【限定】かやくが増えた『ペヤングソースやきそば 具材アップ』で贅沢感は感じられたのかどうか【巣ごもり需要】
関西系のこってり焼きそばに対して、すっきり味の関東系やきそばに分類される「ペヤングソースやきそば」。シンプルながらその味は、関東地方では非常に人気が高い。そんな定番の味を、少しだけ贅沢にアレンジしたのが『ペヤングソースやきそば 具材アップ』である。果たしてどの程度、ゴージャスになったのだろうか。
具材が8gほどアップ、中身にチャーシューを追加して、ニュアンスも変わった!
まるか食品『ペヤングソースやきそば 具材アップ』(128gうち麺90g・希望小売価格 税抜193円・2020年4月13日発売)の内容を確認すると、通常バージョンが120gで麺は同量ということから、8gというかやくの増量になっていることがわかる。
少ない気がするかもしれないが、乾燥かやくで8gはけっこうな量だ。しかもいつものかやくのラインナップはキャベツ、味付け鶏ひき肉、ごま、香辛料、アオサ、紅生姜だが、キャベツ、豚肉、ごま、香辛料、アオサ、紅生姜と、さりげなく肉が鶏から豚チャーシューに変化している。
それがどのように味に影響しているのだろうか。
思い入れがあるひとは少々納得できないかも
湯入れ3分後、しっかりと湯切りをする。ここは味を決める大事なポイントなので、念入りに行いたい。水分が残りすぎるとソースが薄まってしまい、まるか食品が目指している味から遠のいてしまうからだ。
湯入れ前にも多かったが、確かに完成すると、ひときわ肉の散らばりが多い気がする。もともとの「ペヤングソースやきそば」はほぼキャベツという印象だったので、そこが違う。
しっかりソースを絡めて、食べてみる。少しスパイシーに感じる。いつものペヤングの香りなのだが、よくよく味わうとどこか甘みが強くなっているような。新規投入されたチャーシューを食べてみると、その甘辛味付けが影響しているようだ。
全然印象が薄かったけれど、本家の味付け鶏ひき肉はけっこうキャラクターを決める重要な役割を果たしていたのだとわかった。影は薄かったが良い仕事をしてたんだな…。
普通においしいのだけれど、思い入れがある人にとってのペヤングの魔力は、じゃっかん失われている気がする。これならコロナ太り対策として、通常版よりは我慢しやすいとペヤングフリークの記者は感じた。
結局のところ、他のカップ麺類と同様に、変わり味もいいが、改めて本家を味わいたくなるという結果だった。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。
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photo by 尹 哲郎