懐かしくて新鮮!古き良き時代の『レトロ扇風機』。使いやすくて、個性が光るインテリアにもなる!

 

デザイン家電・雑貨メーカーの株式会社アピックスインターナショナル(大阪府大阪市)は、オールドアメリカンなデザインを復刻した『レトロ扇風機』を4月中旬より発売する。日本でも1970年代には、このようなデザインの扇風機が実在しており、そういう年齢層には懐かしく、また若年層には“かわいらしく新鮮”で、こうした復刻家電は、広い年齢層に受け入れられそう。さっそく使ってみた。

 

インテリアとしての存在感!

箱の中から出てきた『レトロ扇風機』は、まさに1970年代。記者も受験生のときに使っていた扇風機そのものだ。回転するファンの回りのスチール製のガード。上部を引っ掛けて、フレームの3カ所で固定する。

操作ボタンが配置されている台座部分は、四角く角が立っていて、ボタンは指でしっかりと押し下げると、そのたびに「ガチャッ、ガチャッ」と音がする。その感触がたまらない。

風量切り替えは、LO、MID、HIの3段階に調節でき、OFFボタンだけが明るいレモンイエローで、他の3つは渋いブラウン。この配色や、扇風機本体全部をベタで同色塗装した雰囲気は、アメリカンレトロな家電を彷彿させる。

 

色はアイボリーとサックスブルーの2色から選べるが、どちらもオールドアメリカの家電そのもので、部屋に置くだけで、使う人の個性を主張し、インテリアとしての存在感抜群だ。

この扇風機に合わせて、部屋の中の他のアイテムを変えたりといった楽しみ方もできそうなデザインである。

 

ミニマムだが誰にも使いやすい!

 

3枚羽根のファンの色は、ボタンと同じブラウン。この羽根の素材や、モーターのケースとなっている部分の素材は、70年代の日本製だと、もっと硬いプラスチックだった記憶があるが、この『レトロ扇風機』では、しなやかな弾力性のある素材で作られている。

羽根も、このモーターケースも、しなやかな柔軟性のある素材で耐久性が良さそう。

こうした柔軟性のある素材は、衝撃性にも強く、割れたりしにくいので、長く使っても耐久性に優れている。高さが51cm、重さは2.2kgで、卓上でも床の上でも、どちらでも使いやすい大きさだ。

昨今のデジタル家電は、確かに機能性に優れ、タッチパネル式のスイッチ類は、本当に「触れるだけ」というものが多くなっているが、この『レトロ扇風機』のような、大きくてしっかりと押し込むボタンタイプのスイッチは、実は誰でもわかりやすく、操作に迷うことがなく使いやすい。そう考えると、レトロデザインはユニバーサルデザインでもあるのだ。

機能も、3段階の風量調節と、首振り機能があるだけと非常にシンプルだが、このミニマムな機能で、扇風機は十分である。

 

一人暮らしの部屋に似合う!

この『レトロ扇風機』、デザインから来る癒やしの効果や、ガチャガチャと操作する指の感覚は、記者の年齢層には懐かしく、若い人には個性が光る新鮮なセンスとして受け入れられるだろう。

4月は大学生、社会人など、新生活がスタートする時期でもある。そうした一人暮らしの新生活に、センスあるアクセントとして、レトロな扇風機を置く。これだけで毎日が楽しく豊かになりそうである。

この『レトロ扇風機』、4月中旬から全国家電量販店、ホームセンター、ネット通販などでの発売で、価格はオープン価格。実売価格5,980円程度になる見通しだ。

 

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記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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