【飲みくらべ】注目の『メロン系缶チューハイ特集 3種飲み比べ』、飲んでわかったそれぞれの違い!

各社より発売されているメロン缶チューハイを飲み比べレポート!

 

6月といえばメロンの美味しい季節! アルコール業界も続々とメロン味のチューハイを発売し、初夏を楽しむお膳立てをしてくれている。今回は、直近に発売されたメロン系缶チューハイを3種飲み比べ、それぞれの味わいについてレポートする。記者好みのチューハイは見つかるだろうか? さっそく検証だ!

 

甘いけどさっぱりしてて飲みやすい、メロン味ならではの魅力を持った三銃士!

メロンは初夏に流通量が多くなる果物の1つ。最も収穫量が多いのは茨城県で、次いで北海道が多くなっている。この時期になると東京や北海道などでメロンフェアが開催され、食べ放題を実施するフルーツパーラーなども珍しくない。

 

またSNSでは、近年メロンソーダの代わりにメロンチューハイにアイスクリームを追加したクリームソーダ、通称「#大人のクリームソーダ」が話題となり、別のベクトルでメロンチューハイが注目されている。甘いだけでなく、さっぱりとした味わいで普段お酒を飲まないのについ飲んでしまったという人もいるほどの人気ぶりだ。

今回は、そんな旬のメロンを手軽に味わえるメロン缶チューハイに注目し、それぞれの味を飲み比べする。比較するのは、サッポロ、アサヒ、サントリーからつい最近発売された、『サッポロ 愛のスコールメロンサワー』『アサヒチューハイ果実の瞬間 夏限定缶茨城産アンデスメロン』『ほろよい〈メロンサワー〉』の3種。

 

それでは早速味わってみよう!

 

『サッポロ 愛のスコールメロンサワー』

最初に検証するのは、サッポロビール『サッポロ 愛のスコールメロンサワー』(アルコール分4%・340ml缶・希望小売価格 税抜160円・2019年4月16日発売・数量限定)

スコールとは、デンマーク語で乾杯を意味する言葉。大人にぴったりの名だ

南日本酪農協同(株)が販売する乳清ソフトドリンク「愛のスコール」ブランドとコラボして開発された「サッポロ 愛のスコールホワイトサワー」をベースに、メロン味に仕上げた1品だ。

スコールならではの乳性入り

液色はホワイトサワーの乳性炭酸の色とメロンの緑が混ざった白濁色。そのためか、蓋を開けるとメロンと乳性炭酸がブレンドした芳醇でいて酸味のある香りとなっている。普通のメロンチューハイでは感じられないこの商品ならではの特徴だ。

「スコールブランド」とコラボしているだけあって、乳性の甘酸っぱい酸味とメロンのまろやかな甘さがバランスよく楽しめる。カルピスメロン味があるとこんな感じだろう。

果汁1%配合のためしっかりとしたメロンの質感を感じられる。それでいてスコールのキレの良さがあるためゴクゴクと飲みやすいのが嬉しい。

アルコールらしさはほとんどなくすんなりと飲める

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『アサヒチューハイ果実の瞬間 夏限定缶茨城産アンデスメロン』

次に検証するのはアサヒビール『アサヒチューハイ果実の瞬間 夏限定缶茨城産アンデスメロン』(アルコール分4%・350ml缶・希望小売価格 税抜141円・2019年5月28日発売・夏限定缶)。その名の通り、収穫量1位を誇る茨城県の旬のアンデスメロンを使ったチューハイだ。発売は2019年7月末までとなっている。

マスクメロンと似たコクと香りが楽しめるのがアンデスメロンの特徴

「アサヒチューハイ果実の瞬間」は、国内の旬の果実の果汁を使用した限定商品を展開するシリーズ。果実を食べた瞬間のみずみずしい味わいを楽しむためのチューハイとして開発された商品だ。

果汁は0.5%と少なめだが、蓋を開けるとまるで目の前にメロンがあるかのようなリアルな香り。ほんのわずかだが、メロンらしい青臭さも感じ、目を閉じると現実かと間違えそうな感覚さえ覚える。

液色は意外にも半透明。グラスに注ぐとメロンらしさは感じなくなってしまう

ゴクッと口に入れると、まるで果汁を飲んでいるかのようなメロンの柔らかい甘さが押し寄せてくる。ほんのりととろみがあるような、そんな錯覚にすら陥ってしまう。

お酒らしさは全く無く、コンセプトのみずみずしさとコクを楽しめる味わいだ。それでいながら、後に引かないさっぱりとした後味でとても飲みやすい。この価格で本格的なアンデスメロンの味を楽しめるコスパの良いチューハイだ。

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『ほろよい〈メロンサワー〉』

最後に検証するのは、サントリースピリッツ『ほろよい〈メロンサワー〉』(アルコール分4%・350ml缶・希望小売価格 税抜141円・2019年5月14日発売・期間限定)

パッケージにはメロンソーダを思わせるデザインが描かれている

昨年発売した同商品がアルコール度数4%となってリニューアルした。明文化こそされていないものの、近年話題となっている”大人のクリームソーダ用として使えるよう、味が調整されているようだ。

CMには、ほろよいブランドでおなじみの沢尻エリカ、佐藤健を起用

それを裏付けるように、果汁はメロンではなくりんご果汁を使用。メロンも原材料には使われているが、香りはメロンというよりメロンソーダやかき氷のメロン味のようなそんな印象を受ける。

とはいえ、このおかげでメロン特有の青臭さが無くなり、爽やかで飲みやすくなったのも事実。正直メロンの味はほとんど感じないが、メロンソーダと言われればそう感じなくもない。口あたりはかなり軽く、まさに大人版メロンソーダと言ったところだろう。

液色は鮮やかな緑。やはりメロンソーダだ

ほぼソフトドリンクなのでアルコールが苦手な人にもおすすめだ。ただし、アルコール度数はしっかり4%あるので充分にご注意を。

メロンソーダに少量のアルコール(スピリッツ)を加えたような軽いイメージ

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三者三様の味わい。メロン味をどう楽しむかが選び方のポイント

3種類を飲み比べて分かったのは、いずれも独自の味わいを確立しており味のベクトルが全く違うということ。純粋にメロンの味を味わいたい場合は『アサヒチューハイ果実の瞬間 夏限定缶茨城産アンデスメロン』、乳性味でカクテル風に飲みたい場合は『サッポロ 愛のスコールメロンサワー』、メロンソーダのようにジュース感覚で甘さを楽しみたい場合は『ほろよい〈メロンサワー〉』がおすすめだ。

いずれも全国のスーパー、コンビニや酒類販売店で限定発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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