【お掃除企画】『クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ/立体吸着ウエットシート STRONG/布・カーペット ウエットぶきシート』3種いろいろためし拭き!
床拭き専門で登場しながらも、いつの間にか進化してあれこれいろいろお家のきれいに役立つように進化していた「クイックルワイパー」シリーズ。そこで現行3種類『クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ/立体吸着ウエットシート STRONG/布・カーペット ウエットぶきシート』でどこまで最強なお掃除できるのか、あちこちためしてみた。
お掃除に役立つ「クイックル」シリーズから飛び出した徹底クリーンアップブランド「クイックルワイパー」シリーズ
それまでも静電気利用のハンディーなホコリ取りクリーナーは存在したが、吸着力は決して強いとはいえず、ホコリを完全に取り去ることは不可能というのが常識だった。質の悪い製品では掃除している側からホコリが落ちて、あまり完璧主義の人には向かない製品スタイル。
もともとは「クイックルワイパー」シリーズは、床を拭くためのモップ製品として1994年に登場していた。変わり目はやはり2013年の「立体吸着ドライシート」の起毛量アップだっただろうか。出自がモップなだけに、いくぶんしっとりとした起毛は、文字通りかなりパーフェクトにホコリを吸着させることができるようになった。
記者もいろいろな静電クリーナーの類を使ってきたが、やはり『クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ』が、現状では最強だと思っている。同製品とともに、その3種類のシリーズ製品の魅力を改めて検証してみたい。
『クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ』
「360°瞬間キャッチ!」で知られる、限りなく最強に近い製品だと思う。中でもエアコンの上。『クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ』登場以前と以降で、全国の家庭のエアコン上部のきれいさは明らかに変わったと思うのだ。
もちろんしばらくぶりに掃除すると、真っ黒けになってしまうので、おろしたてのシートを使うのは非常にもったいない。なので記者は日頃から、本棚やテレビ、パソコン周りなどで使用して、汚れてきたら最後のお勤めとしてエアコンの上をきれいにして、シート引退という流れに決めている。
そうした最後のお勤めシリーズでおすすめなのは、他に冷蔵庫の下や洗濯機の下、サッシの溝など、いくつかあるが、全方位的にホコリと汚れを絡め取る感触は、一度使うと戻れないという人は多いのではないか。
テレビ画面などのホコリも面白いように吸着してくれるのが頼もしいところだが、他の場所を掃除したあとだと、ちょっとした汚れが画面についてしまうので、画面系はおろしたてがおすすめだ。もしくは専用に用意するか。
改めて使ってみても、隙間に対する強力なアプローチ力は比類ないと思う。
『クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート STRONG』
これはフロアワイパー製品の『クイックルワイパー』に取り付けて使用する、ウエットタイプのシート。これを使用するための『クイックルワイパー』は同種の製品がいまや100円ショップでも売られているが、やはり細かく見るとけっこう違うので、純正品を使うことをおすすめしたい。
『クイックルワイパー』の何よりの特徴は渦状に立体化された「グルグルやわらかヘッド」。これと一緒にウエットタイプの『クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート STRONG』を使用することで、軽い吸盤感が加わり、汚れをしっかりとキャッチして拭き上げてくれるのだ。しかもシートにも凸凹の立体構造があり、ペッタリと床にくっついてしまうわけではないのが何ともよくできている。
スティック型ワイパーなんて、皆同じと思っていたら大間違い。全然違う使用感である。なのでしっかりと『クイックルワイパー』で、『クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート STRONG』を使用してみたい。
取り付けはシリコンの切れ込みにシートを押し込んで固定するよくあるタイプ。ちなみに記者はこれだけが嫌だ。グッと入れてもうまくいかない時があると、イラッとする。他に方法はないものか。コスパ的には裏返して使いたいが、その場合は手で汚れに触れる可能性が高く、再取り付けでまた失敗するとちょっとイラつく。
でも取り付けての掃除は快適そのもの。キッチンの床やゴミ箱周辺など、乾タイプだけではない湿タイプの汚れ、油汚れなどがある場合は、グイグイ汚れをかきとってくれて、非常に気持ちがいい。
ガスコンロ周りの床は知らず知らずのうちに油が散っているものだが、そうした汚れも強力に拭き取って、裸足で歩くとそのサラサラぶりに感動すら覚えてしまう。
洗浄液は99%除菌・消臭を実現する、エタノールと界面活性剤の組み合わせを中心にした消臭機能香料入り弱アルカリ性タイプ。シートはポリエステル、レーヨンなどの化学繊維を使用した丈夫なもので、1枚(両面使用)で約15〜20畳の面積に使えるが、実際はひどい汚れを拭いた途端にご臨終となるのが現実だ。
基本的に水拭きできない家具などには使用できず、窓や鏡、テレビ、パソコンなどの液晶画面にも不向きなので、そこは注意したい。1枚あたり約40円かかってしまうが、床の油汚れに対する威力は抜群だ。
『クイックルワイパー 布・カーペット ウエットぶきシート』
ありそうでなかった手にはめて使うタイプの布用クリーンシート。色柄によってはあまり目立たないことから、カーペットやラグの汚れは掃除機だけで済ましてしまいがちだが、油性の汚れはもちろん吸い取ることはできない。
汗、皮脂汚れ、それらの付着した髪の毛、ホコリなどは掃除機は苦手科目だ。衛生的にはやはり拭き掃除が必要なのである。特に乳幼児などがカーペット床を転がり回る環境では、しっかり気にしておきたいものである。
さらに布用なので、布製ソファーなどの家具にも使用可能。布製なら車のシートにも使える。「表面のからめとるセンイ」で「洗浄液を保持する層」をサンドした3層構造のシートで汗や皮脂汚れを浮かせてからめとることができる。
実際に使ってみると、力を入れるよりも表面を撫でるように拭くだけでかなりシートに汚れがつく。カーペットの汚れを見て見ぬふりをしていた人なら衝撃的な量の汚れが付着する。記者もまあ知らないふりをしていたのだが、使い終わったシートを見て、ダニなどの温床になる資格は十分ある環境だったのだなあと思った。
使い方は簡単で、シートにあいた穴に指を入れることで広い面もしっかりと拭くことができる。最初にシートを持つと乾いた感触にあれ? となるが、実際に拭くとその圧力で中から程よく洗浄液がにじみ出てくる構造だ。それでいて、拭いた後はサラッとしているので不思議。
ちなみに細かいところを拭く場合は穴に入れない方がやりやすい。直接洗浄液が手に触れるのはどうかと思ったが、中性で除菌剤、消臭剤入りの液体はさほど肌を刺激する感じではない。
拭き掃除ベースの徹底的なクリーンアップが可能な3種類。その実力でいつでも床に寝そべっても問題ない環境へ!
夏場は着衣の枚数が減ることで、カーペットやソファーなども直接肌が触れる機会も多くなるもの。そこが雑菌だらけで汚れていたら残念だし、ダニ発生などの原因にもなってしまう。掃除機では吸い取れない汚れにアプローチする習慣、多分一週間に一度くらい頑張れば、清潔ルームを保てる気がするのだが。
入手は全国のドラッグストア、スーパー、量販店などで可能だ。
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photo by 尹 哲郎