端っこ好きに捧げる<だけ>商品のニューフェイス『不二家 ホームパイのみみ』!
1968年生まれの洋菓子定番、バター風味で砂糖の甘みがふんわり広がり、内部はタテに刻みが入り、外側はトーストのふちのようにザクザク食感。その耳の部分のみを偏愛する人のための『不二家 ホームパイのみみ』が誕生した。
悪いけど「ホームパイ」は真ん中のタテに割れる部分派でした…
人気商品の一部だけ製品というと、以前「カプリコのあたま」(江崎グリコ)や「メロンパンの皮焼いちゃいました。」(山崎製パン)を思い出す。こうした一部が美味しいという偏愛系は、カステラの紙にくっついたところや、もんじゃ焼きの焦げかけた端っこもそうだし、小さくて味の濃いフライドポテトの切れ端、ベビースターラーメンのまとまってしまった部分など、結構数多いし、実際に商品化されているものもある。
とはいえ不二家のホームパイの端っこだけ需要がどれだけあるのかはわからない。しかしそうした端っこファンにとってはきっと待望なのが、不二家『不二家 ホームパイのみみ』(40g・希望小売価格 税抜125円・セブンーイレブン先行発売中)だ。
正直にいうと、記者は圧倒的に「ホームパイ」は内部派である。カリカリしたものが好きな人にとっては待望かもしれないが、この商品を発見した時、「本当は”ホームパイの真ん中を出して欲しかった」と心の中でつぶやいてしまったくらい。実際に端っこだけ商品化した時の残りはどうなったのか、行く末が気になる。
とはいえ食べてみたら実は…、ということもあるので食べてみたい。見た目はかっぱえびせんサイズのスティック状。「ホームパイ」を崩れにくく硬く焼いてある、いわば支柱の部分である。これがなかったらボロボロ崩れてしまうので、構造的にも重要な部分だ。
甘いパウダーにまみれたそれを口の中に放り込む。サクサク。確かにこれは「ホームパイ」の端っこの部分=みみである。香ばしくて美味しいと思う。普通に。でもやはりこれを食べてしまったら、真ん中のタテに割れるところを余計に食べたくなってしまった。
バターが染み出し、口の中でタテに割れていく真ん中部分…。広がる甘みはローコストな果糖ぶどう糖液糖では出せない砂糖ならではの美味しい甘さ。改めて己れが端っこ派なのか真ん中派なのか問われる問題作である。
『不二家 ホームパイのみみ』は全国のセブンーイレブンで先行発売中。
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photo by 尹 哲郎