【加熱式タバコ】コスト激減、ニオわないで人気の次世代タバコ・ヴェポライザーの銘機「FENIX」の気の利いた強化版『WEECKE FENIX +(ウィーキー フェニックスプラス)』!
カットしたタバコや手巻きタバコ用の刻みタバコ(シャグ)を使用することで、たばこコストを1/4以下に激減させることができ、ニオイ問題も激減と人気の次世代加熱式タバコデバイス・ヴェポライザー。その中でふんわり・しっかり味が出ることで根強いファンの多い銘機「FENIX」がグレードアップして『WEECKE FENIX +(ウィーキー フェニックスプラス)』として登場した。
加熱式タバコが高くつく理由は専用カートリッジ。ヴェポライザーなら自由に選べてとっても安く喫煙し放題!
いまや1箱500円時代。年々天井知らずで上がり続けるのがタバコの価格だ。
近年ブームのアイコス、グロー、プルームなどに切り替えたとしても、それぞれの専用カートリッジ自体が通常の紙巻きタバコとあまり変わらない上、同様に値上がりしていくので、根本的なコストダウンは不可能だ。
そんな中、注目を集めているのが、紙巻きタバコをカットしたり、手巻きタバコ用に販売されている刻みタバコ(シャグ)を使用して、1/4以下に抑えるヴェポライザーというタバコデバイス。
加熱式タバコというと、アイコス、グロー、プルーム(インペリアルタバコも「PULZE(パルズ)」で地域限定参戦)が有名だが、このヴェポライザーも同じくタバコ葉を加熱してニコチンを揮発させることでは全く同じ機構だ。
もともと欧米諸国ではこうしたヴェポライザーはそれなりに浸透しており、そもそもはハーブや終末期治療時に痛みを緩和するための医療用マリファナを老人や子供でも安全に使えるように誕生したもの。
タバコ葉もまた200℃近くに加熱するとニコチンを揮発させることから、転用されるようになった。
さらにうれしいのは、アイコスのヒートスティックなどのように、蒸気を多く生み出すためにグリセリン類などが添加されていないこと。結果としてタバコ葉にもともと含まれている水分だけが揮発するので、そんなに目立つほどは蒸気が出ない。
そしてそうした混ぜ物がないだけ、タバコ葉本来の味わいをそのまま味わえるのだ。結果として周囲に撒き散らすニオイもかなり少ない。そんな実に優秀なデバイスなのである、ヴェポライザーというものは。
しかもシャグは、日本で130種類程度流通しており、選択の余地はメジャー加熱式タバコの比ではない。1袋1,000円もしないものが大半で、大きめのタバコ店やドン・キホーテなどで手に入る。
日本ではAmazonなどのオンラインストアでは、ブームの火付け役となった「WEECKE C-VAPOR」がアイコスやグローなどよりもはるかに人気があったほどだ。
そしてその「C-VAPOR」とともに人気を博したのが、同メーカーの「WEECKE FENIX」という製品。マットな質感で作られたカリフォルニアデザインの本体がシックな落ち着きを放ち、抜群の使いやすさと味の出方で、「これじゃなくちゃ」というファンも多く生み出した。
かくいう記者もその1人。機種的には古い部類に入るのだが、吸い終わったらフタを取って中に詰まったシャグをポンと排出させる(通称:シャグポン)ができることと、「C-VAPOR」のようなコンダクション機(直接加熱式)とは一味違う(セミ)コンベクション(空気対流式)ならではの味わいの芳醇さにずっと惹かれっぱなしだ。
けっこう年季も入ってきて、塗装もちょろちょろハゲてきたので、そろそろ新機種が出ないかなと思っていた。
そんなところに登場したのがこのヴェポライザー専門ショッピングサイト「VEPONAVI/ヴェポナビ」が取り扱う『WEECKE FENIX +(ウィーキー フェニックスプラス)』(111×28×58mm/約141g・販売価格 税込9,800円・発売中)である。
「FENIX」の良いところは全部そのままに、小気味よくグレードアップした『WEECKE FENIX +(ウィーキー フェニックスプラス)』
何がすごいって、見た目がほぼ同じ。内部も肉眼では判別がつかないほど同じということ。
たいていのこうしたグレードアップは、良かれと思って余計なことをして、台無しになることがたばこデバイス以外でもあるあるだが、これは本当にいじらなくて良い部分はまったくいじらない潔さ。
見た目はロゴ部分を見ないと、もはや判別は不可能。内部のタバコ葉を温める炉(チャンバー)の口径も一緒なら、いまひとつ評判のすぐれなかった吸い口もまったく同じものだ。
記者はシックなカリフォルニアデザインが気に入っていたので、これは喜ばしい。サイズ大きいかもしれないが、その分しっかりとホールドすることができるし、シャグの入れ替えも外出先で簡単にできるのが、持ち歩き用途としては最高だ。
カフェの片隅で、付属のパッキングツール(金属製の耳かきのような棒)やピンセットを使ってシャグを詰めるのはけっこう怪しいが、『WEECKE FENIX +』なら簡単に指で詰められる。
袋から適量のシャグをつまんで、チャンバーに入れて、小指でキュッと押さえるだけ。慣れれば10秒程度で可能なので、怪しさ激減。吸い終わった時もそのまま逆さにして振れば、シャグがポンと出てくるから、これまたピンセットなどでかき出す必要がないので怪しささらに減。
どんなところがパワーアップした?
