果汁なしでなぜうまい!? 世界初フレーバー『コカ・コーラ アップル』新発売

ありそうでなかった、この組み合わせ!

 

コカ・コーラシステムより、期間限定の新フレーバー『コカ・コーラ アップル』が新発売となった。実は世界で初めてコーラとりんごを組み合わせたという、ありそうでなかった、誰も飲んだことがない新商品である。しかし、よくよく調べてみると果汁は入っていないらしい。一体どうやってアップル味を再現しているのだろうか。検証してみよう。

 

香り、後味、爽快感、全てを兼ね揃えた確かなりんごフレーバーに驚いた

綾瀬はるかがイメージキャラクターを務める「コカ・コーラ」は、1886年にアメリカ・ジョージア州アトランタで誕生した世界中で愛されている炭酸飲料。1961年から日本で本格的に販売されるようになり、その爽快な炭酸と独特の味わいが特徴は今なお人々の心をつかみ続けている。

ゴールドと赤のリッチなロゴ

2000年代に入り、嗜好の細分化が進んだことで「コカ・コーラ クリアライム」や「コカ・コーラ ピーチ」など、フレーバー付きの商品展開が目立つようになってきた。

 

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そんな中、ありそうで無かった王道フレーバーがこの度世界で初めて発売される。それが『コカ・コーラ アップル』(500mlPET缶・希望小売価格 税抜140円・2019年9月16日発売)だ。ジュースの代表味とも言えるりんごが、ついにコーラと手を組んだのだ。

りんごは一年中食べられることもあり勘違いされやすいが、旬は10~12月ごろ。つまり、秋の味覚の1つ。さっぱりとした味わいとみずみずしいジューシーな甘さが子どもから大人まで年代を問わず愛されている果物だ。甘いジュースは苦手でもりんごジュースなら大丈夫、という人もいるのではないだろうか。

1本あたりのエネルギーは230kcal、糖質は約57.5g

パッケージは、炭酸の泡をまとったりんごのイラストを中央に配置。同じ赤色でも、ひと目でりんごフレーバーだと分かるように工夫されている。ちなみに、イラストを使っているのは法律で果汁5%未満の場合、写真をパッケージに使えないと決まっているため。調べてみると『コカ・コーラ アップル』は果汁ゼロ。つまり、無果汁となっている。

では、無果汁なら香料で補うのが定番だが、コカ・コーラの香りや味はかなり独特。無果汁でアップルの味が楽しめるのだろうか。早速飲んで確かめてみよう。

色は通常と変わらない茶色

パンっとはじける炭酸の音とともに、ふわりと広がる香り。お馴染みのコカ・コーラの中に、確かにりんごが見え隠れしている。りんごジュースほどはっきりとしておらず、少々ミントのようにも感じる。

ゴクッとのどを鳴らし、ひと口飲んで思わず驚嘆。りんご果汁は入っていないのに、確かにりんごらしい爽やかさと香りが存在している。勝手ながら、もう少しコカ・コーラっぽいと思っていたのだが、これは想像以上だ。

鼻に抜ける風味は紛うことなきりんご。さらに、後味にもしっかりと余韻が残り、さらに炭酸とは違う爽やかさが感じられた。かといって、りんごジュースと炭酸の組み合わせといった単純な味ではなく、きちんとコーラの味もする。コカ・コーラならではの唯一無二の商品といえるだろう。

世界初のアップルフレーバーのコーラ。季節商品のため期間限定だが、これまでのコーラとは全く違う感動を与えてくれた。全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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