【次世代タバコ】ヴェポライザーを持ち歩く勇気! 『Flowermate/SLICK (フラワーメイト スリック)』で街に出てみた

好みのシャグが見つかるとハマる!

 

煙を発生させない次世代タバコの代表格はアイコス、グロー、プルームという加熱式タバコだが、専用カートリッジが必要だ。そのためコストダウンは難しい。しかし同じ加熱式を採用していて、手巻きタバコ用の刻みタバコ葉を使用して1/4にコストを圧縮できるヴェポライザーというものがある。今回は持ち歩くことを前提に、人気機種『Flowermate/SLICK (フラワーメイト スリック)』を試してみたい。

 

バトンのようなフォルム、エレガントなデザインが魅力的で、そのままカバンに入れても無問題な『Flowermate/SLICK (フラワーメイト スリック)』

ヴェポライザーは内部にチャンバーという加熱炉を持ち、その中に手巻きタバコ用に大きなタバコ店やドン・キホーテなどで販売されているシャグ(刻みタバコ)を詰めて、加熱して吸うことのできるコスパ最強タバコデバイス。海外では終末期医療の現場で医療用大麻を子供から老人まで安全に使えるようにという目的で開発された医療機器だったのだが、転じてタバコ葉を熱して吸うためのデバイスとして普及している。

今回使用したのは、フラワーメイト『Flowermate/SLICK (フラワーメイト スリック)』。コンダクション(周辺加熱式※グローやプルーム・エスと同様)とコンベクション(熱対流式)の両者の特徴を持つ、ハイブリッド加熱方式を採用。チャンバー(加熱炉)が汚れにくいGLAZEコーティング、衛生面と持ち歩き時に良い、マグネット接着式のキャップ式。2回までは連続吸い可能。USB充電。18650バッテリー付属※交換式。温度設定185℃/195℃/205℃/215℃/225℃の5段階切替

 

その何がすごいかというと、コストパフォーマンス。1袋580〜950円(通常25〜40g入り)で販売されている手頃なシャグを使う、100回〜200回近く使用できる(※機種により使用量は異なる)ので、1回の喫煙費用が4〜6円程度となる。つまり1箱80〜120円程度となる。1日1箱の人間なら、2,400〜3,600円がタバコ代となる(デバイス代除く)。

 

紙巻きタバコ1日1箱、アイコスなどの加熱式タバコ1日1箱(デバイス代除く)だと、
1箱500円×30箱=15,000円

ヴェポライザーで同程度の本数だと、
シャグ代=約2,400〜3,600円

 

となる。平均して3,000円と換算しても1/5のコストでヴェポライザーは使用できるのである。紙巻きタバコと比べてその差は12,000円。余裕でデバイスを購入してお釣りがきてしまう。

これらがシャグ。国内流通しているものだけでも約130種類存在するという。ヴェポライザー使用時は「コルツ」「チェ」が定番

もちろんVAPEデバイスとは違い、れっきとしたタバコ葉を使用するので、ニコチンはしっかり入っている。ただ通常の加熱式タバコ同様、タールも9割カット。ニオイも使用するシャグにもよるが、圧倒的に少ないのが特徴だ。

シャグ「コルツ ライチ」(40g入)。機種にもよるが、だいたい0.3g弱ずつ使用する。単純計算で133回以上吸える計算となる。ちなみに手巻きタバコとして使用すると、多く量を使用するので、紙巻きタバコとさほど変わらないコスパになってしまう

 

ヴェポライザーは持ち歩きが大変だという。ならば試してみよう!

ヴェポライザーは使用するときに、シャグを詰めたり、使用後にかき出したりする必要がある。その様子が怪しいと言われがちだ。では具体的に2つの解決策があるので、紹介しよう。使用しているのは大きめだが、その分使いやすい人気機種、フラワーメイト『Flowermate/SLICK (フラワーメイト スリック)』(159.2×直径25mm/146g※バッテリー含・販売価格 税込8,980円・発売中)を使用した。

ヨーロッパの高級折りたたみ傘にも見えなくもない

この機種はバトンのような長く太いルックスが特徴だが、その分丈夫感がしっかりあるので、ある意味持ち歩きの際に気を使わなくても済むという利点がある。さらにバッテリー交換式なので、出先でバッテリーがなくなっても、予備バッテリーを持ち歩けば、さっと交換できるのが特徴だ。一見ブラックに見える本体だが、透明コーティングの奥にあるエレガントなパターンがかっこいい。

