『全国都道府県対応eスポーツ選手権2019 IBARAKI』目指せ、いばらき国体出場! 「ぷよぷよeスポーツ」一般の部・東京都代表はHIRO選手に決定!

 

今年10月に開催される第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」。その文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」の競技タイトルである『ぷよぷよeスポーツ』の東京代表決定戦が2019年5月26日、千葉・イオンモール幕張新都心で開催された。プロ・アマ問わず、多数の参加者が予選にチャレンジ。決勝16名のトーナメントを制したのは、なんとアマのHIRO選手。そんな激戦の模様をレポートしよう!

 

全国屈指の「ぷよぷよeスポーツ」激戦区・東京の代表をつかんだのは?

10月に開催される「いきいき茨城ゆめ国体」で初めて文化プログラムに採用された「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」

全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」は、47都道府県で代表決定戦を行い、各都道府県の代表者が10月5、6日に茨城県で実施されるの本大会に出場できる。すでに4月には開催県の茨城で「茨城県特別先行決定戦」が行われ、茨城在勤のプロ・ざいろ選手が代表を勝ち取っている。

「ぷよぷよeスポーツ」の東京代表決定戦は千葉のイオンモール幕張新都心で開催された

株式会社セガゲームス(東京都品川区)では、公式のeスポーツ大会『ぷよぷよチャンピオンシップ』とプロ・一般選手の混合『ぷよぷよカップ』を2ヶ月に1回開催している。これはジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトルとなっているが、今回は「ぷよぷよeスポーツ」の47都道府県代表決定戦を主催している。その東京代表決定戦が2019年5月26日、千葉・イオンモール幕張新都心で開催され、プロ・アマ問わず、多数の参加希望者が集結した。

プロのみならず、一般からも広く参加者を募り、予選が行われた

大会は予選から始まった。プロ・アマ公平に、参加者全員が2分間に連鎖による得点をどれだけ挙げられるかというスコアアタック方式で行われ、上位16名が決勝トーナメントに進んだ。

決勝トーナメントに進んだ16名は、それぞれビブスを装着して各対戦をじっと観戦していた

今回、参加したプロは17名。しかし、決勝トーナメントに進んだのは6名という意外な展開になった。まさに「ぷよぷよeスポーツ」の選手層が厚いことを証明する結果となった。

 

10月の「いきいき茨城ゆめ国体」の舞台で飛躍を誓うHIRO選手

昨年度の年間チャンピオン・delta選手、kuroro選手などプロ選手が優勝候補と目されていたが…

決勝トーナメントは対戦プレーで1試合2セット先取、2試合を先取したプレイヤーが勝利という「ぷよぷよチャンピオンシップ」に準拠したルール。タレントの橘ゆりかさんとプロのぴぽにあ選手による実況で戦いの火蓋が切って落とされた。

実況のタレント・橘ゆりかさん(手前)、プロのぴぽにあ選手(奥)も思わず檄を飛ばすほどの激戦

トーナメントの決勝に進んだのは、「ぷよぷよチャンピオンシップ」年間チャンピオンのプロ・delta選手が順当に勝ち上がる。一方、対戦相手はアマチュアのHIRO選手。そして大方の予想を覆し、HIRO選手が東京代表を勝ち取った。

見事「ぷよぷよeスポーツ」東京代表を勝ち取ったHIRO選手

優勝したHIRO選手は「まさかdelta選手に勝てるとは思わなかった。ダメ元で思いっきりよく行ったのがよかったんだと思います。長年ずっと『ぷよぷよ』をやっているので、培った経験・勝負勘がギリギリのところで出ました。予選のレベルが全国で一番高かった東京で、他の県なら代表になれる選手も多く参加した大会で優勝できて嬉しい」とコメント。

「ほかの選手のぶんまで頑張って、優勝を目指したいと思います」と意気込みを語るHIRO選手

なお、国体出場の代表選手は、全国で着々と決定している。すでに決定している選手の一覧は、公式サイトを要チェック。

 

そのほか、開催の詳細は「いきいき茨城ゆめ国体」公式サイト内の「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」専用サイト。または、エントリー専用サイトまで。

 

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記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹 哲郎

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