ビールとビールをカクテルした『アサヒ ザ・ダブル』は良いとこ取りの欲張りすぎる一本!

2種ブレンドを表すパッケージはどことなく秋の雰囲気も醸し出す

 

アサヒビールがファミリーマートと共同開発した『アサヒ ザ・ダブル』は、ピルスナータイプとエールタイプのビールを日本で初めてブレンドした新商品。それぞれの良さを絶妙なバランスで配合することで麦芽の魅力を存分に味わえるビールだ。さぁ、どちらの味楽しみたい欲張りさんに乾杯しよう!

 

エールビールをベースにした7:3くらいの割合。キレが良くなったのでご飯との相性もOK

我々が普段口にするビールといえば、その多くがピルスナータイプ。同社の「アサヒスーパードライ」や他社の「キリンラガー」、「サッポロ黒ラベル」も全てピルスナービールと呼ばれるものだ。

 

下面発酵によって醸造されるラガービールの一種で、すっきりとした味と爽快な香りが特徴。ゴクゴクと喉を鳴らしながら飲めるから食事と一緒に飲む人も多いのはご存知の通り。

 

一方エールビールは上面発酵によって醸造されるビールの総称だ。コクのある味とフルーティな香りが特徴で、ゴクゴク飲むというより味を楽しみたい人が多い。ナッツや枝豆、燻製などとの相性は言うまでもなく抜群。

 

実はこういった2種類のビールをブレンドする飲み方は特に珍しいわけではない。このような飲み方はハーフ&ハーフと呼ばれておりいわばカクテルのようなもの。必ずしも5:5の比率ではなく、使うビールによってバランスを調整するのだ。

ただ、Barや自宅でこれを楽しむことはあってもアサヒビールのような大手が作るのは珍しい。お気づきの方も多いだろうが、このピルスナービールとエールビールの特徴は全くの正反対。ハーフ&ハーフの中でも難しいとされる類のブレンドだ。

 

これに日本で初めて挑戦したのが、『アサヒ ザ・ダブル』(350ml/500ml・参考販売価格 税抜 207円/271円・2018年9月4日発売)というわけだ。

それではこの絶妙なブレンド具合を味わってみよう。

 

プシュっと蓋を開けて広がる香りはポップなエール。コクが強く苦味はほとんどない。エールビールというにはキレが良く、芳醇な味わいの後に軽い苦味が舌に残る。

 

分かりやすく言えば、飲み始めはエールビール、飲み終わりはピルスナーといった感じだ。全体のバランスとしてもエールの割合がかなり多く、7:3といったところだろうか。

 

そのため、温度はエールビールで推奨されている9度~13度程度がよさそう。ピルスナービールで推奨される4度~9度の低温よりも香りが広がりやすく味も分かりやすい。

色もエールビールらしい赤みがかった濃いめ。

「スーパードライ」との成分比較は以下の通り。アルコール度数が少し高く、糖質が少なめとなっているようだ。

100ml当たり アサヒ ザ・ダブル スーパードライ
アルコール 5.5% 5%
エネルギー 39kcal 42kcal
糖質 1.8g 3.0g
プリン体 5~6mg

 

一部地域を除く全国のファミリーマート、サークルK、サンクスの酒類取扱店で販売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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