『トーキョーハイボール』東京・下町の大衆酒場で味わえる”元祖チューハイ”の味を再現! インバウンド向けにもオススメ!
東京・下町の大衆居酒屋で古くから愛されている“元祖チューハイ”。焼酎を炭酸で割ったものに梅などの風味を付けて提供されるお酒だが、いまだに庶民に愛されている。しかも、近年はインバウンドによる訪日外国人客にも人気だとか。そんな“元祖チューハイ”の味わいを再現した焼酎ベースのハイボールが、オエノングループの合同酒精株式会社『トーキョーハイボール』。「梅風味」と「しそ梅風味」の2種類で展開されており、しかも自分好みに味を調整できる『トーキョーハイボールの素』まで発売されている。そこで、実際に飲んで下町の味をチェックしてみた!
昭和レトロな和風パッケージがオシャレで訪日外国人にも受けがよさそう!
最近、若者を中心にウィスキーベースのハイボールが人気だが、東京・下町では古くから焼酎をベースとした「下町ハイボール」が大衆酒場などで愛飲されてきた。これは、かつて酒税法の関係からウィスキーが“高嶺の花”だったため、下町の庶民が比較的安価に手に入る焼酎を使い、代用品として考案したもの。まさに“元祖チューハイ”と呼ばれるもので、「チュー」は焼酎の「酎」を「ハイ」はハイボールの「ハイ」を取った造語だ。
元祖チューハイは、焼酎を強炭酸で割り、梅などのシロップをブレンドしたものをいう。昭和30年代から浅草や曳舟あたりの東京・下町にある大衆酒場でよく飲まれており、現在でも庶民に好まれているリーズナブルなドリンクメニューだ。
近年、インバウンドによる訪日外国人客も増加しているが、彼らが古き良き日本文化を楽しむ場所として下町を訪れていることを知っている人は多いだろう。しかも体験型の「コト消費」ニーズが高まっており、なんと下町の「居酒屋ツアー」なども多く実施されているという。そんな訪日外国人にも、大衆居酒屋で提供される“元祖チューハイ”は人気が高い。
オエノングループの合同酒精株式会社(東京都中央区)では、そんな”元祖チューハイ”の味を忠実に再現した『トーキョーハイボール』(梅風味/しそ梅風味・各350ml缶・希望小売価格 税抜143円・発売中)を販売している。ドライなキレが特長の梅風味、甘酸っぱさが特長のしそ梅風味、どちらも食事の味を引き立てるので食中酒としても高い人気がある。
スーパーなどの陳列ケースでもパッと目を引く和風テイストのパッケージデザインは、昭和レトロを意識したオシャレさで、訪日外国人の心を掴むような日本らしさを感じさせる。パッケージの裏面には、『トーキョーハイボール』の由来が記されており、商品のコンセプトが明確でわかりやすくなっている。
そんな、どこか懐かしくも新鮮な響きを感じる『トーキョーハイボール』の「梅風味」と「しそ梅風味」を試飲し、下町が感じられるかどうかチェックしてみたいと思う。
『トーキョーハイボール 梅風味』スッキリとしてパンチのあるお酒好きのためのチューハイ
まずは『トーキョーハイボール 梅風味』から飲んでみる。なんとアルコール分9%という、いまRTD(Ready To Drink)市場で大ブームとなっている「ストロング系チューハイ」なのだ。しかも糖質ゼロ、プリン体ゼロ、甘味料ゼロという3つのゼロ”が嬉しいチューハイである。
ひと口飲んでみると、さすがアルコール分9%。焼酎のパンチが効いていて、これはお酒が好きな人には喜ばれる味わい。後から、ほんのり梅風味がやってくるが、甘ったるくなく、スキッとした後味。これは確かに食事にも合うだろう。
記者も浅草のWINSに足を運ぶときは、帰りに大衆居酒屋で一杯ひっかけてから帰るのだが、そのときに飲む下町の”元祖チューハイ”をうまく再現している。ちなみに、常連たちは”元祖チューハイ”が薄まるのを嫌って氷は入れないで飲むことも多い。この『トーキョーハイボール』も、キンキンに冷やして、氷なしでも楽しめるが、一般的には氷を入れて飲むのがおすすめ。
『トーキョーハイボール しそ梅風味』さすが鍛高譚のメーカー。しそ味が美味!
次に『トーキョーハイボール しそ梅風味』を試飲。製造元のオエノングループ・合同酒精は、しそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」のメーカーとしても知られている。つまり、しそ味を扱うのに定評のあるメーカー。これは期待できる。
パッケージも薄紅色なら、中にはいっている液体も同じ色。しそ梅を思わせる鮮やかなカラーで、これぞ、しそ梅! といった印象。実際に飲んでみると、これはアルコール分6%と梅風味に比べて控えめなためか、非常に飲みやすく、しかも、しそ梅の甘酸っぱさがスッキリしている。これなら女性にも人気が出そうだ。
こちらも、しっかりと“元祖チューハイ”を再現しつつ、ライトな味わいなので若者層や、お酒のトライアル層にも気軽に楽しめるに違いない。
『トーキョーハイボールの素』おすすめは1:3だが、自分の好きな味わいにアレンジ!
2019年9月上旬に発売されたばかりの『トーキョーハイボールの素』(梅風味/しそ梅風味・各720ml瓶・希望小売価格 税抜803円・発売中)は、文字どおり上記2商品の炭酸で割る前の「素」となる商品。つまり“元祖チューハイ”の素を自分の好きなようにアレンジして楽しめるのだ。
『トーキョーハイボールの素』のおすすめの割り方は、「素」が1で炭酸が3という1:3。これだとアルコール分は約6~7%となって、1本で約16杯の『トーキョーハイボール』が楽しめる。ただ、もっと濃い目が好きなら素を増やし、逆にアルコールに弱い人なら炭酸を増やすこともできる。さらに、割るための炭酸は、今はたくさんの銘柄やテイストが販売されているので、好みの炭酸を選んで割るのも楽しい。
『トーキョーハイボール』シリーズは、自宅を東京下町大衆酒場に変えてくれる楽しいお酒。食事との相性も抜群で、記者は枝豆と一緒に楽しんだ。もちろん、焼き鳥や焼きとん、ホルモン焼きやもんじゃ焼きなど、下町のソウルフードとの相性もバッチリ。今夜は下町テイストのおつまみと一緒に『トーキョーハイボール』を楽しんでみては?
なお、『トーキョーハイボール』シリーズの購入は、全国の量販店や酒販店で。
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photo by 尹 哲郎