【さつまいもスナック食べ比べ】『さつまりこ メープル味』vs『さつまいもん。メープルさつま』香りや味をじっくりと確かめてみた
女性に人気のさつまいもをお菓子にした、カルビーの「さつまりこ」と「さつまいもん。」。どちらも、さつまいもの自然な甘さを活かしたカリッとした食感がクセになるスナック菓子だ。しかし、同じ食材をベースにしているものの、味わいや食感は具体的にどう違うのだろうか。今回はこの2つの商品の違いを食べ比べて検証してみよう!
女性に人気のメープル味とさつまいものコラボ商品が新発売!
カルビーが女性を対象に、さつまいものお菓子で食べたい味のアンケートを実施したところ、メープル味が見事抜擢。試行錯誤を繰り返し、この度、さつまいもの自然な甘さとメープルの甘さの両方を楽しめる商品の開発に成功した。
しかし、同じさつまいもを主材料としたメープル味となると、どっちを選べばいいか困ってしまう。ならば記者が代表して2つの商品の味や食感を食べ比べして、検証してみようではないか。
『さつまりこ メープル味』
先攻は『さつまりこ メープル味』(56g・想定価格 税込150円前後・2019年3月11日発売)。
じゃがりこの姉妹商品として発売された「さつまりこ」だが、ここ数年は期間限定商品の「さつまりこ 焼いも」や「さつまりこ 大学いも味」といった変わらないラインナップだった。
しかし、2017年3月に「さつまりこ 黒蜜きなこ味」、昨年10月に「さつまりこ ポテトアップルパイ味」を発売するなど、徐々にだがバリエーション展開をし始めている。今回の『さつまりこ メープル味』は、ユーザーの意見を積極的に取り入れた自信作といったところだろう。
蓋を開けると、しっかりとしたメープルの香りがふわっと広がる。さつまいもの香りはほとんどなく、つい嗅ぎたくなる優しい香りだ。
カリカリっと堅めのスティックを砕きながら1本を食べてみると、華やかな香りに対してメープルの味はかなり控えめ。メープルくどくない、といえば聞こえはいいが、味がしなさすぎると言うのが本音だ。生地の中にメープルシュガーが練り込まれており、舌に直接甘味が伝わらないのが原因だろうか。
実の所これが正解だったようで、咀嚼を繰り返していくと次第にメープルとさつまいもの甘味が染みだしてくる。それでもさつまいもの主張の方が強いのだが、どことなくまろやかさを感じる甘味になっているように感じる。
メープルの香りを楽しめる、というのがこの商品の魅力だろう。
『さつまいもん。メープルさつま』
後攻は『さつまいもん。メープルさつま』(45g・想定価格 税込120円前後・2019年3月11日発売)。「今の私に、ちょうどいい。」をテーマにした「さつまいもん。」は、仕事の合間や家事の合間、夕食後のリラックスタイムなどのお供に開発された商品だ。
これまでに「さつまいもん。バターさつま」や「さつまいもん。 黒糖さつま」が発売されており、共通して食物繊維や乳酸菌が入っているのが大きな特徴。単にスナックを味わうだけでなく、成分面でもちょっと嬉しい配慮がされていて、まさに「今の私に、ちょうどいい。」を表しているというわけ。
封を切ると、『さつまりこ メープル味』ほどではないが、こちらもふわっとメープルの香りが広がる。「さつまりこ」よりも堅く、子供やお年寄りには推奨できないほどの食感がた楽しめる。
「さつまいもん。」は、さつまいもをスライスした商品で、表面にメイプルシュガーなどのフレーバーがふりかけられている。そのため、口に入れると比較的すぐに味を感じることができるのが「さつまりこ」との大きな違いだろう。
ただ、メープル味から連想するほどの甘さは無く、どちらかといえば上品なセレブ路線。甘さはほとんど感じないのに、不思議と次の1枚を食べたくなる不思議な魅力がある。その理由は、初めはメープルのほのかな甘みを楽しみ、噛めば噛むほどさつまいもの素材の味を楽しめる2段変化が味わえるからだろう。
それでいて口の中は甘ったるさがほとんどなく、心地よいメープルの余韻だけが残るという素晴らしいバランスだ。セレブらしく、紅茶やコーヒーを片手に食べたくなる。
香りで楽しむなら「さつまりこ メープル味」、味で楽しむなら「さつまいもん。メープルさつま」
3月11日に発売されたメープル味のさつまいも菓子を2種類食べ比べしてみた。同じフレーバーだったが、その味わいは一目瞭然。香り、甘味、食感などそれぞれの特徴がはっきりとわかる内容だった。
香りを楽しみつつ、テンポよく食べたいなら「さつまりこ メープル味」、メープルとさつまいもの甘味を楽しみたいなら「さつまいもん。 メープルさつま」がおすすめだ。どちらも堅い商品なので、美味しいからといってすぐに飲み込まないようにご注意。
どちらも全国のスーパーで発売中。コンビニでは取り扱いしていないので要注意。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