謎肉刻んで酸味を効かせた45周年記念限定製品『カップヌードル nano謎肉キーマカレー』はカレーにトマト派限定でおすすめ!
日本人の口に合う最高のカレー味と言えば、「カップヌードル カレー」なのではないだろうか。ほとんどの人が美味しく感じるカレー味。記者としてはなぜ日清食品がこの味でカレールーやレトルトカレーを作らないのかさっぱりわからない。そんな中、「カップヌードル」生誕45周年を記念して限定リリースされたのが『カップヌードル nano謎肉キーマカレー』だ。
キーマカレーは挽き肉カレー。なので謎肉を細かく刻んでみました! それでもってトマト風味もきかせてみました
インドでは通常宗教上の制限で、鶏かラム・マトンなどの羊肉でしか作らない挽き肉のカレーがキーマカレー。ただ日本では何でもOKが基本。なので原材料名に表示されている豚ミンチでも、通称謎肉でも全然問題ない。
日清食品『カップヌードル nano謎肉キーマカレー』(86gうち麺60g・希望小売価格 税抜180円・2018年10月8日発売)はそんな謎肉を刻んで挽き肉状にした製品。謎肉といっても以前その主成分が大豆であることが発表されてしまっているので、もうワクワクは消えてしまったんだけれど。
安藤百福が45年前に発明した「カップヌードル」、その国民食としての認知度はものすごいものがあるが、その中でも「カップヌードル カレー」は大人気商品だ。辛すぎず、辛すぎなず、旨味がしっかりあって、カレーならではのスパイス感もたっぷり。でも決してエスニックにならないという絶妙な味仕立ては、未だ他に換えが効かない名作である。
本家インドでも挽き肉のカレーを表すキーマカレーには、決まった味付けがないそうだ。ただ日本でキーマカレーを注文するとあるあるなのが、トマト風味が強いこと。その酸味を感じる仕立て具合がキーマな感じという、何となくな常識が蔓延している気がする。
なので原材料名にトマトパウダーと書いてあった時には嫌な予感がした。せっかく完成された味わいを持つ「カップヌードル カレー」の絶妙なバランスを崩してしまう気がしたからだ。
麺はいつものつるみのある油揚げ麺。この段階では匂いを嗅いでもトマト感はない。かやくは謎肉のミニサイズ。ナノサイズといっても本当に0.000001 mmだと目に見えなくなってしまうので、単なるミニサイズ。それに赤ピーマン、ねぎが加わる。
この赤ピーマンが曲者で、エスニック感を出す時に唐辛子感を出すために使用されることが多いもの。本当に唐辛子をこのサイズ感で入れると、辛くて食べられなくなってしまうからだろう。
では実食。やはり記者の大好きな「カップヌードル カレー」とは別物だった。やはりトマトとともに来る酸味がつらい。ただこれは普段からカレーにトマトはあまり入れて欲しくない派に記者が属するためなので、念のため。好きな人には好意点として捉えられるだろう。
なので普段から「カップヌードル カレー」に思い入れがない人なら、変わり種カレー味として素直に美味しく楽しめる。ああ、後味が酸っぱい…。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで数量限定で可能だ。
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photo by 尹 哲郎