酔っ払うまでの最速時間を達成!? 2段階徹底ろ過で研ぎ澄まされた『サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)クリアドライ/クリアレモン』はノックアウトの味がする!

これはやばいよ

 

近年ブームの高アルコール度数缶チューハイ。その中で飛び抜けるためにサッポロがとった手法は、ベースとなるウォッカの純度を高めるということだった。『サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)クリアドライ/クリアレモン』。果たしてその「研ぎ澄まされたうまさ」とは一体どんなものなのか、体験してみた。

 

酒は酔うためにあるもんだと言わんばかりのストイックに最短酔いのために生まれた危険な飲み口!

近年缶チューハイのベースとして王道なのはロシア生まれのウォッカ(ウオッカ)。蒸留酒の中でも一番クセがなく、最も無味無臭に近いのがウォッカだ。大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原料とするが、その製造段階で白樺の炭で濾過してしまうので雑味はほとんどなく、アルコール感はあるけれど味や香りはほとんどないのが特徴。

 

 

チューハイ(酎ハイ)の語源である焼酎は芋なら芋など、原料の風味が加わるが、ウォッカは何もない。そこが様々なフレーバーで楽しむ缶チューハイ文化に歓迎され、今やほぼウォッカをベースとすることが缶チューハイのスタンダードとなっている。

ただそれだと同時に差別化は難しくなる。そこでサッポロビールがとった手法が、本来の白樺の炭でろ過する方法を二重にすること。二重ろ過、これにより、より雑味を減らしたウオッカを生み出した。その二重ろ過ウォッカを採用した缶チューハイが『サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)クリアドライ/クリアレモン』(500ml缶・希望小売価格 税抜191円・2018年8月28日発売)である。

 

 

それでは実際にその透明感を極めた手法を味わってみたい。

 

 

『サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)クリアドライ』

プルタブを落としてもほぼ無臭。グビリとして最初に感じるのはきりりとした苦味。缶の原材料表記を見ると、苦味料の文字が。酸味料は多いが、苦味料。そりゃ苦いわけだ。飲み込むと後から酸味が追いかけてくる。

甘さは控えめ。なんというか、酔わせるための液体。アルコール感はビシッと感じるがキレが良すぎてシンプルにアルコールを補充している感がすごい。お酒が飲みたいというよりも、アルコールを摂取するという表現が一番しっくりくるストレートな飲み口だ。

そしてあっという間に酔いが回っていく。9%という高アルコールならではの脳天に直撃するアルコール感が、さらに切っ先を鋭くして突き刺さってくる感じ。体にはあまり良くなさそうな気もするけれど、本来の目的をこれほどストイックに実現している缶チューハイもないのではないか。

ごくっと飲んで、スカッと酔う。その狭間は極限までそぎ落とされた。酔うスピードがめっぽう早いので、酒弱系の人は十分注意して挑みたい。

 

 

『サッポロチューハイ99.99(フォーナイン)クリアレモン』

こちらもレモン味とはいえ、あくまでシャープさを高めるために、その酸味は使われている。レモンは苦味をより飲みやすく誘う程度で、するすると飲めてしまうのが、また怖い。そして最短速度でやってくるフワッとした酔い。クラっとするパンチ感。

飲みやすいからもっともっと危険。身の危険を感じるほどきちんと酔いたい人にはおすすめだが、程よくふんわり程度の酔い方を目指す人は避けたほうが無難。これは要注意アルコールだ。

見た目はシンプル、中身は凶暴!

2種類とも、ガツンと酔わせてくれるのは確か。しかもそのスピードは純度を高めているせいかものすごく早い。手短に酔っ払いたい時には最適解だと思うが、飲みすぎてしまう危険度もマックス。くれぐれも注意して召し上がれ!

 

 

入手は全国の酒類販売店、コンビニエンスストアなどで可能だ。

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 髙水弐徳

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