イロモノかと思ったら違った!『明治ザ・チョコレート 清らかに香るジャスミンティー』は貴族に愛された高貴な香りのチョコレート
カカオとジャスミン。一見ヘンテコな組み合わせ見える2つだが実は中世ヨーロッパにテオブロマ(神々の食べ物)と呼ばれていたチョコレート。『明治ザ・チョコレート 清らかに香るジャスミンティー』はこのテオブロマを現代に蘇らせるべく開発された奇跡の新商品だ。
鼻を抜けるジャスミンの香り。フローラルな余韻が贅沢な時間をもたらす……
明治の発売する「明治 ザ・チョコレート」は、FARM to BARと呼ばれるカカオ農場の厳選からチョコレートになるまで徹底して拘ったシリーズだ。これまでに8種類が発売されており、カカオの産地の違いによる香りやカカオの割合の違いによるビター感など、様々な味わいを我々に提供してきた。
今回発売される『明治 ザ・チョコレート 清らかに香るジャスミンティー』(50g・希望小売価格 税抜230円~240円・2018年11月13日発売)は、フローラルな香りに特化した清々しい香りが特徴の味。
面白いポイントは香り立つ2つの素材をかけ合わせている点だ。チョコレートの素となるカカオにはフローラル系と呼ばれるペルー産カカオ豆を使用。これは既に販売されている「明治ザ・チョコレート 可憐に香るブリリアントミルク」と同じ品種だ。
もう1つの素材はもちろんジャスミン。ただし、単にジャスミンの茶葉を使っているわけではなく、ジャスミンの花で香り付けを行いより一層強調したジャスミン茶葉パウダーを使用している。これを先ほどのチョコレートに練り込みブレンドしているのだ。
一般的には強い香りの物同士を組み合わせると喧嘩してしまうのだが、そこは流石の明治。中世ヨーロッパに考案されたレシピを再現し、現代に気品ある香りと味わいのチョコレートを蘇らせた。
それでは早速中世の味を味わってみよう。
「明治 ザ・チョコレート」ならではの様々な形は今回も健在。テイスティングにはカカオの香りがより際立つギザギザ型で。
パキッと割り、口に入れると50%カカオにしてはビターな味が広がる。非常に滑らかな舌触りの中に優しい甘味が次第と強調され始め、ビターだけどビターじゃない苦甘い、ちょっと新鮮な味わいを感じることができる。
肝心の香りはというと、口に入れた瞬間はほとんど感じない。カカオのフローラルな印象もほとんどないのだ。
おかしいな? と溶かしつつ食べていると、突然爆発するかのようにジャスミンの香りが広がり始める。同じフローラル系の「明治 ザ・チョコレート 可憐に香るブリリアントミルク」とは全く違う爽やかな清々しい香りだ。
口の中からチョコレートが無くなっても香りが残り続け、最後の最後まで余韻を楽しめる。これが貴族に許された贅沢な時間の使い方ということか……。そういう意味では、コーヒーのような香りの強い飲み物とは合わせにくいかもしれない。ホットミルクやシャンパン辺りとの相性が良さそう。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
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photo by 尹 哲郎