脱ビール味!? 『サントリーブルー』で挑戦する新ジャンルの可能性を味わった【家飲み/リモ飲み】
サントリービールが新ジャンル市場に投入した新ブランド『サントリーブルー』。ビールらしい味わいを追求していた従来の新ジャンル製品とは異なる、独自のすっきりと爽やかな味わいに仕上げたというから驚きだ。ブランドカラーのクリアブルーにふさわしい爽快感を感じることはできるだろうか。
透明感のある後味。ひんやりとしていて夏場にもぴったり
2003年の酒税法改正をきっかけに登場した新ジャンルはビール、発泡酒に続く新たなアルコール飲料。発売当初こそビールとの違いが受け入れられない風潮はあったが、各企業の努力によってビールのような旨味や味わいを楽しめるようになり、ビール類市場でも人気のカテゴリーとなった。
そんな中、17年目ともなるとユーザーの嗜好が少しずつ変化し、これまでのビールのような味わいだけでなくすっきりとした爽快感のある味を楽しみたいという声も増えている。この声に応えるべく新たに投入されたのがサントリービールの『サントリーブルー』(アルコール分5%・350ml缶/500ml缶・参考価格 税抜約148円/約206円・2020年5月12日発売)である。
「金麦」などの新ジャンルを発売する同社は、2019年に過去最高の販売数量を達成する市場をけん引する1社。しかし、これまではビールのような飲みごたえとコクのある味わいがメインだったため、すっきりとした爽快感が楽しめる新たなブランドとして『サントリーブルー』を発売したというわけだ。
サントリーならではの天然水100%仕込をベースに、フルーティな醸造香が楽しめるエール酵母と、柑橘系のような爽快感が楽しめるカスケードホップを使用。苦味と甘味のバランス、そして香りのある仕上がりになったという。
早速その味わいを確かめるべくグラスに注ぐ。鼻の少し奥の方にまで届くホップの香りが気持ちいい。では、乾杯。
口に含んだ瞬間はビールのようなアタックが来るのだが、スッとした透明感のある味わいとなって喉へと抜けていく。雪山がパッケージにデザインされているのだが、まさに雪を食べているようなそんな印象。
これはおそらく柑橘系の爽快感を表現したカスケードホップのおかげ。スーッとしたひんやりとした後味なので苦みが残らずキレのある味わいとなっている。ビールっぽいようでビールっぽくない、そう表現するのがぴったりな一缶だ。ひんやりとした感覚もあるので唐揚げや天ぷらなど、揚げ物との相性がとても良さそう。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
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photo by 尹 哲郎