たけのこ(40歳)を記念して、チーズ感あふれるタピオカブームのきっかけとなったスイーツをトリビュート!『たけのこの里 ティラミス味』

チーズ系スイーツならではのおいしさ

 

人間だったら中高年の仲間入り。1975年9月誕生の「きのこの山」の兄弟商品として1979年8月に誕生した「たけのこの里」も今年で40周年を迎えた。そこで人気デザートの味をイメージした「アニバーサリーデザートシリーズ」が開幕。その第1弾となるのが『たけのこの里 ティラミス味』だ。

 

タピオカミルクティーブームの源流にはティラミスの存在があったのです

目下嵐のようなブームを呼んでいるタピオカミルクティー。実はティラミスとタピオカはまったく無縁というわけではない。1990年頃からイタリアンレストランのデザートとして注目を浴びたティラミスが大ブームとなる。

40年前の姿

 

空前のブームではあったけれど、やはり流行というのは終わるもの。そこでその後釜を狙って新デザートとして90年代前半に仕掛けられたのが、タピオカだったのだ。その当時はココナッツミルクに浮かべて食べる、今でいうチアシードくらいの大きさの透明な粒だった。

40歳になりました

つまりティラミスなくしてタピオカ、ひいてはタピオカミルクティーの大ブームはなかったということになる。

 

 

そんなタピオカのお兄さん的な存在のティラミス。使われているのがマスカルポーネというチーズであり、ココアパウダーとコーヒーパウダーを振りかけて完成する濃厚味が画期的なスイーツだった。

 

 

それまでの濃厚デザートは、生クリームが限界。そこにまったり感炸裂のマスカルポーネチーズを甘くしたそのティラミスは、まさに新食感であり、一気に大ブームとなった。今でもその人気は健在で、定番スイーツの1つとして愛され続けている。

そんなティラミスを題材に作られたのが、明治『たけのこの里 ティラミス味』(61g・希望小売価格 税抜200円・2019年6月18日発売)。ティラミスしているのはトップのミルクチョコレートの下、プレーンクッキーの上に挿入されたティラミスチョコレートの部分である。

そのチョコレートがココアパウダーの役目を果たし、さらにコーヒー味で仕上げてティラミスの味に仕立てたという。では、食べてみよう。

ティラミスの味と言えば、硬めの生クリームのような感覚で、食べるとふわりとチーズの風味がして、しっかりした甘さが広がり、ココア感の後にコーヒーの苦味が置き土産のように舌に残るのが特徴だが、それを「たけのこの里」でどう表現するというのか。

 

 

コロコロしたたけのこは、チョコレート部分がバイカラーになっているくらいで、さほど変わった様子はない。でも鼻を近づけるとかなりのチーズ臭。おお。

口に入れるとチョコレートの甘味がまずやってきて、すかさずチーズ感が広がった。ココア風味がやってきたと思ったら、サクサクと崩れるクッキー。相性抜群。これは美味しい。しかも飲み込んだ後にしっかりコーヒーの苦味がピリリと残る。

 

完成度の高い、ティラミスの味をしたたけのこ。これはティラミスファンなら一度は食べておきたい。

 

 

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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