【夏マスクにも】抗菌・防臭効果のある炭が使われた生地で作る『SUMMY 手作りマスクキット』を作ってみた

炭からできた生地で立体マスクを作ろう!

 

新型コロナウイルスの流行により、マスクが手放せない日々が続いている。そこで注目されているのが洗って繰り返し使える布のマスク。抗菌や防臭作用が認められ、さらに調湿効果にも優れており接触冷感・接触温感も実証済みの高機能な炭素繊維生地から作る『SUMMY 手作りマスクキット』を早速チェックしてみよう。縫わないマスクの作り方も併せてご紹介!

 

洗って繰り返し使える生地で作るマスクが大活躍

寝具の企画・製造・卸を手掛ける北沢株式会社(大阪府大阪市)は、「炭」の持つ優れた機能や効果を肌で感じる事ができる生地を使用した『SUMMY 手作りマスク キット』(3人分・参考価格 税込2,310円・発売中)の販売を開始した。

新年よりこのシリーズで寝具と作ろうと試行錯誤していたが、新型コロナウィルス感染症によるマスクの必要性が高まっており、この状況の打開に少しでも貢献することが先決と考え、まずは手作りマスクキットを緊急販売することにしたという。

中に入っているものは、SUMISEN生地、ゴム、立体マスク型紙(大人用・子供用)の3つ。

 

抗菌・防臭効果のある生地「SUMISEN®」とは?

この手作りマスクキットに使われている生地は「SUMISEN®」という素材。これはオーガニックコットン生まれの炭素繊維生地である。コットンと炭繊維の天然素材から作られているので消臭や抗菌効果があることが認められており、体温や湿度を調節してくれるという。

遠赤外線の効果で夏はさらり、冬はじんわりと温めてくれる機能性素材なのだ。

洗濯してもその効果は繊維が破壊するまで持続されるため、繰り返し使用しても効果は変わらない優れもの。

また、炭の多孔質構造により調湿性もありムレにくく、接触冷感・接触温感効果も実証されているというので、 夏マスクとしてもぴったり。

その「SUMISEN®」という生地を使って、立体マスクを作っていこう。

左:ブロード 右:フライス

柔らかくて肌触りのよいブロード、さらりとした肌触りのフライス、程よいストレッチ感のあるベア天竺などの生地を取り扱っている。

 

手作りキットの難易度は?

フライス:綿87%、合成繊維(炭混入繊維)13%

まずは、さらりとした生地のフライスで作ってみよう。

できあがりサイズ: 大人用 約タテ12.5cm×ヨコ20cm / 子供用 約タテ10cm×ヨコ16cm

型紙は大人用と子供用が用意されているので、子どもがいる家庭でも安心。

生地には事前にアイロンをかけておこう。

まずは型紙を写し、生地を裁断していく。

2枚を中表に合わせて、前中央を縫っていこう。

縫い代に切り込みを入れて、アイロンで割っておく。

表布と裏布を中表に合わせて上下を縫っていこう。

表に返したら、上下にステッチをかけていく。

続いて、両端を三つ折りにして、ゴムを通す部分を作ろう。

最後にマスク用ゴムを通して結び、結び目は中に隠す。

 

手作りマスク完成!裁縫の基礎知識がある人なら簡単に作れる

手作り立体マスクの完成。簡単な裁縫が出来るレベルの記者が1個作るのにかかった時間は約30分。

2個目以降は慣れてきて、もう少し早く作れた。お裁縫が得意な人であれば、もっと短時間で作ることが出来るはず。

早速出来上がったマスクを着けてみると、肌触りが良くて気持ちいい。立体になっているので、鼻や口周りが楽。サラリとした素材なので、普通の呼吸で中がムレてしまうこともなく、普段使いするには十分。

 

この型紙で作ると、女性にぴったりのサイズ。男性やゆとりのあるものが好みの人はもう少し大きい方がいいかもしれない。型紙も自分好みの大きさにしたい人は変更して作ることももちろん可能だ。

この手作りキットでは3個分作ることが出来る。ミシンを使った方が仕上がりは綺麗だが、手縫いでも作ることは出来る。

自分で手作りするハンドメイドの楽しみを感じながら、作ってみるのも良いかもしれない。

 

お裁縫は無理!という人でも出来る、縫わないマスクの作り方

今度は、柔らかなブロード生地で縫わないタイプのマスクを作ってみよう。TVやSNSを中心に広く紹介されているものと同じ作り方だ。

生地1枚とゴム2本で作る。ゴムはあらかじめ輪にしておこう。

生地を半分に折り、両端から1/3位のところにゴムを通しておく。

両端を折り、右端を中に織り込めば完成。

ひっくり返したら縫わないマスクの完成。顔に合わせて生地を広げられるので、思っている以上に顔にフィットしてくれる。ブロードの柔らかな肌触りが気持ちいい。

 

これからは洗って繰り返し使える生地マスクも使っていこう!

『SUMMY 手作りマスク キット』は、接触冷感機能もあるので手作り夏マスクとしてもおすすめ。

ひと昔前は使い捨てマスクがなかったので、マスクと言えばガーゼマスク一択だった。こうして洗って繰り返し使えるマスクもエチケットとしては十分に役立つもの。

使い捨てマスクを使うと摩擦で肌荒れしてしまう人もいる。こうした生地を使ったマスクは、肌触りも優しく良い点もある。1日使用したものは、もちろんきちんと洗ってから使おう。

商品ページ:『SUMMY 手作りマスクキット』

マスクと顔の間にはさんで使える『マスク用取替シート』(4枚セット×10袋・税抜 2,000円・発売中※数量限定)も発売しているのでこちらもあわせてチェックしてみてほしい。

 

これを機にエチケットとしてハンカチを使うような感覚で、手作りマスクを使ってみてはいかがだろうか。

公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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