【新発売】グリコの定番アイスが宇治抹茶老舗「森半」とコラボした『パピコ/ジャイアントコーン/アイスの実 <大人の和ごころ 濃い抹茶>』【抹茶アイス】

ただいま和風アイスブームです!

 

江崎グリコのアイスの定番「パピコ」、「ジャイアントコーン」、「アイスの実」が京都宇治の老舗製茶ブランド森半とコラボ! 日本屈指の茶師が配合した濃厚な抹茶の味わいを堪能できる『<大人の和ごころ 濃い抹茶>シリーズ』が発売となった。そのこだわりの味わいを抹茶好き記者が徹底調査する。

 

近年人気の和風アイス。日本屈指の茶師がコラボのためにオリジナルブレンドを作り上げた!

5~6月は新茶の季節。春に咲いたばかりの茶葉を使ったお茶が出回り始める旬の時期だ。そして、新商品に抹茶味がたくさん登場する季節でもある。ポッキーやビスコなどで有名な江崎グリコから新登場した<大人の和ごころ 濃い抹茶>シリーズは、京都宇治抹茶を使用したアイスクリーム商品だ。

発売されるのは同社の定番にして人気ブランドの「パピコ」、「ジャイアントコーン」、「アイスの実」の3商品。それぞれ過去に抹茶味を発売したことはあるが、同時期に発売されるのは非常に珍しい。だが、最も注目すべきポイントは使用されている抹茶にある。

日本屈指の茶師・菊岡勝氏

使用したのは今年で創業184年を迎えた京都宇治の老舗製茶ブランド「森半」の抹茶。だがそれだけではない。今回の<大人の和ごころ 濃い抹茶>シリーズは、全国茶審査技術競技大会で2度の優勝を果たした日本屈指の茶師・菊岡勝氏が監修をしているのだ。ただの抹茶味ではない、抹茶本来の濃厚な旨味を味わえる商品へと昇華されているのである。

 

Q. あなたが、最近1年間に食べたことのある「和」のフレーバー(味)や具材を使ったアイスクリームを、すべて教えてください。(複数回答)

アイスクリーム白書 2019 一般社団法人 日本 アイスクリーム協会調べ

 

ちなみに、なぜこれほどまでに江崎グリコが力を入れているのかというと、近年和風アイスが人気を高めているから。日本アイスクリーム協会が2019年10月に行った調査によると、半数近くの人が和風アイスを食べる機会が増えたと回答。中でも抹茶味は直近1年で食べた和風アイスの中で60%を占め、一番人気となっている。同社に限らず、抹茶商品が勢いを増しているのは必然の結果というわけだ。

 

今回は新発売となる3ブランドのアイスを実食して、日本屈指の茶師のお手並みを拝見しようと思う。

 

『パピコ< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』

初めに食べるのは1974年に登場以来、半世紀近く続いているロングセラー商品「パピコ」とコラボした『パピコ< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』(80ml×2・希望小売価格 税抜180円・2020年6月1日発売)。1袋に2本入ったちょっぴりお得な感じがするジェラートタイプのアイスだ。

パッケージは金色をベースとした和風なデザイン

抹茶味を開発するにあたり、パピコの「素材の濃い味わいが楽しめる」ことを生かすために香料・着色料は一切使用せずに作られている。つまり、抹茶本来の香りや色合い、風味を感じられるというわけだ。

昔はふたの部分に丸い穴が付いてなくて切り取りにくかったなぁ、と思い出しながらカット。もちろん蓋の方に入っているアイスもしっかりと食べる。それではいただきます。

1本あたりのエネルギーは94kcal、糖質は約16.9g

冷凍庫から出したばかりだと少し硬めだが、噛んだり絞り出したりして食べるのもパピコの魅力。肝心の味はというと、抹茶そのものと表現するほかないパーフェクトな味に仕上がっている。

口の中で溶けると同時に、風味、渋み、苦味が感じられる味わい。ほどよく甘さを感じるものの、抹茶の良さを邪魔しないバランス感。それでいてアイスとしての美味しさも感じられるギリギリを攻めている印象だ。これは見事の一言。

抹茶を飲んだ人なら分かると思うが、ほんの少しの粉っぽさを感じられるのも抹茶の良さ。それがアイスでも感じられるのだ。パピコこだわりの滑らかな食感との相性も良く、まさに抹茶をそのままアイスにしたような出来である。

 

『ジャイアントコーン< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』

続いては、アイスやチョコ、コーンなどたくさんの素材が組み合わさった『ジャイアントコーン< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』(130ml・希望小売価格 税抜180円・2020年6月1日発売)。まるでパフェのような贅沢な完成度は他ではなかなかお目にかかれない一品である。

この特徴を生かすために、ベースの構成はそのままにトッピングチョコ、クランチ、アイス、ソースのすべてに抹茶を使用しており、本企画のためだけにオリジナルで配合されているのだ。つまりこれは、森半監修の抹茶パフェといっても過言ではない一品である。

