ミルク無しでそのまま食べるカレー味シリアル『カレーグラ』を食べてみた!
日本の朝食といえば、ごはんかパンかという2択か基本だった。しかし、最近ではヨーグルトやミルクと食べるシリアル食品も、手軽さなどが重宝され一般的に。ホテルのバイキング形式朝食でも一角を占めている。そんな中! 「フルグラ」のカルビーより、その名もズバリ『カレーグラ』なる商品が登場。甘い「フルグラ」の真逆ともいえるカレー味のシリアル、果たしてその味やいかに……!
手軽にイチロー感を味わえる(!?)忙しい朝にも便利なカレー味のシリアルとは?
カルビーのシリアル食品といえば、シリアルブランド売上げナンバーワンの「フルグラ」をまず思い浮かべる。プレーンタイプの「グラノーラ」など、さまざまなバリエーションが展開されているが、『カレーグラ』(150g/3食分・実勢価格 税抜238円・2019年11月18日発売)は、ミルクやヨーグルトなどを加えずに、そのまま食べるタイプのシリアルの新提案として発売された。
今年引退したメジャーリーガー・イチローも、かつては朝食にシンプルなカレーを愛食していた。カレーとシリアルを合わせた『カレーグラ』は、新時代の朝食として理屈上は納得はできるが、なかなか味のイメージがつかない。辛いのだろうか、甘いのだろうか……。
原材料を見てみると、穀物の加工食品なのでオーツ麦やライ麦粉などが連なって記載されているが、カレー味シーズニングやにんじんとたまねぎの乾燥野菜も入っている。カレーなので当然といえば当然だ。
そもそも『カレーグラ』開発経緯は、「フルグラ」等のグラノーラが主食として食べ続けるには甘く感じるという意見を元に、既存のものにはない食べ方や味わいを求めて着手したというもの。発売に先駆けた2019年4月のテスト販売で高い評価を得たことで、正式に発売される運びとなった。ということは、甘さから辛さに振り切っただけのネタ商品ではないのだろう。
ともあれ、食べてみなければ始まらないので、シリアル用のお皿に入れていく。ここにいつもならば、ミルクやヨーグルト、フルーツなどをお好みでトッピングして爽やかな朝を彩るところだが、これは『カレーグラ』である。寝ぼけてほかのシリアルと間違えないように注意せねばと思いつつ、実際にいただいてみる前に、香りをチェック。
完全にチキンカレーのエスニックな香りである。甘いシリアル感はない。『カレーグラ』と言われずに出されたら、カレースナックだと思うだろう。
いったいどんな味わいか……と、すくっていただいてみる。当然のことながらカレー味なのだが、ザクザクとしたシリアルならではの食感のなかに、甘みを感じる。グラノーラの食感と甘さがアクセントとして融合した不思議な味わいだ。
朝食に限らずおやつ感覚でイケるなと食べていると、また違ったふわっとした食感を発見。この正体はパッケージの裏面に描かれているが、チキンだ。「フルグラ」の穀物加工技術とスナックの味付け製法を活かして作られているということだが、食感のワンポイントとしても旨味としても良い仕事をしている。飽きることなく食べ続けることができる。
ちなみに、パッケージ上部にはチャックが付いているので、シケらすことなく保存可能だ。地味にあるのとないのとでは大違いなのでありがたい。
よく噛めば噛むほど、カレー味の中に甘みが残るクセになる味わいの『カレーグラ』。パッケージから想像した通りのテイストで想像した味覚を超えてくるインパクトが楽しめる。
気になった方は関東エリアのスーパー等の店舗(コンビニを除く)かカルビーフルグラオンラインショップで購入可能。一度試してみる価値はあり!
公式サイトはこちらphoto by オノダナオ