【不思議な素材加工食品特集】こんな食品食べたことない!『濃厚チーズ』と『ベビースター おつまみ にんにく』を食べてみた!
世の中には、どうして作ったんだとツッコミたくなる不思議な加工食品が存在している。しかし、注目せざるを得ない異質さこそ、その商品の魅力なのだ。今回は、ファミリーマートで販売されていた不思議な素材の加工食品『濃厚チーズ』と『ベビースター おつまみ にんにく』を検証してみよう。一体どんな味がするのだろう?
意外と売られている不思議な素材加工食品。元の味や形とは別物だから、実際食べてみないと想像がつかない。
おやつ・おつまみ系の加工食品を調べてみると、私たちが思っている以上に不思議な商品が溢れている。しいたけを乾燥させたスナック菓子だったり、ごぼうを揚げたものだったり、普段口にする食感や味わいとは全く異なるので、そのままでは嫌いな人でも加工されていたら食べられる人も多いのではないだろうか。
今回は、元の素材からは想像つかない食感と味わいに変貌を遂げた2商品をピックアップ。なとりの『濃厚チーズ』と、おやつカンパニーの『ベビースター おつまみ にんにく』の不思議な味わいを確かめてみよう。
『濃厚チーズ』
まずはなとりの『濃厚チーズ』(21g・実勢価格 税込140円・ファミリーマートにて発売中)から。
チーズ100%のお菓子なのだが、見た目はカラッと揚げられたスナック菓子。しかし、実際は全く異なる作り方をされている。それが同社独自のヒートパフ製法だ。
ぎっしりと詰まったチーズをふんわりと軽くしっとりとした触感に仕上げることができる製法で、チーズの濃厚な味わいを残しながらもスナック菓子のような軽い食感を楽しめる。
スナック菓子に寄せた、チーズの概念を覆す画期的な加工食品というわけだ。
封を切ってもチーズの香りがふわっと広がらないのも不思議な感覚。香りはチーズパンに近いだろうか。
見た目や手に持った触感は、チーズと言われなければわからない。シュークリームのように膨らんでいて、1粒がとても軽い。
口に入れてひと噛み。スナック菓子とは全く違う、しっとりとした歯ごたえのある食感。チーズの少し硬い部分だけを食べているような気がする。さらに例えれば、チーズパンのチーズだけを食べたような感覚だ。
味はもちろんチーズ。生のチーズをそのまま食べるより濃厚さは劣るが、乾燥わかめを戻したように、風味や味がしっかり感じられるのできちんとチーズとして楽しめる。噛み続けていると次第に濃くなっていくのも面白い。
チーズだけあって、赤ワインと一緒に食べたい味わい。おやつにもおつまみにも使える万能チーズ菓子だ。
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『ベビースター おつまみ にんにく』
次はおやつカンパニーの『ベビースター おつまみ にんにく』(18g・実勢価格 税込185円・ファミリーマートにて発売中)を検証する。その名の通りにんにくを加工した食品だが、使用している種類が普段食べるものとは異なっている。
使用しているのは、食べた後の臭いが残りにくい不思議なにんにく。ハーブエキスを使用した特許取得製法で作られた、ハーブにんにくという品種が使われている。
面白いのは、にんにくの香りは残るが臭いは残らないというところ。食べるときは香りを楽しめるのだが、胃に入ると臭いが無くなり口臭に表れにくいのだそう。
加工方法はいたってシンプルな揚げ。サクサクとした触感が楽しめるとのことなので、早速食べてみよう。
チャック式の封を開けると、確かににんにくの華やかな香りが広がる。本当に後に残らないのかと心配になるほど食欲をそそってくる。
念のため明日は人と会う約束がないことを確認してひと噛み。サクサクというよりはカリカリとした食感が面白いスナックガーリックといった感じだ。
1粒の大きさもそのままの形を採用しているのでひと口サイズでちょうどいい。枝豆のように食べられる。ビールで流せばちょうどいいくらいの味と風味でまちがいなくおつまみにぴったりだろう。これはハマってしまう人が多そう。
肝心の匂いはというと、強烈な臭さは確かにない。むろん、嗅げばすぐにわかる程度だが、これくらいならカレーやとんこつラーメンを食べたときと大差ないだろう。強いて難点を上げるとしたら、少しハーブがきついこと。にんにくよりもハーブの臭いのほうが気になると思うが、いかがなものか。
臭いゼロではないので、職場の休憩中に食べるのはちょっと難ありだが、明日のことを考えずに食べられる一品だ。
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不思議な加工食品で新たな世界が開かれる!
普段はデメリットのある食品も、加工をすることでメリットだらけの美味しい食品に生まれ変わる。にんにくは好きだけど臭いが気になる人や、チーズをスマートに食べたい人は今回紹介した商品を試してみてはいかがだろうか。
もちろん、このほかにも不思議な加工食品は数多く存在している、コンビニやスーパーでも販売されているので、ぜひ挑戦してみてほしい。
公式サイトはこちらphoto by 尹 哲郎