大阪のソウルフード・肉抜き肉うどんの味わいを再現した『ポテトチップス 肉吸い味』!

牛肉好きなら、きっとラブ

 

“肉吸い”と言われても、関西圏以外の人には?となってしまうだろう。難波千日前のうどん屋「千とせ」が発祥とされるそのメニューは、肉うどんのうどん抜きのこと。記者も食べたことがあるが、まあ和風肉スープ的な美味しさでしばらくハマった。そんな大阪ソウルフードを題材にした『ポテトチップス 肉吸い味』が入手できたので、食べてみた。

 

当然のごとく、カツオ&昆布だしと牛肉の旨みたっぷりな肉うどんの味でした

元々は出番前の芸人が二日酔いでうどんは食べにくいので、肉うどんのうどん抜きを注文したことから生まれたという”肉吸い”という不思議なメニュー。大阪ではポピュラーな特殊メニューだ。

うどんの汁で肉だけを食べる、それが肉吸い。糖質制限時代にもうってつけ

近年ブームの糖質制限ダイエットでも小麦粉=炭水化物の塊ということから避けられがちなうどんなので、この作戦は時流に合っていると言えなくもないので、全国的にブームになってもおかしくないのでは? と思う。

そうした肉吸いを、ポテチで再現したのが湖池屋『ポテトチップス 肉吸い味』(58g・実勢価格 税抜110円※マルエツ プチにて入手・2019年2月発売※関西限定)である。関西限定商品のはずだが、都内のマルエツ プチにて入手できてしまったので、レビューしたい。

封を切ると甘じょっぱい風味。確かにうどん系の風味が漂っている。ポテトチップスである段階でうどんは入っていないので、これも肉吸い(吸えないけど)的な立ち位置といっていいのかどうか。

見た目ではほぼ普通のポテチと変わらない。それでは一枚取り出してパクリ。三大ポテトチップスメーカー(湖池屋、カルビー、ヤマヨシ)の中でも職人的な焼き込みが一番強い湖池屋ならではのカリッとした焦げ目の味わいがきて、牛肉の旨みが殴り込みをかけてきた。

これはうまい。カツオと昆布のダシもサポートして、確かに肉うどんの味わいがよく出ている。しかもポテトチップス由来のいも風味もまた、それによく合う。きちんと薬味のネギ感を感じるところが芸が細かい。

久々に肉吸いが食べたくなってしまった。関西出身ではないけれど、美味しいものは美味しいのだ。

ちなみにパッケージに輝く「SDDプロジェクト」のロゴマーク。これは飲酒運転による重大事故根絶の啓発を図る「STOP! DRUNK DRIVING PROJECT」のロゴ。関西地域に貢献したいと湖池屋もそのプロジェクトに参加しているからだそう。

 

 

入手は関西地域のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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