具材はほぼ謎肉のみ! 帰ってきた『カップヌードル謎肉丼』を食べる
昨年末に全国発売され、謎肉ファンたちに愛された『カップヌードル謎肉丼』が再びやって来た! ボリューム満点で、一度食べれば謎肉のトリコになること間違いなし!? な逸品を改めていただいてみることにしよう。
ヌードルだけど麺はナシ!ご飯と謎肉をひたすらがっつくヤミツキの味が再臨!
パッケージのインパクトも強烈な『カップヌードル謎肉丼』(111g うちライス86g・希望小売価格 税抜263円・2019年11月25日発売)は、「カップヌードル」の麺の代わりに初めからライスがぶち込まれたカップライス製品の究極系だ。「カップヌードルミュージアム 横浜」で数量限定販売されたところ、大反響。オンラインストアで限定1万食が即完売して昨年全国発売されたという経緯もすごい。そろそろ全国の謎肉ファンの欲求が抑えられないという頃合いに、我々のもとに戻って来てくれた。
さて、『カップヌードル謎肉丼』を実際に食べたことがない人の意見で、もっとも多いものは「わざわざ買わなくても、カップヌードル食べてからライスを入れればいいんじゃない?」である。実際、記者も食べているときに家族に言われた。
しかし、これには明確に反論できる。通常の「カップヌードル」を食べたあとの残り汁には、ほとんど具材が残っていないが、商品名のとおり謎肉がモリモリの状態でライスと一緒に食べられることに価値があるのだ。
ちなみに、大々的に謎肉と言っているがその正体は味付豚ミンチである。しかし、覆面プロレスラーの正体は誰それと言うようなものなので(粋ではない)、謎肉は謎肉とする。『カップヌードル謎肉丼』はそんな謎肉に特化しているので、「カップヌードル」おなじみのエビや卵の具材は入っていない。
そして通常の「カップヌードル」とは作り方が若干異なるので注意されたし。フタをめくれるギリギリの指定の位置まで剥がしたら、中身をぶちまけないように横に振るのを忘れずに。謎肉とライスがシャカシャカと小気味いい音色を奏でてくれる。もちろん、リズムにのるためにシャカるのではなく、ライスの上に謎肉をしっかり配置するためだ。
円を描くようにまんべんなくお湯を注いでいったら、フタを閉じて3分ではなく5分待とう。ウルトラマンもお腹が空いて帰ってしまう時間が経過したら、あとは中身を豪快にかき混ぜてかっ食らうのみ!
確実にひとすくい目にスプーンに入るほど、ボリューミーに盛り込まれている謎肉たち。お腹が空いた深夜に食べると、身体に沁み渡る圧倒的旨さだ。
スープの味と香ばしい謎肉汁(なぞにくじゅう)とライスが合わさった、マッチョだらけのオーケストラのような重厚なハーモニー。「うめぇうめぇ」と思わず口に出しながらバクバク食べていくが、ライスの量が少なくなっても謎肉がなくならない(もちろん食べ方にもよるが)。最後までしっかりと謎肉の旨味を楽しめて、大満足!
「カップのまま食べるのは、はしたないですわ」という方は、お皿に盛り付けていただこう。香ばしく色づいたライスと謎肉が見た目にも食欲をそそってくれる。プロの中華料理人による謎肉チャーハンなども食べてみたいものだ。
変わらぬ美味しさと背徳感を得られる『カップヌードル謎肉丼』。全国のスーパー・コンビニ等の小売店で購入可能だ。「まだ食べたことがない」という人は、この機会をお見逃しなく!
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photo by オノダナオ