希少品種ホップ使用!今年の『グランドキリン セッションIPA ギャラクシーホップ』は青空と夜空の2面デザイン
キリンビールの「グランドキリン」シリーズに2015年に登場して以降、毎年夏頃に限定発売される『グランドキリン セッションIPA ギャラクシーホップ』が今年も販売される。今年のテーマは青空に舞うカラフルな紙吹雪。暑い夏に爽やかに飲めるセッションIPAを味わってみよう。
セッションIPAは休憩中に飲むために作られた軽めのビール。おつまみなしでもグイグイいける
セッションIPAは、アルコール度数が一般的なビールより低い特徴を持ったビールのこと。諸説はあるが、第一次大戦中のイギリスで工場の休憩時間でも飲めるように作られたとも言われており、飲酒後に勤務戻っても支障が無いように作られたビールだ。今の時代では考えられない。
期間限定で発売するキリンビールの『グランドキリン セッションIPA ギャラクシーホップ』(アルコール分4.5%・350ml缶・参考価格 税込298円・2019年5月21日発売)は、そんなセッションIPAをベースに作られたクラフトビール。
そのため、アルコール分は4.5%とやや低め。その代わりゴクゴクと飲みやすく、暑い夏にこそ飲みたいビールというわけだ。
『グランドキリン セッションIPA ギャラクシーホップ』の魅力はそれだけではない。むしろこちらの方が最大の特徴で、全世界ホップ生産量の内0.5%未満の品種であるギャラクシーホップを使用。
記者は昨年発売された「グランドキリン ギャラクシーホップ」を飲んだが、トロピカルフルーツやパッションフルーツを思わせる華やかな香りが印象的なホップだったのを覚えている。
第一次大戦ごろに親しまれていたセッションIPAと違い、ギャラクシーホップは1994年に交配によって生まれた新種で、市場に出回り始めたのはここ10年程度であることを考えると、セッションIPAが現代の技術と融合し生まれ変わった新スタイルのビールともいえるだろう。とても心躍る展開だ。
パッケージは、缶の形状を活かしたデザインとなっており。一回転させると、青空から夜空へと変わる。夏フェスのような心がワクワクするような、それでいて爽やかなイメージを思わせる遊び心にあふれたデザインだ。
冷蔵庫に入れて冷やした後、推奨されている通り、グラスに注いでいただく。記者の好みは泡が多めの7:3。きめの細かい泡を作るには、細く注ぐのがコツだ。
同社独自の「ディップホップ」製法によって引き出された複雑な香りは、ただのホップとは思えないトロピカルフルーツやパッションフルーツを思わせる。グラスに口を近づけるとその爽やかな香りが鼻孔をくすぐるのだ。
ゴクゴクとリズミカルに喉を鳴らすと、キュッとしまった味と苦味が少々。少し手で温めて香りが開きやすくすると、さらにギャラクシーホップの魅力を感じることができるので試してみてほしい。
休むことなく一気に飲めるほどの軽さは、まさに暑い時期にグビグビ飲むために作られたビール。おつまみが無くても飲めてしまうから恐ろしい。いつもと違う味わいで夏を感じてみるのはいかがだろうか。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
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photo by 尹 哲郎