①喫煙時間が連続8分まで拡大した!
旧型「FENIX」では5分で自動的に喫煙が終了する仕様だった。本体を少し冷ますことによって、再びオンすればもう一度吸えるのだが、その空白の時間はなんとも手持ち無沙汰。
それが今回新たに搭載されたバイブ機能で喫煙終了10秒前を知らされた時に、ボタンを1回押すことで3分の時間延長が可能になったのだ。
計8分の喫煙時間はかなりいい。アイコスでも6分、グローやプルーム・エスは3分半ということを考えれば、このロングタイムは素晴らしい。
②急速充電対応で1時間フル充電が可能に!
これまでは1A充電だったので、充電に時間がかかったが、今度は2.5A急速充電に対応したことで、約1時間でフル充電することが可能になった。
ちょっとUSBにつないでおけば、気がつくと充電が終わっているので、非常に使い勝手がいい。
③温度帯が4段階から6段階へ!
旧型「FENIX」では170.180.190.210℃の4段階だったが、170.180.190.200.210.220℃という6段階調節が可能になった。
ニコチンの揮発が始まり、味も変化しやすい200℃周辺が10℃ごとに刻まれ、従来なかった最高温度220℃が追加となった。徹底的に喫味を詰めたい人には最適な機能。
強い喫味を得たい時にはこの220℃は非常に役に立つ。記者は最近は190℃あたりでジリジリ楽しむのが好きだ。
しかしシャグの種類によってはちょっとだけ温度を上げたい時もある。それが可能になったのがうれしいところ。さらに美しいLEDランプの色数が増えて、実にきれい。
④最初から510アダプタ、フィルター装着可能なシリコンマウスピースが付属
温度調整で喫味の調整は可能なので、ヴェポライザーでは必ずしもフィルターは必要ないのだが、抵抗のある人にとってはこのフィルター装着可能なマウスピース付属は安心だろう。
自然のタバコ葉の香りと味を存分に味わえるセミコンベクションの世界
紙巻きタバコやアイコスなどの加熱式タバコから移行したばかりの時は、直接チャンバーを加熱するコンダクション式の方が自然に感じると思う(アイコスもグローもプルーム・エスもすべてコンダクション方式)。
しかしヴェポライザーには大きく分けて2種類あり、他に熱風を通してニコチンを揮発させるコンベクション方式の機器もある。
ただフルコンベクションは吸い方が難しく、敷居が高いのも事実。その両方を併せ持つものはハイブリッド式と呼ばれるが、それはそれで機種価格がお高めであることが大半。
そこでちょうどいい選択肢となるのがコンベクションの特徴とコンダクションの使いやすさが備わった、この『WEECKE FENIX +』のようなセミコンベクション機である。
その味わいの特徴は、コンダクションのアタックの強さもありつつ、味の広がり方はコンベクションのふんわり感があるというもの。これは紙巻きタバコでも、アイコスなどでも味わえない独自の味わい。
使用するシャグの味わいをことのほか引き出して、自然のタバコ葉に包まれるような(?)体験を味あわせてくれる。
アイコスのようなお仕着せの温度設定がない分、それなりの試行錯誤は必要だし、選ぶシャグの種類によって味も全然変わってくるのがヴェポライザー。だが使用していると、そうした手間が楽しくなるのも確か。そして趣味のたばこライフを充実させやすいのが、この『WEECKE FENIX +』なんだと思う。
入手はヴェポライザー専門ショッピングサイト「ヴェポナビ」で可能だ。
公式サイトはこちら
photo by 清水葉子