【ノンアル】ビールテイスト『キリン グリーンズフリー』はソーバーキュリアス時代の飲み方改革を目指す!
お酒を飲みたくても飲めないドライバーや、休肝日の頼もしい味方といえば、ノンアルコール・ビールテイスト飲料だ。記者もたびたび愛飲してきたが、新たに発売された『キリン グリーンズフリー』は、その市場の中で新たな価値を提案するという。果たしてどういうことなのか、商品内容と実際に飲んでみた感想をお届けしよう!
ビール代替や休肝日だけじゃない、ビールテイスト・アルコールゼロを飲むタイミング
キリン『キリン グリーンズフリー』(350ml缶・実勢価格 税抜137円・2020年4月3日発売※500mlもあり)は、アルコール分が0%のいわゆるノンアルコール・ビールテイスト飲料。昨今はビール類の市場が右肩下りとなっているが、ノンアルコール飲料市場は拡大。これは国内だけではなく先進国を中心とした世界的な潮流となっている。
これまでノンアルを飲むときといえば、ビールなどのお酒を飲みたくても飲めないとき……というのが多かった。休肝日用の健康志向を持ったノンアル飲料も続々登場するなか、『キリン グリーンズフリー』は、代用商品とも健康志向商品とも違う新たな路線を提唱。
消極的な理由ではなく、リフレッシュしたい時に積極的に飲みたくなるような「自然派ビールテイスト炭酸飲料」として登場したのだ。実際、アメリカでは健康のためにあえてお酒を飲まない「ソーバーキュリアス(Sober Curious)」というライフスタイルも流行の兆しを見せており、飲み方改革の波がやってきそうだ。
健康志向の高まりによって、無糖炭酸市場は2009年〜2018年の間に約6倍に成長。さらに無添加ニーズも高まる中で、『キリン グリーンズフリー』も香料と人工甘味料が無添加となっている。それを実現したのは、一般的な製法と異なり、麦やホップを主原料としながら素材そのものの香りを引き出す新製法の賜物だ。
緑を基調として、自然を感じるデザインも相成り、ビール=不健康というようなイメージからも脱却しそうな自然志向の商品となっている。
という点を踏まえつつ、実際にいただいてみることに! 泡立ち具合は完全にビールのようだ。やはり、たっぷりの泡と琥珀色でなければビールテイストは名乗れない。
それでは実際にゴクリといただいてみることに。ホップの味わいを感じることができ、後味には麦の旨味もあった。もちろん、本家ビールほどのコクはないものの、新たな自然派ビールテイスト飲料としてはなかなかの味わいといえる。
夜にビールの代わりに飲むというよりも、ちょっと運動した後や、普段家で飲んでいる炭酸飲料の代わりにいただきたいと思った。そういう点でも、キリン従来のノンアルコール・ビールテイスト飲料である「キリン 零ICHI(ゼロイチ)」と「キリン カラダFREE」との差別化はしっかりできていると実感。
リリー・フランキー、松岡茉優、岡田将生を起用したTVCMもオンエアされており、発表会では家でリラックスしたいときや次の仕事の休憩時間など、積極的に飲みたいシチュエーションを語っていた。
それぞれのリフレッシュしたいタイミングで飲んでさっぱりできる『キリン グリーンズフリー』。全国のスーパー・コンビニなど酒類取扱店で購入可能だ。
この流れが定着していけば、自動販売機でジュースを買うように普段からノンアル飲料を飲む時代が来るかもしれない。そんな時の流れを想像しつつ飲む一杯も美味しそうだ!
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photo by 尹 哲郎/Official images