ラベルライターの代名詞「テプラ」ももう30才。100枚連続印刷も可能になった『テプラ PRO SR370』登場!
『テプラ』の登場から30年。 学校、仕事、家庭と様々なシーンでいまや欠かせないアイテムと言っても過言ではない『テプラ』。その最新作『テプラ PRO SR370』をご紹介する。 新たに搭載された機能とは?
3書体・かな5書体・英数5書体を搭載した上、多彩なデザインフォームまで搭載した『テプラ PRO SR370』を、長年テプラを愛用している記者が試してみた!
ラベルライター「テプラ」は、1988年に国内初の漢字変換が可能なコンパクトなラベル作成機として登場。現在も日本語ラベルライターの国内シェアトップのブランドとして、 ラベルライターの代名詞となっている。初号機の発売から今年で30周年。これまでのシリーズ累計販売台数は1,000万台を突破。オフィスから家庭まで幅広い場面で使われており、「テプラ」を一度は使ったことがある、見たことはあるという人は多いのではないだろうか。
今回ご紹介するキングジム『テプラ PRO SR370』(税抜14,800円・2018年10月29日発売)は大きな液晶とゆとりあるキーピッチで操作性を高めたほか、ユーザーからの要望が多かった「連続印刷機能」や「デザインフォーム」を搭載したオフィス向けのエントリーモデル。また、 書体は漢字3書体・かな5書体・英数5書体を搭載。デザイン性の高いラベルを作成できる。
本体の重さは約700g(電池・テープ除く)。オフィス向きなのでやや大きめだが、そんなに重くない。
寸法は約197×219×66mm。立てて収納することが出来る。
持ち運ぶ時は取っ手を握って、ひょいと持ち上げられる。
操作面はキーボードを打ちやすいように傾斜している。平らな場所であればピタっと置けるので、ぐらつき感などなく操作が出来る。
セット内容は本体、取扱説明書、ACアダプタ、試用PROテープカートリッジ。
ACアダプタで電源をいれることが出来る。
購入時には試用のテープカートリッジがついている。今回はこちらを使ってラベル作りをしてみよう。
カートリッジはカチャッとそのままはめ込むだけ。テープ交換も楽に行える。
8文字×4行の大きな液晶を採用。左上には、実際に印刷される長さと使用しているテープの幅が表示されている。また「プレビュー」ボタンがあるので、ラベルの出来あがりをイメージすることが出来る。
大きめなので、キーピッチにもゆとりがあり操作しやすい。それでは新たな機能を見ていこう!
エントリーモデルでは初となる連続印刷機能がうれしい!
今まで高価格帯の機種にだけ搭載されていた「連続印刷機能」。今までは1枚ごとに「印刷」ボタンを押していたが、枚数を入力することで連続印刷が出来る。
もちろん、自動カットしてくれるので、手軽に同じラベルを印刷することが出来る。オフィスなどで大量に印刷する際に便利。 最大100枚まで設定可能。
デザインフォーム搭載!
デザインフォームとは、 あらかじめ登録されたフォームを選択するだけで、 注意喚起や外国語併記の案内表示など、 店頭表示やオフィスで使用できるラベルをすぐに印刷できる機能。
さまざまなシーンに合わせた全98種類を搭載。
施設、オフィス、お店、医療、建設、工場、お名前といったフォームが用意されている。
このまますぐに印刷するのはもちろんのこと、ファームのデザインはそのままに文字の入力内容は変更することが出来るので便利。
パパッとデザイン性のあるラベルを作りたい時にはこのフォームをぜひ利用してみて。もちろん従来品と同様に、外枠・表組、絵・記号も搭載されている。全図柄は取扱説明書に掲載。
選べる書体で可愛らしさも!
スタンダードな「ゴシック体」「明朝体」のほか、「てがき」「丸ゴシック」「えれん」「PL体」の書体を追加。オフィスで定番の書体から家庭でも使いやすい書体まで、 ラベルの用途に合わせて選べる。オフィスでの使用となると固い印象になりがちだが、可愛い書体も含まれているので、少し柔らかい印象にしたい時や家庭で使いたい時などにもおすすめ。
「テプラ」PROテープカートリッジりぼん(別売)を使って、 お名前タグを簡単に作成することができる「お名前タグ」印刷機能と、 専用アプリで画像やファイルの位置情報などを紐づけすことができる「ピッとコード」印刷機能を搭載。
リボンへの印字も可能なので、ラッピングなどで使用したいときにおすすめ。『テプラ』には多彩なカートリッジがある。テープの幅やカラーも豊富だ。
ちょっとした記者の希望なのだが、デザインフォームや絵・記号など、この全図柄が取扱説明書ではなく別冊になっていると使いやすいのにと思う事がある。毎回、厚みのある取扱説明書を取り出さなければ図柄を確認することが出来ないし、図柄が小さいのも分かりにくい。ある程度、使い方に慣れれば取扱説明書はそんなに使わないもの。別冊でもう少し見やすく全図柄を把握出来るといいかもしれない。
仕事や生活を快適にする上で、ラベリングをして分類をしていくことは欠かせないこと。視覚的にも美しく、スッキリとした印象になる。『テプラ』は今後も私達に欠かせないアイテムのひとつだ。
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photo by 蘭よう子