風が吹いても問題なし!『クリップボード マグフラップ』は安定して使える便利グッズ!
印刷物の確認やメモの記入、回覧用のホルダーとして使われるクリップボード。でも、紙をめくるとずっと抑え続けないといけないし、風が吹くと紙がぐちゃぐちゃになってしまうことも。この『クリップボード マグフラップ』はそんな不便を解消して、安定性を向上させた便利グッズだ。
マグネットの力で紙をキャッチ!ヒラヒラしないだけでこんなに使いやすくなるとは……
クリップボードといえば、資料を挟んだり会議でメモを取る下敷き代わりだったり、あるいは回覧用のボードとして使ったりと色んな場面で活躍する文房具。シンプルなクリップタイプもあるが、用途に併せて様々な工夫がされた商品も多数発売されている。
キングジム(東京都千代田区)『クリップボード マグフラップ』(A4 ヨコ型・外寸:高さ325mm×幅227mm×厚さ18mm・希望小売価格 税抜880円・2018年5月18日発売)は安定性に特化した商品。マグネットの力を使って紙をホールドし、ストレスなく書いたり見たり出来るように工夫がされている。
カラーは4種類。いずれも落ち着いた色合いなのでビジネスシーンでも問題なく使える。それではさっそく使ってみよう。
挟んだ紙をずっとキレイに使える!
この新商品の最大の特徴はマグネットの力を使って紙を固定することができること。マグネットは2箇所に用意されていて、めくった紙を固定する背面フラップと表面の下部を抑える底面フラップ。
これまで2枚目、3枚目……の紙を使うにはめくった紙を手で抑える必要があったが、背面フラップを使えば手を離しても問題なし。持ちやすい体制で書いたり見たりできるので自由度がグッと上がっている。
実際に使ってみると、1枚目と同じ体勢で使えるので取り回しも楽ちん。めくった紙がグシャっとなることもなく、机の上でも使いやすいのが便利だ。立ったままメモをしたい人には特に使いやすい機能だろう。
挟める枚数は10枚程度。これ以上挟むと、紙の復元力に負けてすぐに外れてしまった。
底面フラップは紙が風でめくれてしまうことを防止したり、収納時の引っ掛かりを防いでくれるもの。これが無くてもクリップを使って挟んだり輪ゴムで抑えつけたりと代用は出来るが、1辺を均一に抑えてくれるのでかなり使い勝手が良い。
記者のおすすめポイントはカバンにそのまま収納できるところ。シンプルなクリップボードはカバンに入れると紙が引っかかってクシャクシャになってしまう。
『クリップボード マグフラップ』は底面をきっちりと抑えつけてくれるので、出し入れがスムーズに行える。出せばそのまま書き込みができるので、スピード感もあって使いやすい。上面のクリップも部分抑えではなく1辺を抑えているので、四隅がめくれないのも嬉しいポイントだ。紙をきれいなまま使うことができる。
フラップ使わないときは背面に収納できるので、頻繁に紙をめくる場合にも邪魔にならない工夫がされている。問題点はA4サイズ以外には使えないこと。こればかりはB5サイズやA6サイズ対応商品が出ることを祈るばかり。
マグネットを使ったことで、クリップボードそのものを鉄製の棚や冷蔵庫に貼り付けられるようになったのも嬉しい。回覧板としても使われるクリップボードがさらに使いやすくなっている。
家庭で使う場合は、冷蔵庫に貼り付けて買いたい物を記入しておくと便利だ。出かける際にクリップボードごと持って行けばいいので使い勝手が良い。付箋を貼りつけても良いのだが、剥がれてしまったり見た目がごちゃっとしたりするのがデメリット。
耐久性への不安とペンホルダーが欲しい
良いこと尽くめの『クリップボード マグフラップ』だったが、長時間使っているとやはり気になる所も見つかる。今回気になったのは2点。
1つは紙製であること。頻繁に出し入れしたり不意にぶつけたりすると剥がれたり変形したりしそう。もちろん大事に使えば長持ちする硬さではあるが大事にし過ぎてストレスを抱えてしまうと本末転倒。
もう1つはペンホルダーがないこと。紙の取り扱いやすさは格段に向上したがペンは別途準備しておかないといけないので速効性に欠ける。
外で使いたい人、紙を安定させたい人はマストバイ!
とにもかくにも、紙を安定させるという点ではこれほど強力な商品はない。立ったまま頻繁に書きこむ人、風の吹く屋外で使いたい人、挟んだまま収納したい人にはうってつけだろう。
耐久性の不安は指摘したがそれでも十分使うことができる強度はあるし、それを上回る使いやすさを兼ね備えているのは確か。一度使うと元には戻れそうにない。
公式サイト他文具取扱店で発売中。
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photo by 髙水弐徳