アイコス新味『マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール』とメンソ強化の「HEETS」2種!
その強い吸いごたえから、紙巻きタバコ移行組に絶大な人気を誇る加熱式タバコ「アイコス」(フィリップ・モリス・ジャパン)。その新味は8月19日に全国発売される「マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール」と、アイコスストアなどでの限定発売となる廉価版スティック「ヒーツ・フロスト・グリーン」、「ヒーツ・クール・ジェイド」だ。
日本人の大好きなメンソール系3種類追加。ほどよくトロピカルと「HEETS」のメンソの弱さを克服する2種
紙巻きタバコではレギュラー系を吸っていても、加熱式タバコでは特有のクセのあるニオイの問題でメンソールを愛用する人も多い。そんなアイコス・ユーザーにさらなる選択肢が3つ加わった。
「マールボロ」ヒートスティックはアイコス 登場と同時に展開している古参ブランド。その巻きの太さから生み出される強力な喫味の強さは、紙巻きタバコユーザーからの移行をもっともたやすくしている。その一方で、他にもあるグロー、プルーム・エスなどの高温加熱式タバコの中ではもっともニオイも強いという弱点もある。
値上げを繰り返し、500円台に突入してしまった「マールボロ」ヒートスティックに対して、廉価版として今年投入されたのが「HEETS(ヒーツ)」ブランドだ。30円ほど安い価格設定(カートンにすれば300円安い)というのはかなり助かる。その味わいは加熱式タバコのために最適化されたブレンドで、クセは少ないのだが、それが物足りないという人もいる。記者はけっこう好きなのだが。
中でも最大の弱点は「メンソールが弱い」ということ。今回はそれを克服する仕上がりというので楽しみである。ちなみに海外で展開されている「ヒーツ」ブランドと日本の廉価版としての「ヒーツ」は全くの別物である。
世界でも稀に見るメンソール好き国民と言われる日本人、どんなスースーなのか、実際に吸って試してみたい。
あくまで控えめなトロピカル感が絶妙!
『マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール』
今まで「マールボロ・ヒートスティック・パープル・メンソール」や「同イエロー・メンソール」などで好評を博してきたフレーバー・メンソール製品となる『マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール』。ちなみにフレーバー・メンソールとは、メンソールにさらに香料を追加して喫味を変化させる手法である。
実際に吸ってみると、いわゆる海外タバコ製品のような強烈なトロピカル臭にノックアウトされるようなことはなく、メンソールの清涼感がガッと喉奥までやってきて、フーッと蒸気を吐き出す時にふんわりとトロピカルカクテルのような風味が香ってくるタイプ。
したがって、トロピカル感があまり得意でない人でも安心して吸える、コンサバティブな程よい南国感で抑えられている印象だ。確かにこの程度のバランスなら、立て続けに吸ってもそんなに飽きはこないと思う。これは完成度が高い。
弱さを克服したお財布の味方!
『ヒーツ・フロスト・グリーン』
ほぼほぼパッケージの色味が同じなので、店頭で「その緑のやつ」という指定はできないだろうヒーツ2種。今までもメンソールは存在するが、”ヒーツのメンソールは弱くて物足りない”という評判があり、それを払拭するためのリリースのようだ。
確かに従来はレギュラーの味わいにほんの少しメンソールで清涼感をアップさせるという、紙巻きタバコを含む、おおもとのメンソールたばこのバランス感を持っていた。主役はたばこということでその路線も正しいはずだが、やはりスースー強力志向が強い人にとっては物足りなく感じるというのもよくわかる。
実際に『ヒーツ・フロスト・グリーン』を吸ってみると、ヒーツならではのポップコーン臭は抑えられた状態で繰り出してくる清涼パンチ。凍りつくほどではないが、キリキリとした冷たいメンソールが喉奥をガツンと刺激して、その後にフワッと草原の香りとともに立ち去っていく。
このくらいメンソール感が強めなら、お財布とのバランスを考えてマールボロから切り替える人も多いのではないだろうかと思うくらいの強さである。
ミステリアスなアロマの上質感
『ヒーツ・クール・ジェイド』
ミステリアスなアロマ感をまとった『ヒーツ・クール・ジェイド』。翡翠味ということになるが、加熱式タバコ前でもどことなく高級感は感じる香りが隠れている。
メンソールはきちんと強めで喉奥を直撃してくれる。その後に広がるオリエンタル感(?)を含んだ不思議なアロマがなかなか高級感があって美味しい。とはいえこれもあくまで風味づけなのでしつこくなく、チェーンしても美味しく味わえると思った。
入手は『マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール』は全国発売だが、ヒーツ2種はアイコスストア、アイコスショップ、アイコスコーナーでの限定発売なのに注意。
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photo by 清水 葉子