【飲み比べ】『カロリーメイト リキッド』が36年目のリニューアル!時代に合わせて美味しくなったというが、どうなの!?
バランス栄養食「カロリーメイト」といえばブロックタイプのものを想像しがちだが、リキッドタイプも36年前から存在している。その『カロリーメイト リキッド』が、1983年の誕生以来はじめてリニューアルを行い、新たなフレーバーも登場した。この機会に、リキッドタイプの「カロリーメイト」を飲み比べてみたい!
食事を取る暇もない忙し人の救世主が、36年目で時代に合わせて味わいを進化させた!
大塚製薬より、5大栄養素(タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル)を手軽に摂取できるバランス栄養食として発売されている「カロリーメイト」。記者は学生時代に登山部に所属していたこともあり、4本入りと2本入りのブロックタイプを山に登るたびに買って食べていた経験がある(毎回異なる2つの味を選んで買っていた)。社会人となったあとも、食事の時間が取れないほど忙しい時期にコンビニで買って、深夜にサクっと食べることで難儀な仕事を乗り越えたことも。
そんな「カロリーメイト」はブロックタイプ以外にも、ゼリータイプとリキッドタイプ、そして備蓄品専用製品のロングライフが存在する。今回10月7日から新発売されることとなった『カロリーメイト リキッド』は、共働き世代の増加に伴いニーズが高まった栄養補助食品市場で、効率よく栄養を摂りたい朝のシーンの需要を見込んでいるとのこと。
『カロリーメイト リキッド』には、従来のカフェオレ味がリニューアルしたほか、新たにフルーツミックス味とヨーグルト味がラインナップに加わった。もともと医療用の濃厚流動食を原点にして一般向けの栄養補給目的に作られた『カロリーメイト リキッド』がこのたび新発売となった背景には、スムージー・野菜ジュース・プロテインで朝食時に栄養を摂取する人の増加もあるという。
ちゃんと栄養を考えて食事を作りたくとも、ひとり暮らしや共働き家庭などでは、準備する時間や手間がかけられないのが実情。確かに記者も、アラサーとなってからは野菜ジュースやスムージーを意識して飲むことが多くなった。
『カロリーメイト リキッド』は、カフェオレ・フルーツミックス・ヨーグルトと3つの味で栄養成分表示は微妙に異なるが、200mlの1缶でタンパク質を10g、1日に必要な摂取量の約半分のビタミンを摂取可能。となると、やはり気になるのは、より美味しくなったという味わいだろう。今回は新フレーバー2種に加えて、カフェオレのみ旧製品と飲み比べてみることで、どのように味わいが変わったのかも検証してみることに。
『カロリーメイト リキッド フルーツミックス味』(200ml・希望小売価格 税抜200円・2019年10月7日発売)から飲んでみる。余談だが、記者がブロックタイプでいちばん好きな味がフルーツだ。
缶を開けるとまず感じたのは、フルーツ牛乳のような香り。ひと口いただいてみると、思っていた以上に甘酸っぱいフルーティさを感じる。商品名のとおり、まさにフルーツミックスジュースのようにおいしく頂けた。
『カロリーメイト リキッド ヨーグルト味』(200ml・希望小売価格 税抜200円・2019年10月7日発売)は、ブロックタイプにはない味だ。缶の色合いもヨーグルトっぽい水色がベースとなっている。
実際に飲んでみると、すっきりとした飲みごたえでヨーグルトの味わいが楽しめる1杯だった。朝のシャワーのあとにグイグイと頂ける。いわゆる「飲むヨーグルト」ほどドロリとしていない分、口の中に後味が残ることもなく、朝のわずかな時間で飲めるのがありがたい。
『カロリーメイト リキッド カフェオレ味』(200ml・希望小売価格 税抜200円・2019年10月7日発売)は、旧商品と飲み比べをしてみる。新発売されたカフェオレ味は缶に描かれるロゴが茶色くなっており、旧製品は黒色だ。商品入れ替えが完了していない店舗では、缶のパッケージで見分けたい。
中身をグラスに注いでみると、やや新製品の方が濃い色合いだ。実際に飲み比べてみると、まず旧製品は液体が濃厚な口当たりとなっておりマイルドなカフェオレという感じ。対して新商品のカフェオレ味は、ミルクの味わいが非常にまろやかな口当たりで飲みやすい。このミルクの優しい味が、リニューアルした成果といえるのだろう。
記者の個人的好みで言えば、フルーツミックス味が一番美味しかった。3種異なる味があることで、コーヒーやカフェオレが苦手……という人でもバランスよく栄養を摂ることができるので、選択肢としてもいいバランスだと感じた。
これまでは購入する機会がなかなか無かった『カロリーメイト リキッド』だが、新発売を機に全国のスーパー・ドラッグストア・自動販売機などで購入できるように。健康を気にするお年頃の世代はもちろん、部活の朝練前にグイっと飲むのにもピッタリなので、ぜひ朝の1杯として習慣づけたい商品だ。
公式サイトはこちらphoto by 尹 哲郎