パッケージは先ほどと同じ金色ベースの和風デザイン。ぱっと見だと緑色が少なめなので見逃さないように気を付けたい。これはジャイアントコーンあるあるだが、開ける時にコーンより上のアイスが取れてしまうことがある。焦らず紙を全部切り取ってから開けることを心がけよう。

1個あたりのエネルギーは279kcal、糖質は約38.2g

開けた瞬間から広がる抹茶の香り。そしてがぶりとひと口。アイス自体は比較的あっさりとした味わいで濃い抹茶味ではないのだが、これを中心とした構成が素晴らしい。表面にまぶされたクランチは抹茶の風味とクッキーの食感をプラスして、初手から口いっぱいに味わいを広げてくれる。

抹茶をブレンドしたチョコは甘めに仕上げられているから、あっさり味のアイスとのバランスが抜群だ。さらに食べ進めると、表面の抹茶チョコが無くなるころに、濃厚な抹茶ソースが出現。甘くそれでいて少しだけ苦みも見える味わいが、先ほどとは違う美味しさを提供してくれる。

コーンの内側にはお馴染みのチョコがコーティングされているので、濃厚な抹茶ソースが無くなっても美味しく最後まで食べられるから安心してほしい。パリッサクッとしたコーンの食感とアイスの冷たさが見事にマッチした一品だ。

上から下まで全部抹茶! うっすらと見える黒い影が抹茶ソース

総評すると、チョコをたっぷり使っているので抹茶のお菓子としてはかなり甘め。次々と変わる食感が、最後まで飽きずに食べさせてくれた。抹茶は好きだけど苦いのは苦手な人におすすめのアイスだ。

個人的にはもっと抹茶を前面に出しても良いくらい

 

『アイスの実< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』

最後は一口サイズの濃厚ジェラートアイス『アイスの実< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』(7ml×12個・希望小売価格 税抜180円・2020年6月22日発売)を食べてみよう。アイスの実は濃厚な果汁を楽しめるのが特徴の氷菓子だが、今回は濃い抹茶味。1個にどれだけ濃い味わいを閉じ込めているのかが見どころだ。

『パピコ< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』と同じくジェラートタイプのアイスで、香料、着色料は不使用。抹茶の本来の味わいを楽しめるように工夫がされている。

パッケージは同じく金色ベースの和風デザイン。さわらずに食べられるプチOPEN(右側)とお皿などに出して食べられるワイドOPEN(左側)の2つの口が用意されているので、シーンによって使い分けられるのも特徴だ。

1袋あたりのエネルギーは129kcal、糖質は約23.4g

口にヒョイと入れたら、初めはあえて噛まずに舐めるように溶けていく味わいを楽しむ。少しずつ口の中に抹茶の旨味が広がっていくのを感じられるのはアイスの実ならではの食べ方。果実系のアイスの実と比べると甘さはかなり控えめで抹茶の味が感じやすいように工夫されている。

実はアイスの実はグレーズと呼ばれる形を成型するための外側の層と具やクリームなどと呼ばれる内側の層に分かれている。どちらにも抹茶は入っているが、より味を感じるのは内側の層。ここを舌の上で溶かせば、冷たい抹茶を飲んでいるように味わえるからおすすめだ。

12個入り

アイスの実は冷凍庫から出して7分後に食べる黄金タイムというものがある。よりジューシーな味を楽しめるのだが、抹茶の場合は風味が増してより抹茶らしくなったように感じられる。冷たさが和らいだおかげで渋みなどもしっかりと感じられるようになったのだろう。ただし、あまり放置するとあっという間に溶けてしまうので十分に注意してほしい。

2層の食感が楽しめるアイスの実。黄金タイムも試してみて

 

抹茶好きにおすすめできる確かなコラボ商品。絶対に見逃すな!

いずれも濃厚な抹茶の味を生かした1品に仕上がっており、抹茶好き記者も満足の一言。シンプルに抹茶らしさを味わいたいなら『パピコ< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』、甘い味わいと色んな素材とのコラボを楽しみたいなら『ジャイアントコーン< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』、とろける舌触りと風味を楽しみたいなら『アイスの実< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』がおすすめだ。

 

なお、『パピコ< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』『ジャイアントコーン< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』は6月1日発売、『アイスの実< 大人の和ごころ 濃い抹茶>』のみ6月22日発売となっている。猛暑が続くと予想される今年の夏、おうちで涼しく抹茶アイスを嗜んでみてはいかが?

 

全国のスーパー、コンビニで発売中。

 

あわせて読みたい:【春は抹茶】『抹茶スナック菓子特集』抹茶好き記者が気になった5商品はこれだ!

あわせて読みたい:【比較】常温でもおいしいペットボトル緑茶大集合【カラダにやさしい】

あわせて読みたい:【エキナカ】JR構内で買える人気の『贅沢バニラミルク』に抹茶味登場で、全甘党が歓喜か!

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック