普段PCやスマホの充電のためにACアダプターを持ち歩く皆様に朗報だ。サンバレージャパンの「RAVPower （ラブパワー）」ブランドより、出力比で世界最小クラスのサイズとなる急速充電器『RP-PC112』が発売された。従来の約半分のサイズながら、61Wの高出力で急速充電を可能にしたという。これが本当ならぜひ記者も導入したい！　その実力を確かめてみよう。

圧倒的な携帯性の良さ。一度使えば手放せない確かな使いやすさに心奪われた。

株式会社サンバレージャパン（東京都中央区）は、「RAVPower （ラブパワー）」 ブランドより出力比世界最小クラスの『RP-PC112』（105g・約49×49×32mm・実税価格 税込 黒／4,799円、白／4,599円・2019年8月1日発売）を発売。最先端技術を導入し、従来のアダプターの約半分ほどのサイズを実現した急速充電器だ。

「ラブパワー」ブランドは、世界最速で窒化ガリウムを採用した急速充電器シリーズを発売。この窒化ガリウムは青色ダイオードなどを作る際に使用する素材として知られており、従来のシリコンを利用した製品と比較して、高効率で電力を変換し供給できる特性を持っている。

同社はこの特性を利用し、出力比で世界最小クラスの急速充電器を実現。性能を落とさずに携帯性を大幅に向上させた。Apple社の「Mac Book Pro」用充電器と比較するとその差は歴然。「Mac Book Pro」用充電器：約75×75×30mmに対し『RP-PC112』：約49×49×32mmとなっている。体積比は50%を下回っているのだ。

さらに重量は、「Mac Book Pro」用充電器：192gに対し、『RP-PC112』は105gとほぼ半分。同じ61W出力にもかかわらず、サイズ、重量ともに圧倒的にコンパクトになった。下記表にそれぞれの性能をまとめたので、その違いについて改めて実感してほしい。

また、主な製品の必要充電時間の目安は下記の通り。なお、使用環境等によって実際の充電時間と異なる場合があるので、参考程度にご覧いただきたい。

• Apple MacBook Pro 15インチ (2018/A1990):約 122 分
• Apple MacBook Pro 13インチ (A1706):約 107 分
• Apple MacBook 2015 12インチ (A1534):約 90 分
• Apple iPad Pro 2018:約 135 分
• Apple iPhone XS Max:約 122 分
• Apple iPhone XS:約 123 分
• Apple iPhone XR:約 104 分
• Apple iPhone X:約 132 分
• Dell XPS 13 (9360):約 160 分
• HUAWEI Mate 20 Pro:約 120 分
• Samsung S10:約 90 分
• Samsung S9:約 108 分
• Samsung S8:約 106 分

実際に、本記事のカメラマンが愛用のカメラを充電したところ、同じ61Wのアダプターと同じ時間で充電が完了している。小さくなっても性能は同じというのは間違いなさそうだ。

愛用のカメラを充電中。従来と同じ時間で充電が完了した

記者も実際に使ってみたが、とにかく使い勝手の良さが嬉しい。性能はもちろん、携帯性に優れたコンパクトさと軽さが魅力的だ。カバンに入れても邪魔にならない。隣のコンセント穴を邪魔しない、というわけにはいかないのだが、間隔次第では使えそうなレベルに収まっている。

モバイルバッテリーにももちろん充電可能

USB Type-Cのみ対応なのが少し残念だが、Apple製品をはじめ、多くの電子デバイスが積極的に採用を始めているので、変換アダプターなどを使えばいくらでも応用ができそうだ。

差す向きを反対にすれば、もう少し余裕ができる

カラーはブラックとホワイトの2色。デバイスはもちろん、ケーブルとのカラーバランスを見ながら選んでみてほしい。

カバンにもひょいと入れられるサイズ感

また、９月2日（月）～9月3日（火）までの期間限定で、『RP-PC112』のホワイトが先着100台限定の10%オフセール※を開催。Amazon販売ページから、クーポンコード「PC112SSH」を入力してゲットしよう！

※ブラックは対象外

記者

森脇　学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