エナドリじゃないレッドブルを飲みくらべ 『ORGANICS by Red Bull(オーガニックス・バイ・レッドブル)シンプリーコーラ/ビターレモン/ジンジャーエール』!

翼よりも美味しさがほしい時に

 

エナジードリンクの代名詞として君臨するレッドブルによる、エナドリではないレッドブルが『ORGANICS by Red Bull(オーガニックス・バイ・レッドブル) シンプリーコーラ/ビターレモン/ジンジャーエール』。すでに2018年6月から関東圏限定で販売されていたものがついに全国発売となった。オーガニック素材使用で、人工香料、人工保存料、リン酸など無添加の優しい顔したレッドブル。さて、どんな味がためしてみよう。

 

自然なテイストで心地よくリフレッシュできるカフェイン入りリフレッシュドリンク!

レッドブルといえば翼を授けてくれるエナジードリンクの代名詞的存在。しかしこのレッドブル・ジャパン『ORGANICS by Red Bull(オーガニックス・バイ・レッドブル) シンプリーコーラ/ビターレモン/ジンジャーエール』(250ml缶・希望小売価格 税抜206円・2019年5月下旬発売)は、オーガニック素材を使用した無添加のリフレッシュ炭酸ドリンクという位置付けで、エナジードリンクではないと公式が言っている。

つまり有機JAS認定を受けたオーガニック炭酸飲料で、カフェインは入っているものの、良質な清涼飲料水という位置付けである。なかなか不思議で、評価すべきポイントがわかりにくいので、飲んで検証してみたい。

 

 

『ORGANICS by Red Bull シンプリーコーラ』

ジンジャー、バニラ、ガランガル(ショウガ科の植物)、シナモン、ナツメグ、クローブなどのスパイスに、レモン、ライム、オレンジのシトラス風味を加えた、独自の味仕立てのコーラである。一番パッケージがレッドブルイメージに近い。

1本につき97.5kcal、糖質23gで食塩相当量はゼロ。通常使われている健康面で問題を起こしがちな果糖ぶどう糖液糖を使用せずに、砂糖を使用しているところがまず、いい。この果糖ぶどう糖液糖は工業生産される安価な甘味料で、あまりに甘すぎるところから、炭酸飲料に使用される場合は中和するための酸味料を同時に添加することの多いもの。

爽やかな甘みと形容されることが多いが、これが人の血糖値を急上昇させる厄介な甘みで、肥満に直結すると言われている。まだ自然に近い砂糖の方がマシというのが、近年の潮流だ。

 

 

プルタブを落として香りを嗅ぐと、不思議。有機カラメルを使用して、コーラ感も一応あるのだが、シトラス臭が強めなので撹乱させられる。飲んでみるとレモンコーラ的なニュアンスの甘さ控えめな爽やかな味わい。確かにオーガニック食品的なシンプルな味わいで、コーラから毒気を抜いたような自然派の味わいを楽しめた。

 

『ORGANICS by Red Bull ビターレモン』

1本につき95kcal、糖質22.5gで食塩相当量はゼロ。レモンの酸味と苦味が重なりあうハーモニーということで、警戒して飲んでみたら、やっぱり酸っぱい! 目がさめるような強力な酸っぱさに口が曲がる。

シナモンに似た香りのカシア(クスノキ科常緑高木)やライムの香りも隠し味に追加して、甘さをかなり控えた酸っぱさフィーチャリングな味仕立てとなっている。皮ごとレモンを味わうと苦味と酸味が合わさって美味しいが、それが好きなら気に入るはず。

酸っぱいのが苦手な人は避けた方が無難

 

 

『ORGANICS by Red Bull ジンジャーエール』

世の中に流通するジンジャーエールには2種類あり、生姜の辛味がガツンとくるタイプと、サイダーに近い印象の手ぬるいタイプに分かれる。これはそのどちらでもないタイプ。確かに一口飲んだら生姜感はあるのだけれど、普通に飲める程よい辛さ。

ビールじゃないです

ジンジャーのぴりっとした刺激と、ベルガモットの酸味が走り、レモンの後味があり、スパイス感たっぷりの仕上がりとなっている。風味はかなり生姜。異国情緒を感じながら味わいたい。

1本につき92.5kcal、糖質22.2gで食塩相当量はゼロ

 

3本とも、甘さがスキッとキレがいいのが特徴で、確かにオーガニックなヘルシー味もしっかりと感じることができるので、近年の健康意識の高い人にとっては好まれる商品だと思う。ただカフェインはしっかり入っているものの、翼はもらえないので、味わい中心に楽しもう。

 

 

入手は全国のローソン(ローソンストア100を除く)、スーパーマーケット、ドラッグストアなどで可能だ。

 

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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