さらに使いやすく、スタイリッシュになった実力派シャープ『モノグラフ グリップモデル』発売!

当サイトでもたびたび紹介しているトンボ鉛筆(東京・北区)の筆記具『モノグラフ』シリーズ。精密なペン先と振って芯出しできる充実したシャープ機能に加えて、くり出し式のMONO消しゴムを搭載した、勉強や試験に心強いシャープペンだ。この「書いて消す」という基本性能充実の『モノグラフ』にスペックアップモデルが登場したというので、さっそく手にとって試してみた。

左から、シャインピンク、ライトピンク、シャインターコイズ、ライトブルー、モノカラー。

シャインカラーの採用

『モノグラフ グリップモデル』の新しさの1つは、軸のカラーである。全部で5色のカラーラインナップだが、今回、シャインピンク(上記写真の一番左)とシャインターコイズ(上記写真の中央)という、2色のシャインカラーを採用した。キラキラと輝くシャインカラーは、人気を集めそうである。

ほかに、落ち着きのある光沢のライトピンクとライトブルー、青白黒のモノカラーがラインナップされている。

ラバーグリップの採用

実は記者にとっては、このラバーグリップの採用が一番嬉しいアップグレードポイントだ。以前、同社から『モノグラフマルチ』という、黒・赤ボールペンとシャープペンの多機能ペンが出たときに、グリップがやや滑ることが気がかりだった。
その願いが、今回のスペックアップした『モノグラフ グリップモデル』では実現された。長さは30mmほどで固くカチッとした使い心地のラバーグリップは、非常に使いやすい。

メタルクリップの採用

アップグレードポイントの3つ目は、クリップにメタル素材を使ったこと。シャインカラーにもマッチするメタルクリップはファッショナブルで丈夫。服や手帳などにクリップするだけでなく、このクリップ部は、振って芯を繰り出す「フレノック」のロック機能も備え、またクリップをノックすることで芯を出すこともできる作りになっている。

製図用ペン先はきちんと書く気にさせる!

『モノグラフ グリップモデル』のペン先は、直径1mm、長さ4mmのガイドパイプが付いたタイプ。いわゆる製図用シャープペンの標準的なスタイルで、ペン先が紙に接する部分が良く見えることで、このペン先は書く人に細かい文字を丁寧に書こうという気分にさせるのである。勉強のノートで細かい記入をしたり、手帳に書き込んだりするときに、このタイプのペン先は非常に使いやすい。ただ、落としたりすると、このガイドパイプが曲がったりすることもあるので気を付けたい。

シャープペンにちゃんと消せる消しゴムが付いている!

かつては、シャープペンに付属している消しゴムに性能を求めることは、誰しもが諦めていた気がする。それはあくまでも芯のフタとしての“おまけ”程度の認識だったからだ。しかも実際に消してみると、「消えない」し、すぐに「割れて、折れて」しまう。

また、トンボ鉛筆が2012年に行ったアンケート調査では、シャープペンに付いている消しゴムについて約半数の人が「容量が少ない」、「広い面が消しにくい」という不満を抱いていることもわかっている。

『モノグラフ』シリーズは、こうした消しゴムへの不満を一掃しているといっても過言ではないだろう。さすがに消しゴムのメジャーブランド「MONO」を持つメーカーである。シャープペン付属の消しゴムとしては、直径が5.3mm、長さが26mmと大きく、しかも新配合の合成ゴム製なのでゴシゴシと力を入れて消しても、消しゴムが割れたり折れたりしない。替え消しゴムが3本入り(税込108円)で用意されているのも嬉しい。

『モノグラフ グリップモデル』は、7月27日に発売されたばかりで、価格は税別450円(税込486円)となっている。スペックアップモデルといっても、この低価格。性能の高さと見比べると、このシャープペンのコスパは、学生にとっては特に大きな魅力ではないだろうか。

 

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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