本体下部から交換

一見大型電池のようなバッテリーだが、プラス側に突起がないのに注目。同じ18650型でも右のようなフラットヘッドでないと通常使えない

キャップを外して使用する。無くさないように、本体下部にマグネットで吸着させることができる

 

喫茶店でさりげなくヴェポライザーを楽しむ実験①
周囲の目を気にせず堂々とシャグ交換をする

シャグの袋とシャグを詰めたりかき出したりするピッキングツール(デバイスに同梱)と、本体を持ち歩く。

左上の金属製耳かきのようなスティックがピッキングツール。通常ヴェポライザーに同梱されている

使用しているのは便利な「ヴェポライザー収納ケース」(販売価格980円)だが、自分の機種が入れば、なんでもOK。とくに『Flowermate/SLICK』は頑健でキャップも付属するので、そのままバッグにインしても大丈夫だ。

喫茶店に着いたら、いそいそとシャグの袋を開けて、詰め込み作業。吸い口部分を回転させて外し、その中にぎゅうぎゅうにならない、スカスカにならない程度に詰め込む。そして5クリックで起動してスパー。

実際にやってみるとわかるのだが、周囲の人々はオッサンの手元をそんなに注視していないので、ジロジロ見られることもなく、意外と平気。かき出し作業もなんらかの細かい作業をしているとは気づかれていると思うが、お店の人も含めて、大して気にもとめられていない。

本体が長いので、手に持つ部分が熱くなりにくい

かき出し作業

 

 

喫茶店でさりげなくヴェポライザーを楽しむ実験②
それでも人目が気になるのならスペーサーを使う

確かにシャグをそのまま詰めたり出したりは、着席時はいいが、喫煙所などではそうはいかないという人もいるだろう。そんなときに役立つのが、ヒーティングチューブスペーサーという銀色のシャグを詰める筒状のパーツ。ここにシャグをあらかじめ入れておくことで、入れ替えは簡単スポスポとなる。ちなみに『Flowermate/SLICK』は、別売りの「WEECKE C-Vapor3&2+プラス ヒーティングチューブ スペーサー」(10個入・販売価格 税込1,480円)が同じサイズなので使用することができる。

事前に家で必要な本数のスペーサーにシャグを詰めておき、持ち歩く。これも何に入れても問題ないが、こうした専用の「ヒーティングスペーサー専用ケース」(販売価格 税込1,780円)があると、容器の中でコロコロ転がらなくて、非常に便利だ。

スペーサー交換はいたってスマート。スポッと入れて灰皿などにコロンと出して、熱が冷めたらケース中央部分に放り込むだけ。直接スペーサーが熱いままでも、耐熱素材なので大丈夫。

スピード感重視、見た目を目立たずスマートに、ということならコストはかかるが、とても便利である。

 

 

天井知らずに値上がりしていくタバコ価格が怖くなくなる! ニオイも少なく味もいいヴェポライザーを持って、街に出よう!

ついに1箱500円時代に突入したタバコ。多少の誤差はあっても、コスト激減をすることは事実上不可能だ。この先を考えても安くなることはないので、ここら辺でヴェポライザーで対策するというのはどうだろう。

問題にされがちな持ち歩きに関しても、今回試した通り、ほんのちょっとの勇気と手間をクリアすれば、快適なコスパのスモーキングライフを続けることができる。しかも記者が思うに、タバコ葉本来の味わいを感じられるので、おいしさの面でもおすすめだ。ニオイの少なさも家族が嫌がる場合などの解決策になり得ると思う。

 

入手は、日本では数少ないヴェポライザー専門ショッピングサイト「ヴェポナビ」で購入するのが安心。輸入品ではあるが、7日以内なら初期不良対応可、さらに国内保証期間3ヶ月がつくからだ。

 

あわせて読みたい:【1箱500円時代突入】タバコ代激減デバイス「ヴェポライザー」

あわせて読みたい:次世代タバコの現状まとめ for 2019・紙巻きたばこから卒業するための5つの選択肢【アイコス3/グロー/プルーム・テック/VAPE/ヴェポライザー】

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 清水葉子

トラックバック