【新発売】レトロな魅力ほとばしる、元祖・甘くて美味しいジュースのようなお酒がコンビニで手に入る! 『赤玉パンチ 350ml缶』
昭和に子供時代を過ごした人がひたすら懐かしむのが、日本が誇る甘くて美味しいお酒の元祖ともいうべき「赤玉」。そのワインベースのお酒をよりフルーティーに仕上げたのが、今回コンビニ限定で発売となる『赤玉パンチ 350ml缶』だ。明治・大正・昭和・平成の4元号を乗り越えてきた赤玉の味わいは、まさにスーパーレトロ。
「赤玉ポートワイン」から生まれた甘口お酒の歴史上の名品『赤玉パンチ』の歴史を遡ると明治時代にたどり着く!
昭和レトロなデザインロゴが目を引くサントリーワインインターナショナル『赤玉パンチ 350ml缶』(実勢価格 税込173円・2018年9月4日発売)。昭和の時代に二十歳を迎えた女性なら、通常のお酒が苦くて苦手でもこれなら飲めると手を出した記憶がある人が多いはず。
今では缶チューハイのバリエーションでいくらでも甘くて飲みやすいお酒というものは存在するが、それ以前は基本的にお酒は苦くて女子は苦手なものというのが定番だった。なので甘くてジュースのように美味しいお酒の役割は、ほぼ『赤玉パンチ』が担っていたと言っていい。
『赤玉パンチ』の源流をたどると、サントリーの原点・寿屋洋酒店がスペイン産の葡萄酒(ワイン)を輸入した明治時代にまでさかのぼる。その葡萄酒は残念なことに日本人の口に合わず売上的に惨敗。そこで創業者の鳥井信治郎が一念発起して、日本人でも甘くて飲みやすいようにアレンジして、明治40年(1907年)に誕生させたのが「赤玉ポートワイン」である。ちなみに赤玉とは、明るいもの=太陽の意味だ。
当時はお米一升(約1.5kg )が10銭の時代だったが、「赤玉ポートワイン」は一瓶38銭。まさに高級酒としてこの世に誕生したのだ。そして歴史的に有名なのは、その宣伝・PR活動。芸者衆に今でいうノベルティとして赤玉模様のかんざしを配ったり、特売景品用に煙草盆を配ったり、「赤玉楽劇座」という専門パフォーマンスグループを作ったり、現代のプロモーション活動の原点のような動きを見せたのである。
メディアミックスPR活動の原点だった赤玉プロモーション。日本初のヌードポスターも!
中でも有名なのは、大正11年に発表した、日本初のヌードポスター。現代ではセミヌードにも満たない肩口だけの露出だが、これが大きな話題になり、「赤玉」の名は世間に轟いた。
1973年(昭和48年)には「赤玉ポートワイン」から「赤玉スイートワイン」に名称が変更になり、その「赤玉スイートワイン」をさらに飲みやすくアレンジした女性向けの甘いお酒として昭和52年(1977年)に誕生したのがデキャンタボトルが斬新な「赤玉パンチ」。宝塚歌劇団出身の鳳蘭を起用して「男には飲ませるな!」と叫ばせたテレビCMが大評判となる。さらにCMソングでは、玉置浩二がヴォーカルをつとめた安全地帯による「ワインレッドの心」(作詞・井上陽水)や、郷ひろみの洋楽カヴァー「哀愁のカサブランカ」(昭和57年/1982年)などのヒット曲も生み出した。
当時の「赤玉パンチ」は、パンチの名称から、海外ドラマの高校生がパーティーで初めて口にするボウル入りのライトアルコールドリンクとして有名になってきていたフルーツパンチと印象がかぶることもあり、若者層に大いに普及した。
とはいえ、1980年代後半になるとその勢いは失われ、惜しくも商品としては廃番となる(※「赤玉スイートワイン」を使用して作ることは可能)。その後は赤玉100周年の際に「赤玉パンチ Sparkling」として復刻されたこともある。また飲食店のメニューに入っている店もある。
そしてまた今回、コンビニ限定ではあるが、『赤玉パンチ 350ml缶』として復活。歴史を感じながら飲んでみたいと思う。
爽やかに甘くて飲みやすくてアルコール度数6%。クセがなくてどんな人でも楽しめる幸せ感満点のワインサワー
確かに甘さといいフルーティーさといい、飲みやすさはピカイチ。香りもふんわり、あまりアルコール感を感じさせないところがすごい。それでも6%なので、結構酔えるのもまた現代的。
ワインサワーということで、爽やかな酸味と炭酸感もしっかり。初心者用アルコールとしてもまたもや大活躍しそうだ。
「ほのかな甘みとさっぱりとした飲み口で、お肉料理や揚げ物、マヨネーズを使った料理とよく合います。秋の行楽シーズンに向けてBBQなどでも活躍するかと思います!」
(サントリー広報部)
入手は全国のコンビニエンスストアで可能だ。
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photo by 尹 哲郎/サントリーホールディングス