スナック菓子を飲む時代!? 『ワンハンド スティックカラムーチョ ホットチリ味』『ワンハンド ポテチ 濃厚BBQ』は手を汚さない“ながら”の味方
湖池屋のカラムーチョでお馴染みのスティックタイプのポテチップスが形状を変えて新登場。ただし、変わったのは中身ではなくパッケージの形状だ。スティックタイプのポテチの食べ方が分からないという人の疑問に対して、湖池屋が1つの正解を提示した。それが『ワンハンド スティックカラムーチョ ホットチリ味』、『ワンハンド ポテチ 濃厚BBQ』だ。「ワンハンド」が意味する食べ方とは一体どういうことだろうか。
右手に「ワンハンド」、左手にビールの最強スタイルで最高の花金ができてしまう
1984年9月に初めて辛い味付けのポテトチップスとして登場したカラムーチョ。2014年には30周年を迎え来年には35周年となるが、今も変わらず辛いもの好きから圧倒的な支持を集め続けている。記者もお気に入りの商品だ。
しかしポテトチップスを食べる時に問題となるのが手が汚れること。ゲーム、スマホ、勉強などをしながら食べる人も多く、致命的な欠点とも言える。都度手を拭くのも面倒だし、手を汚さずに食べたい分だけ食べたいという声も大きいようだ。
この問題を解決するために、便利グッズ市場では既にポテトチップス専用のトングまで発売されて大ヒットしたものもある。スライスタイプのポテトチップスを1枚ずつ挟んで食べる方法だ。
だが、カラムーチョは細長いスティックタイプ。お箸や専用トングを使っても掴めるのはせいぜい2~3本。しかもスティックがあちこち向いているので食べづらい。そのため結局手で摘まんで食べる方法に落ち着いてしまうようだ。口いっぱいに頬張りたいという意見も多い。
また、こういったスティックタイプのポテチを手を汚さずに食べている人はどうやって食べているのかを調べてみると、お箸を使う、粉々にして袋から口へ直接食べる、手袋をするなど。こうしてみるとやはり根本的な解決はできていない。
この問題を解決するべく開発されたのが『ワンハンド スティックカラムーチョ ホットチリ味』、『ワンハンド ポテチ 濃厚BBQ』(各40g・参考価格 税抜100円前後・発売中)。既存商品のスリムタイプ(40g)と同容量だ。
カロリーは『ワンハンド スティックカラムーチョ ホットチリ味』が216kcal、『ワンハンド ポテチ 濃厚BBQ』が218kcal。
冒頭でも紹介した通り変わったのはパッケージの形状。ソースの小袋のようにまっすぐカットすると少量ずつ出せる方式となっている。上部にはOPENとEXITの見慣れない文字。
大きさは中身が入った状態で幅10cm×厚さ2cmほど。
パッケージ裏には食べ方の説明がイラスト付きで掲載。いつものクセで上や下を開けないように注意が必要。
では早速挑戦してみよう。まずは封を開けるところから。右側にOPENの切れ込みが入っているので手で開けられる。
スッと横にカットできた。お弁当についてくるソースの小袋ではなかなか綺麗に開けることができないのだが流石湖池屋だ。相当の工夫がされているように感じる。切り口がガタガタになっていないので清潔感があって嬉しい。
実はこの「ワンハンド」のパッケージは2017年12月にドン・キホーテと共同企画した「ONE HAND POTECHI」が参考になっている。こちらの商品ははさみなどを使って封を切る必要があったが、今回の新商品は道具を使わずに切ることができるのでとても便利になった。
開け口の直径は3cm弱。これなら横からこぼれる心配もなさそう。では、キーボードを打ちながら流し込み食べ。のどづまりに注意。
これは良い! 絶妙な本数が口の中に流れ込んでくる。しかも塊ではなくパラパラと落ちてくるので好きなタイミングで止められるから溢れることもない。開発においてこのバランスを試行錯誤して導き出したようだ。
この感覚、まさに飲むスナック菓子! 片手でヒョイヒョイ口の中に好きな量を入れられるのがこんなに便利だとは思わなかった。 ただ、袋に口をつけた方が食べやすいので抵抗がある人や知り合いの目が気になる人にはおすすめできない。
数えてみると軽く傾けて一度に10本程度が出てくる。なんとも素晴らしいバランス。長いスティックも短いスティックも一緒に出てくるので偏ることがないのもメリットだ。
『ワンハンド スティックカラムーチョ ホットチリ味』の味はカラムーチョは市販のものと変わらない。気になるのは『ワンハンド ポテチ 濃厚BBQ』。
同じ湖池屋の商品のBBQ味といえば「スコーン 和風バーベキュー」。こちらと比較すると『ワンハンド ポテチ 濃厚BBQ』はあっさりしている。あっさりしているのだが、タレの風味がよりリアルに感じるのでBBQを食べている気分に浸れる。深みがある、と言った方が正確かもしれない。
見た目はカラムーチョとあまり変わらない。「ワンハンド」で食べると中身を見ずに食べられるため、視覚での楽しみは減ってしまうのが残念。
このスタイルなら右手にビール、左手に「ワンハンド」で至福の時間を過ごせる。両手に飲み物とは乙なものだ。
「ワンハンド」はスナックライフを変える新しい軸。バリエーション展開にも期待
「PRIDE POTATO」や「スゴーン」など味で攻めて続けていた湖池屋が新しい軸として提案した「ワンハンド」シリーズ。現在はスティックタイプのみだが手を汚さずに食べられるのは多くの人の心を掴みそうだ。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