ついに太スティック化! 『グロー・ハイパー(glo hyper)』はアイコスに迫る強喫味へ【加熱式タバコ】
■フレーバーメンソール系
「ネオ・フローレセント・シトラス・スティック glo hyper 用」
シトラス系フレーバーメンソールの「ネオ・フローレセント・シトラス・スティック」。箱を開けると爽やかなシトラス(柑橘系)フレーバーを感じた。
ブーストモードでは、最初は基本的なペパーミントメンソールで、シトラス控えめ。しかしカプセルをつぶすと、強力なシトラス感が襲いかかってくる。これはちょっときついかな。
シトラスといっても、「ネオ・フローレセント・シトラス・スティック」は黄色い系果実の果肉のような香りで、少々クセが強い。タバコとの相性を考えると、もっと青いフルーツの果皮を中心にした方が良いと記者は思うのだが。
通常モードでは前半の強めのメンソール感がとてもおいしいが、カプセルを潰した後はアロマが強すぎて厳しかった。
「ネオ・ブリリアント・ベリー・スティック glo hyper 用」
人気のベリーメンソールタイプの、「ネオ・ブリリアント・ベリー・スティック」。箱を開けると芳醇な紫系ベリーの香りがする。ブーストモードで吸ってみると、最初からベリー感のあるメンソール味。地味だけどおいしい。メンソールは辛みのあるペパーミント系だ。
カプセルをつぶすと、強烈すぎるアロマ。芳香剤に近いので、長く吸い続けるのは厳しい。
ただ通常モードでは前半はタバコ感を主役に、メンソールとベリーが脇役のように引き立てる絶妙なバランス感がうまい。カプセルをつぶしても、高級感のあるベリーメンソールでとてもおいしい。おそらくメンソール系は通常モードに合わせて味を調整しているのではないかと思った。
「ネオ・トロピカル・スワール・スティック glo hyper 用」
トロピカル気分のカプセルメンソール「ネオ・トロピカル・スワール・スティック」。箱を開けた段階ではそれほどアロマは強くない。
ブーストモードで吸うと、前半は甘みのあるスペアミント系メンソールで、ほのかに南国果実風味が漂う程度。タバコ葉の苦味もしっかり感じられて、とてもおいしい。
ただしカプセルをつぶすと一気に鼻にまで逆流してくるような芳醇すぎる南国フルーツアロマの嵐となる。クセの少ないトロピカル風味なのだけれど、アロマ感は強く、苦手な人も多いかもしれない。
通常モードで吸うと、穏やかで辛すぎない清涼感がリゾート気分。カプセルをつぶしたあとはこちらの方が断然おいしい。エスニック感の少ない南国フルーティーで、海辺で吸いたくなる味わいだ。
レギュラー系で味わえる最高喫味、「ネオ」の味わいが好きならおすすめ。紙巻きタバコスイッチ組にも、テレワークのながら吸いにも最適!
「グロー・プロ」のブーストモードのガツンぶりが好きな人なら、文句なしにおすすめできる『glo hyper(グロー・ハイパー)』。従来機種用スティックと互換性はないので、タバコ葉を増量した専用スティックを味わえるのは、この機種だけだ。
加熱式タバコの代表「アイコス」の喫味に、周辺加熱式でここまで肉薄しているのは、スティックの工夫もあると思うが、すごいと思う。
「アイコス」との選択に迷うなら、「マールボロ」ブランドに忠誠心があるかということと、喫煙時間の長さがポイント。「アイコス」は6分吸えるが、『glo hyper(グロー・ハイパー)』は通常モードでも喫煙可能時間4分と短い。もともとチェーンスモーク気味の人なら問題はないだろう。
たた喫味の強さでは依然「アイコス」なのだけれど、特有のニオイが気になるという人は、『glo hyper(グロー・ハイパー)』×「ネオ」シリーズがいい。ニオイ自体はあるのだが、気になりにくいのだ。同居人、家族がいる人にとっては、ニオイが抑えられているのはけっこうなメリットだろう。
現在、在宅ワーク(リモートワーク/テレワーク)で苦労している人も多いと思うが、家ならば喫煙しながらの昭和的なワークスタイルも可能なのはうれしいはずだ。わざわざ喫煙所に足を運ぶ必要もない。そしてそんな時に向いているのが加熱式タバコだ。紙巻きタバコの煙はパソコンなどにヤニが入り込み、故障の原因になるが、加熱式タバコなら蒸気でタールも少ないので有利なのだ。
この機会に加熱式タバコにスイッチを考えている人にも、この『glo hyper(グロー・ハイパー)』は甘みが少なくニオイも少なめなので、おすすめである。
入手は全国のタバコ取扱店、コンビニエンスストアなどで可能だ。
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photo by 清水葉子/Official images