大阪発祥のスパイスカレーがうどんになった『日清のどん兵衛 カツオとチキンのWだしスパイスカレーうどん』!
大阪では1990年以降から始まったという”スパイスカレー”ブーム。文字通りスパイス感が強いのが特徴で、さらに後がけスパイスで過剰に刺激を高めて食べる。それを1月22日のカレーの日に楽しめるように登場したのが「日清焼そばU.F.O. スパイスチキンカレー」、「日清焼そばU.F.O. スパイスキーマカレー焼そば」と、今回食べてみた『日清のどん兵衛 カツオとチキンのWだしスパイスカレーうどん』である。
時は1982年、全国学校栄養士協議会が1月22日にカレーを給食で振舞うことを呼びかけたことにちなんで制定された「カレーの日」
「カレーの日」なんて知らなかった、という人がいてもおかしくない。なぜなら1982年に全国学校栄養士協議会が1月22日にカレーを給食で振舞うことを呼びかけたことにちなんで制定された「カレーの日」だが、認定されたのはつい最近の2016年だから。
そもそも日本ではラーメンと並ぶ国民食として人気のカレーだから、ほぼ一年中「カレーの日」のようなもの。カフェで隣席の人が注文したカレーの香りをかげば、その日がカレーの日。テレビで特集をやっていたら、そのタイミングでカレーの日。そんな感じで日々いろいろなシチュエーションでカレーの日になってしまうのが現実だろう。
今回は日清食品が、大阪で人気の「スパイスカレー」を題材に、3種の定番カップ麺製品「日清焼そばU.F.O. 」「日清焼そばU.F.O. 」「日清のどん兵衛」をスパイスカレー化。その中で日清食品『日清のどん兵衛 カツオとチキンのWだしスパイスカレーうどん』(87gうち麺66g・希望小売価格 税抜180円・2019年1月21日発売)を食べてみたい。
そもそもカレーうどんがスパイシーな必要があるかどうかも議論の分かれるところ。記者はどちらかというと、街の気取らない日本そば店のカレーうどんのほぼ辛くないバージョンが好きだったりする。そしてそれは本格的なカレーを食べたい日とは別に訪れる。
なのであまり刺激的でない方がいいなと思いつつ、フタをめくり、かやく(味付肉そぼろ、たまご、赤唐辛子、ネギ)と粉末つゆを開けて、湯入れ。いつものように5分待ち。別添えのスパイスの後入れ小袋には粗びきクミン、粗びき黒こしょう、オニオン、赤唐辛子、パセリが入っているという。
フタをめくった段階で、すでにスパイシーな香り。オニオンとトマトをベースに、チキンとカツオのうまみ、クミン、コリアンダー(パクチー)、クローブをきかせたという、本格派の香りだち。そこに後入れの小袋を入れると、完全にエスニックな地方に迷い込んだ気分。タイのマッサマン的な風味。
食べてみると、喉奥がかなりホットに。いきなり大量に吸い込むとむせるので注意。カツオとチキンの合わせだしということだが、スパイスが強すぎてよくわからない。でもしっかり旨味もあるので、ただ辛いだけのものではない。
うどんはふわふわ感のあるどん兵衛うどんなので、合わせて食べるとさらに不思議。和風なうどんテイストはほぼなくなって、こういう料理がアジアの屋台で売られているんですよ、と言われたら信じてしまいそうなくらい。
刺激が欲しいタイプの人に似合うカレーうどん。大阪の人はこういう味が好きなのかと感じ入ったひと時だった。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。
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photo by 尹 哲郎