揚げないで焼いちゃいました!『ベイクドレイズ サワークリーム&オニオン / のりしお』のザクザク食感に打ちのめされた!
セブン-イレブンの店頭に今週のおすすめ商品と書かれた気になる商品を発見。それが今回検証する『ベイクドレイズ サワークリーム&オニオン / のりしお』だ。レイズは米フリトレー社のポテトチップスブランドだが、パッケージに載ったポテチはそれとは少し違うように見える。「ベイクドレイズ」の味わい、確かめざるを得ない!
セブンーイレブン限定? 一回り小さい六角形のポテトチップス
セブン-イレブンで発見したジャパンフリトレー株式会社(茨城県古河市)の『ベイクドレイズ サワークリーム&オニオン / のりしお』(各45g・実勢価格 税込169円・セブン-イレブンにてにて購入)だが、正式なリリース情報は開示されていない。
調べてみると、昨年12月末ごろにも同シリーズのピザ味とサワークリーム&オニオン味がセブンーイレブンで発売されたようなのでこの時期に発売する限定商品なのだろう。輸入品にも関わらずフレーバーの味はわざわざ日本語で表記しているので、日本のみの販売と思われる。
米フリトレー社の「レイズ」は1932年に誕生し、世界100か国以上で販売されるポテトチップス。薄くてパリッとした食感が人気だ。今回の新商品はこの「レイズ」の派生商品という立ち位置。
原材料名を見てみると、乾燥ポテトを使用した成型ポテトチップス。「レイズ」はじゃがいもをカットしたポテトチップスなので「ベイクドレイズ」は全くの別物だと思った方が良さそう。
ちなみにベイクドは”焼いた”という意味。ポテトチップスは通常揚げるので、製法も別物。パッケージをよく見てみると、オーブンと書かれていることから、なんとなくその製法がイメージできる。
実勢価格 税込169円で45gは、どちらかと言えば高級ポテチの部類。味はもちろん見た目でも楽しませてもらいたいところだ。それでは期待を膨らませてさっそく2つのポテチを味わってみよう。
ベイクドレイズ サワークリーム&オニオン
まずは「レイズ」でもお馴染みのサワークリーム&オニオン味。昨年も発売された味で、おそらくこの「ベイクドレイズ」シリーズでもメインのフレーバーとして展開されているのだろう。
形状は六角形と珍しく断面はギザギザカット。表面には塩とパセリがうっすらと乗っている。厚みは1.5mmほど。
封を切ると濃厚な香りが鼻を刺激する。フレーバーの原材料も「レイズ」と違うせいか、輪郭ははっきりとしておりサワークリームのまろやかさとオニオンの匂いをしっかりと感じる。
1枚とって食べてみると、ザクザクッとした軽快な食感が良い感じ。持った感じは硬いのだが少し噛めばボロボロとあっという間に崩れていく。これはたまらん。
味は香りの濃厚さに反して、クリーミーさはそこそこにオニオンの風味がしっかりと前面に出ている。そのため意外とあっさりしていて食べていて飽きがこない。う~ん、これはハマりそう。
幸いにも1袋あたりのカロリーは216kcal、糖質は約31gとスナック菓子にしては控えめ。ベイクド製法により一般的なポテトチップスより油分33%カットなので食べやすくて嬉しい。
問題はお腹を満たせるほど量がないことだ。
ベイクドレイズ のりしお
次は日本人にはお馴染みののりしお味。「レイズ」にはない日本向けのオリジナルフレーバーだ。ちなみに、パッケージが青いのは原材料に青のりが使われているから。記者的には海苔=緑なのだが、こればかりは仕方がない。
そんな原材料だがよく見てみるとカツオエキスパウダーや唐辛子パウダーなどのりしおとは無関係の物ばかり。通常とは違うベイクド製法だとしても、ただののりしお味にしては少々多過ぎる内容だ。一体どのような味わいに仕上げているのだろうか。
香りは抑えめ。ポテトの香りの方が強くいわゆる磯の香りなどはない。
ザクッと1枚。先ほどと同じ食感で噛む楽しみがある。が、正直なところのりしお感はかなり薄め。一瞬のりの風味と塩のアクセントが舌を刺激してくれるのだが、ポテトの甘さに負けてしまいあっという間に消えてしまう。
食感が楽しいからと咀嚼しすぎるのが原因かと思い極力噛まずに食べてみたがやはり薄い。本家の「レイズ」は濃いという声もあるから、日本向けに抑えたのだろうか。
食べ続けていると次第に濃く感じるようになってきたがそこでポテチも無くなった。残念。
もう1振りの味付けがあったほうが記者としては好み。1袋あたりのカロリーは216kcal、糖質は約31.7g。
食感は文句無し!味付けはもう一ひねり欲しいところ。
日本人の繊細な舌に合わせた、と解釈すれば聞こえはいいがこれはスナック菓子。パンチのあるジャンキーな要素はもう少し欲しかった。
とはいえ、ザクザクとした食感とポテトの甘味は文句無し! セブン-イレブンで購入できるので一度試してみてはいかがだろうか。
公式サイトはこちら
photo by 髙水弐徳