レアワイン使用。ただものではないレーズンチョコ『紀ノ国屋 貴腐ワイン漬けレーズンチョコ ビター/ホワイト』
レーズンをチョコでくるんだレーズンチョコは定番おやつであり、おつまみであるが、そのレーズンを高級ワインの代名詞・貴腐ワインに漬け込んでしまったワンランク上のお菓子がこの『紀ノ国屋 貴腐ワイン漬けレーズンチョコ ビター/ホワイト』。さて、どのくらいおいしいのだろうか。
見た目は石ころみたいだけれど、口に含むとアロマたちのぼる至福の味わいが!
関東の高級スーパーとしておなじみの紀ノ国屋。高級食材が数多く揃うスーパーマーケットで、故・梅宮辰夫も愛した名門中の名門である。1953年にルーツとなる店舗を創業した東京・青山にある「紀ノ国屋インターナショナル」はスーパー好きにとっては聖地のような存在だ。
そして同店チェーンで手に入るのが、白地に濃いグリーンが基調のプライベートブランド商品。決して廉価版というイメージではなく、紀ノ国屋ならではのこだわりにあふれた名品が揃っている。
その中で今回紹介したいのが、株式会社紀ノ國屋(東京都新宿区)『紀ノ国屋 貴腐ワイン漬けレーズンチョコ ビター/ホワイト』(70g・実勢価格 税込540円・発売中)だ。100歩譲ってワイン漬けレーズンはいいとして、貴腐ワインとは恐れ入る。
ちなみに「貴腐(きふ)ワイン」とは、その希少性から「ワインの帝王・帝王のワイン」と呼ばれているもの。使用している貴腐ブドウが名前の由来で、完熟したブドウに貴腐菌が付着することで、果皮のロウ質が壊されて、果汁水分が蒸発、木になったままで干しぶどうのようになるという。そのぶどうを使って作られるのが貴腐ワインだ。
しかもここで採用されているのは、世界三大貴腐ワイン産地の一つ、フランス・ソーテルヌ地区産の貴腐ワイン。そこにオーストラリア産のサンマスカットレーズンをつけ込んだ後、チョコレートで包んだのが『紀ノ国屋 貴腐ワイン漬けレーズンチョコ ビター/ホワイト』である。
ちょっとばかし背筋を伸ばして食べてみたいと思う。
『貴腐ワイン漬けレーズンチョコ ビター』
開封すると、酔っ払いそうな香りが立ち上る。取り出すと、小さな穴がプスプスあいた、茶色い石ころのような形が楽しい。舐めるとやはりチョコの味がする。
口の中に放り込んで、噛むと、その中からレーズンが登場。これがしっとりぬらぬら濡れたレーズンなのである。そして立ち上る高級アロマ。これが貴腐ワイン漬けされたレーズンなのか。
レーズンが甘いからだろう、ビターと言われてもけっこう甘い。そしてクセが強い。これは上質な食べ物に違いないと一口で感じさせてくれた。
『貴腐ワイン漬けレーズンチョコ ホワイト』
ビターよりさらに酔っ払いそうな香りがした。なるほど、少しだけこちらの方がアルコール分が高いようだ。
白くて大きい砂利のようなビジュアル。舐めると甘くて美味しいホワイトチョコの味がして、ホワイトチョコファンとしては非常にうれしい。
そして噛むとさらに豊潤な香りが染み出してきて、二度美味しい!
どちらも通常のレーズンチョコだと思って食べたら確実にびっくりする芳醇アロマ。せっかくなのでワインと合わせてみる。これは最高。贅沢。どちらもおいしい。
入手は紀ノ国屋各店舗、紀ノ国屋オンラインショップなどで可能だ。
公式サイトはこちら
photo by 清水葉子