? とコーヒーもブラック無糖党の記者は思う。アルコール系はむしろキリッと甘くなくしておいてくれとしょっちゅう思う。
さて、それでは甘くないと噂のアサヒビール『ウィルキンソン・ハード無糖グレープフルーツ』(350ml缶・希望小売価格 税抜141円・2018年4月24日期間限定発売)を検証してみよう。
ちなみにこれは最近ブームとなっている高アルコールタイプ。調子に乗ってグイグイいくと結構泥酔してしまうので注意が必要なアルコール度数9%。ベースはジンで、グレープフルーツの果皮から香りのみを抽出するという徹底ぶり。
糖質はゼロだし、甘味料も入っていない。これで甘いはずがない。それでも疑ってしまうのは、これまで散々騙されることが多かったから。
プルタブを落とすと、清冽なグレープフルーツの香り。そう、苦みばしったタイプの。香りは確かに甘くない。それでは本編突入。ぐいっといく。ビリビリの炭酸感とアルコール感にグレープフルーツのフレーバーは感じるのだけど、確かに甘くない。やった。
これはうれしい。もう甘くないどころか、グレープフルーツピールの苦味とジンの酒感が加わり、かなり罪深いほどの酔っ払い味である。大人の男に似合う苦みばしった味わい。アルコール度数も強いので、クラっとくるけど、そこがいい。
これはいいと思っていたら、残念ながら期間限定。甘くない派の人、入手はお早めに。全国の酒販店、スーパー、コンビニエンスストアなどで購入可能だ。
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photo by 清水杏奈